この間、石川県の山中温泉に行ってきました。残念ながら数日の差で桜がまだ開花前でした・・・。残念(≧◇≦) でも、見どころいっぱいの温泉郷をたっぷり満喫できました。
山中温泉郷の総湯 菊の湯(おとこ湯)
横から見た所
山中座 菊の湯(おんな湯)
この山中温泉郷は、1300年前、奈良時代の高僧・行基が見つけたのがきっかけで、その総湯の場所は、今でも変わっていません。そして昭和の初め頃まで旅館に内湯が無く浴客はみんな「湯座屋」と呼ばれたこの総湯に入っていました。
のれんをくぐり中に入ると、昔懐かしい脱衣場があります。
脱衣場の扉をよく見ると綺麗な蒔絵が描いています。
地元の小学生が書いた絵がデザインになっていました。
小学生らしく可愛い絵ですね。
ご当地でのここの温泉番付は横綱でした。城崎温泉では城崎が横綱ですね(笑)
この菊の湯(おとこ湯)前には、温泉が湧いていて、温泉を飲んだりすることが出来ます。他の方が左側の温泉穴に卵を入れて温泉卵を作っていたので、番台でと頼むことが出来ると思います。
ここを知らず温泉卵を食べたかったので、菊の湯(おんな湯)の隣の山中座で、温泉卵を頂きました。
菊の湯卵です。
一個から箱入りまでありました。
1個の値段は70円です。
ここを後にして温泉街をブラブラしていると、あの片岡鶴太郎の店がありました。
ヨガ教室かな?
片岡鶴太郎の工藝館+コーヒーと書いています。
山中温泉街につるちゃんのお店があるとは思いませんでした。中にも入りましたが鶴太郎のギャラリーと喫茶店がありました。
九官鳥はいませんでした。・・・・・・((キューちゃん!(笑)鶴太郎のギャグ)
関西では珍しいおでんの自販機がありました。
おでん 350円なんですね。
温泉街MAP
さらに歩いてあやとり橋へ行くことにしました。
これと言って特別なものではないのですが、清流の上にかかっている鉄製の橋なんですが、骨組みがあやとりのブリッジみたいな構造になっている綺麗な赤色の橋です。
カーブの辺がいい感じですね。
ちらほら咲きの桜とあやとり橋
桜はほとんど蕾でした。
次に訪れたのは、こうろぎ橋です。
夏目漱石などの歌人がよく訪れた所です。
旧加賀藩家老武家書院「無限庵」 に入ることにしました。
鋳物の大きな門扉が入口にあります。
その奥では狛犬がお出迎えです。
中に入ると、さすが本武家屋敷ですね。造りがすごい。青い壁の廊下です。
こちらの群青色の壁は、当時でも珍しく家老以上の身分で無いと使えなかったそうです。この群青色の素材は、パワーストーンのラピスラズリが使われています。高価な素材が使わてれいるので上の階級の人限定なのですね。
御殿の琵琶床の羽目板には、優美な蒔絵が施されています。流水にカワセミをあちらったデザインの蒔絵で、大垣昌訓(1865~1941)の作です。加賀蒔絵の手法を保持した最後の名工です。
シャンデリアもとてもレトロ。高級感が漂います。
1枚板から作った欄間
釘を一切使わない工法でつくられているのですが、要所々には、オナガ鳥の飾りがありました。
壁には加賀百万石らしい金箔の壁が貼られています。
縁側の床には、当時では珍しいひし形調の床板が貼られ、縁側の高爛には、10年間ほど土に埋めていた黒柿の木が使われています。木目が美しです。
御殿の間には、期間限定で奈良時代の木彫り管弦人形と昭和初めの雛人形が展示してありました。普段は、中に収納されており、見ることはできません。そもそも通常ここは、撮影禁止なのですが、今回特別に許可をもらい撮影させて頂きました。…ありがとうございます。
日本で初めての、自転車の木製リムを造った、新家工業株式会社のリムが展示されています。
当時、自転車部品はすべて輸入に頼っていた頃、ひょっとして自分で作れるのではないかと研究し、1903年(明治36年)に初代「新家熊吉」は石川県山中町においてわが国初の自転車用木製リムの製造を開始し、続いて1915年(大正4年)には金属製リムの製造に成功、現在の「アラヤリム」の基礎を築いた。自転車のブランドとしては、「ツバメ自転車」がそれにあたります。
お茶室もありました。
変わった模様の窓も目を引きます。
外から見た所
上の土壁のキズみたいなのは、英語のサインのようにも見えます。
元浴室の天井は、ドーム型に・・・・。
外に出てみると裏庭は、川が流れていて木々が生え、自然を生かした庭というか心落ち着く場所です。
無限庵を出て、川沿いの道をホテルの方へ向かいます。
岩肌の斜面にスミレの花かな?
滝にも遭遇出来ました。
自然いっぱいな場所で、マイナスイオンをいっぱい吸い込んでホテルに帰ることにしました。
おなかも「goo-」 かなり歩いたのでホテルに戻って夕食が楽しみです。(笑)