色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

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<05 Aug 2019 Mon>小川キャンパルVigas or スノーピークヴォールト or ・・・

2019-08-05 | ステーショナリー*道具,ギア

小川キャンパルジャパン Vigas

昨年は実物を見れなかったことから購入を見合わせましたが,
気になって仕方がなかった小川のヴィガス。
アルバーゴ23のリメイク版ですが,
今年は展示された実物を見て,これなら使えると思って
買ってしまいました。
というか,どうせ買うなら,去年,ヴォールトを買わないで
やっぱり最初からこっちを買えば良かったかもです。


しばらく使う機会がなく、遅くなりましたが,新幕設営
いつもは複数名でBBQすることが多いので,広い2ルームテントを使っていることから,
ヴィガスは2ニャンズと使う寝室の狭さが気になっていましたが,
1人だと思っていたほど狭くは感じませんでした。
2人だとマットを敷いたらカツカツで小物ぐらいしか置けません。

インナーマットは純正品ではなく,人気の鹿番長
グランドシートも山岳テント用のものを代用して使っています。


前室にコットを置けますのでここで1名寝れます。
屋外でそのまま寝るより猫ごちは良いでしょう。


リビングには3面に網戸もしっかりついていてオープンにすると風が通ります。
スカートが付いていてしっかりとした生地なので,冬キャンもOKそうです。

山岳テント&タープの王道もかっこよいですが,
雨の日や荷物を置いて出かける事を考えると,
前室の広いリビングスペースがあるのはとても助かります。


惜しむらくは,シェルター使用も考えて,やはり後ろにもメッシュが欲しかった。
価格を抑えるためらしいですが,どうせ高いのだから何とかならなかったのでしょうか。
開けっぱだと虫が入るし,閉めると風が抜けません。。

設営には,寝室側から立ち上げた方がやりやすいなど,多少コツがあるようです。
ポールの差込は噂通り固めで,設営時に風が強いと立上げがちょっと大変そうです。
1人で設営して,立ち上げられなかったらシャレになりませんね。
固いしポールが滑るので私は滑り止めが付いたグローブを使うようにしています。
ポールをカットして使っている人もいるようですが,そのままで大丈夫そうです。
立ててしまえば風にも強いそうです。
ただし、ポールが曲がりやすいのは噂どおりで、ちょっとした移動で持ち上げたり
普通に使っているだけでも自然と曲がってしまうので
構造的な欠陥だと思います。

さらに、形状的に天井の中央が低くなっているので雨には滅法弱いです
これまで色んなテントをつかってきましたが、ヴィガスが最も酷いです。
白い部分とこげ茶の部分で品質に差があるようで、
白い部分は撥水性が低く、晴れた日の結露もあるのですが
雨の日の雨漏りも相当酷いです。
スノーピークではあり得ない品質で、この辺りも小川がダメな理由のように思えます。
コアなファンもいますが、結局、キチンとしたモノづくりが出来ていない
使用者を無視したモノづくりが商品に現れてしまっています。
お値段が安ければ許せますが、
コンセプトはともかく出来上がった品質は
スノーピークよりコールマンより悪いです。
それでも小川ブランドが好きな人にオススメです。

ペグが打てない,打ちにくい場所での設営もあるので,
自立するのはとてもありがたいです。
また、設営、撤収が凄く短時間で行えるのもポイント高いです。

この日は,今まで1度も見たことなかったのに,
他にもVigasを張っている人がいて驚きました。

ヴィガスは値段も1~2人用にしてはすごく高いし,
用途も割と限られるので,キャンプ人口が多いとはいえ,
購入層は限られそうです。
この幕に1番向いているのは,整備されたキャンプ場へ,晴れた日にキャンプ目的で車で行く
使用人数が1人~2人までのミニマムキャンパーでしょう。
+ペットはリビングに置かないとキツイです。

今日も良い天気とあって,前室で過ごすことはほぼありませんでしたが,
天井も高く,1~2人用にしては広いので過ごし心地は良さそうです。



値段がだいぶ違いますが,スノーピークのヴォールトと比較すると,
実際に使ってからも,どっちもそれぞれ良いテントだなあと思いますので,
選ぶのなら使用人数によると思います。
まあヴォールトを検討する人は,まずアメドと比較すると思いますが。

ヴォールトは自立しない,ペグ打ちが多くて面倒,
天井が低いので腰をかがめての作業が大変,など,ややストレスを感じます。

ヴィガスは前室にコットを置くことで1人分の寝室スペースを取れるとはいえ,
寝室に3人寝るのは無理なので,
3人以上のファミリーキャンプをたくさんするのなら
ヴォールト&タープの方が良いと思います。
2人まで,もしくは3人で使用する機会があまりないのなら,
タープ要らずのコンパクトなヴィガスがお勧めです。


ヴォールトはトンネルテントなので設営が初心者でも簡単だし,
意外と前室も広く,寝室はとても広く,4人家族でも眠れます。



天井が低い分,風にも強い形状ですが,自立しないのでペグ打ちが多く,
意外と設営に時間がかかります。
2つのテントを実際に使ってみて,やっぱ設営・撤収時間が圧倒的に短く楽なのはヴィガスで,
移動型キャンプ旅行だと,その点のポイントが高いです。

ヴィガスで,網戸にして換気しながら寝たのですが,
朝に,天井から水滴がジャバジャバ落ちてくるくらい,
前室の結露が凄くてびっくりしました。
生地がしっかりしてる分,気密性が高いということでしょうか。
冬は天井が高い分寒そうですが,この気密性は助かりそうです。

来週の移動型キャンプの幕は,山岳用+タープと迷いましたが,
ヴィガスに決定です。

で、1~2人用で,テントを新しく買うのなら、
定番のアメニティドームMをオススメします。
SPは拡張もできますしね。

3人以上ならコールマンのタフワイドドームも候補に挙がってきます。
居住性だけなら断然タフワイドドームです。
家族なら,設営・撤収に若干時間がかかりますが,
タープいらずで,コスパも良いということで
やはり一番のお勧めはコールマンの2ルームテントです。


***
出勤時23度
涼しく感じます。
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