キハダ(黄檗、黄膚、黄柏) Phellodendron amurense ミカン科キハダ属
丸太の上に乗っている木の皮は、キハダのものです。
樹皮はコルク質でボコボコとしていますが、
見ての通り、名前の通り、木の中はまっ黄色です。
漢方薬の材料として知られ、強い抗菌作用を持つといわれています。
和歌山の泥川温泉あたりでもよく売られていましたが、
主に健胃整腸剤として用いられ、陀羅尼助(ダラニスケ)、百草などの薬に配合されています。
噛むととても苦みを感じます。
山の中で、お腹を壊して、薬もない時は、この黄色い幹を削り取ってしがみます。
たくさんの薬草の効能は世界中に知られ、知識も伝えられていますが
自然の効能を知り尽くした(?)人の知恵というものは、素晴らしいです。