いろんな心の病の方は増えていて、
結構、これまでも見てきました。
仕事が原因でそうなったわけではなく、
試験で合格したから採用になって、
いざ、仕事をさせてみると、できない。
好きな事はできるけど、自分のできる範囲のことしかしない。
できないのは能力がないからではなくて、病気だから仕方がない。
病気だから仕事できませんといって、周囲に迷惑をかける。
それも、嫌われないように、変な人に見られないよう
こっそりとピンポイントで都合の良い人だけに打ち明ける。
過大な負担がその人にかかって、過労状態なのに、
適当な頃会いに自分は帰宅し、迷惑をかけているとも思っていない。
迷惑かけてるんだよと言われると休む。
周りの人が何だかおかしいと気付き始めると休む。
上司には自分のかわいそうな身の上を話し、
頃会いを見て、診断書を持って現れる。
出勤時間ギリギリに来て、タイムカードを押すと、
病気の薬を飲むためにと、席をはずす。
退勤前に薬を飲んでからタイムカードを押す。
雑用はオーバーワークだからごめんなさい、といって、
研修に自ら手をあげて何日も不在にする。
担当者でもないのに、定員の限られた実務担当者説明会について行きたがる。
でも、仕事は病気でオーバーワークになるからしないという。
仕事はしないけど、将来困らないようにちゃんと責任持って仕事を教えてくださいという。
その人の煽りをくらって交換異動になった人は、
全くの晴天の霹靂でヤケになった時期もありましたが、
今は遠隔地でのびのび仕事しています。
あなたは周りに迷惑をかけているんだよ、と注意した人は
煽りをくらって異動が早くなりました。
周囲の言葉を責任を持って伝えたその人は
とても人望があった人なのだそうです。
煽りをくらって不幸になる人はこれからも生まれるでしょう。
そして、これまでのように、あちこちから追い出され押し付けられるでしょう。
見ていると、怒るとかじゃなく、
すごく疲れると言うか、かがっかりさせられます。
そういう人が身近にいることに、哀し~くなります。
いつまで続けるつもりでしょう。
ずっとそれで行けるつもりなのでしょう。
だって、病気だから仕方ないのですから。
職場はリハビリステーションでも、周りの職員はボランティアでもありません。
とはいえ、採用してしまったのだから
余力がある企業であるのなら、産業医やカウンセリング制度を整備して、
現代型うつ病の方が少しでも自覚を持てるよう、
少しでも周りの負担を軽くできるよう、
バックアップできる体制を整えてほしいです。