今回は、前回からの続きです。 9月の末ごろに奈良県南部の鶴姫公園に秋の星空を撮りに行きました。前回(其の1)をご覧になっていない方は、其の1もご覧になって頂くとわかりやすいと思います。
季節も9月末ごろになると、日暮れ直後の宵の空は、主役を務めていた夏の星座は西の方へかたむきはじめ、南の空では秋の星座が主役になって輝きはじめています。夏を代表する夏の大三角形は、まだ残っていますが、さそり座はかなり低い位置にあります。日本では白鳥座あたりまでが明るい天の川がある場所で、そこから先にもずーと天の川は伸びているのですが、だんだん淡い光になっていきます。上を見上げると、雲の様に夜空を横たわる天の川が見れるのも鶴姫公園のいい所です。
鶴姫公園(奈良県南部)
夕暮れからの景色
*Canon EOS 6D ISO/100 1/50 秒。 f/4 22 mm (SIGMA17-35F2.8)
日が沈んでいき空の明るさが無くなっていくと徐々に星が見えてきます。
* Canon EOS 6D ISO/1600 10 秒。 f/2.8 17 mm (SIGMA17-35F2.8)
さらに日が傾いて茜色の空が地平線に薄っすらと残る頃になると、天の川も濃く見えてきます。
場所を変えて「天空の鐘」の所に移動しました。
季節を感じますね。7月頃には、この天の川は天空の鐘の正面あたりで見られたのに今は右側の南西側にあります。季節の移り変わりを実感できます!
偶然に流れ星も写っていました。(2枚目です)
この日はなぜか流れ星がいっぱい写り込んでいました。
次回、其の3ではもう少し上のわし座あたりの部分を紹介します。