色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<09 Sep 2015 Wed>思いやりのもてる社会

2015-09-09 | 日々徒然なるままに


「全部ひとりでできて当たり前というのは、専業主婦に支えられた男性職員が大半だった時代にできた、根強い職場意識」だという。
その通りだと思う。
「能力と気力がないわけではない、職場に残れないその時間に、誰かが変わりに仕事を進めてくれれば
その続きからまた良い仕事だえきる自身はある。しかしそれは甘えといわれ、評価が下がることだった。」
と書かれている。

「仕事はチームでするのだから、全部をカンペキにひとりでやりきらなくてもよいと発送を転換すべきなのではないか。
全体として期待した成果が出ればよいのだ。」と。

そのとおりだと思う。
でも、それが公平といえるかどうかわからない。

全員の意識の持ち方で、千差万別の考えがある以上、
職場を離れることが事情や頻度によっては「甘え」と捕らえる人がいてもおかしくない。

また、誰かがやらなかった仕事を一方的に引き受けている人がいて、
その人の評価が上がるのは当然だと思う。



人は同時にひとつのことしかできない。
何かを優先して何かを犠牲にしている。
何かを選んで何かを捨てている
全てを望むことはあることだけど、
都合の良いことばかりを自分本位な気持ちで望んで、
得られた周りの評価が望んでいたものと違ったとしても、
その責任は、社会や環境や誰かのせいにするだけでなく、
その選択をした自分自身で取る必要がある。

そもそも能力と気力のある人なら、評価が下がることなく、
チームワークでカバーし合える状況も整いやすいと思われる。
もちろん、そうでない職場もあるだろう。

弱者に優しい成熟した社会が世界にどれほどあるだろう
目指すべきであって、残念ながらまだまだ遠い



誰もがお互い様と思える社会、
男の尊厳だとか、肌の色の違いだとか、
意味不明なエリート意識や差別意識のない社会が願いではあるけれど。

では、その願いを叶えるにはどうすればいいか



自分が強くなって弱者をかばえばいい
助ければいい
手を差し伸べればいい
守ればいい

望む世界はすぐにそこに実現する。


コメント
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