ラピュタを彷彿させる所があるという、噂の和歌山県の友ヶ島に行ってきました☆彡
今にもロボット兵が出てきそうです
2~300年の間、誰にも使われなかった都市みたいです。
ラピュタ以外にも、千と千尋の神隠しの中の、トンネルをくぐる場所みたいなところも・・・!向こう側には何があるのか?
トンネルの中は、真っ暗なので懐中電灯かスマホライトが無いと、怖くて進めません。
ところで友ヶ島とはどんなところでしょうか?
和歌山県に位置する友ヶ島は、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称名です。
沖ノ島には、要塞時代を偲ばせる砲台跡が点在。
それらをめぐるハイキングコースも開かれています。
純白の姿がコバルトブルーの海に見事に映える洋式灯台、第2砲台跡をはじめ、展望台、第3砲台跡、桟橋をめぐって約1時間30分の道のり。
風光明媚な散策コースとしても人気があります。
島内中央部の深蛇地では、湿地帯植物が群生しており、約400種もの植物を見ることができます。植物に興味のある方は是非いちど、足を運んでみてください。
また、古い歴史をもつこの島は、役の行者に始まる修験道にまつわる史跡や行場も現存します。夏場は家族連れでの磯遊びなどに最適の島です。(かなり昔に海水浴に来たことが有りますが岩場が多いです。)
ここの要塞跡がある理由は、江戸時代までさかのぼります。幕府の紀州藩は幕末から、紀淡海峡を北上して大阪湾に進入する外国船を監視する目的で、友ヶ島に友ヶ島奉行を設置していました。明治になって防衛の重要性は増し、淡路島の由良から友ヶ島を経て、加太に至る地域に本格的な「由良要塞」が設けられました。
友ヶ島には5つの砲台が設置され、第3・4砲台は360゜の視界を持つ山頂付近にあり、長時間の砲撃が可能になっていました。第1・2・5砲台は島の西端に設けられ、海峡にさしかかった船舶を待ち伏せ・真横から砲撃することが目的でした。
平成14年(2002年)になって、友ヶ島にも聴音所があることが確認されました。海峡を通る潜水艦のスクリュー音を監視する施設です。終戦後、大砲や砲台は撤去・破壊されたものの、大きな破壊は免れたために、レンガ造りの弾薬庫跡や砲台跡が良く保存されています。戦争の遺構としては大変貴重なものです。
友ヶ島の場所・行き方
友ヶ島へは、海に浮かぶ島なのでフェリーで行くしか方法がありません。和歌山の加太港から友ヶ島汽船(株)のフェリーで行くことができます。
フェリー代は、加太港から友ヶ島まで、大人 往復2000円(片道1000円)、小人 往復1000円(片道500円)で行けます。お車でお越しの場合、駐車料金が1日700円かかります。
運行時間は、下記のとおりです。
(平常時刻表:3月1日~11月30日までの間)
*臨時便については、(GW・夏期4月28日~5月6日 7月20日~8月20日)です。これら以外にも、その他の連休日など混雑が予想される日には、臨時便がある場合があるので、行く前に直接運航会社に聞いた方が、いいと思います。
友ヶ島汽船(株)→http://tomogashimakisen.com/jikoku.html
*12月1日~2月末の冬季期間は、上記時刻表の臨1と臨2のみになります。それと船舶ということがあって悪天候の場合、運休する場合があるので、事前に調べておいた方がいいです。(私もこの間、台風がまだ九州の辺で、波もそんなに荒くなさそうなので行ってみたら、 欠航と言われて愕然としたことが有りました
友ヶ島全体図
*友ヶ島の略図です。
友ヶ島行フェリー乗り場です。
今回は、気持ちがいい青空に恵まれました。曇りの時も、臨場感があってgoodと言う人もいます。
フェリーの定員はおよそ100名です。定員を上回ると次の便にまわせれますので、混雑しそうなGWや連休中は、早めに行くことをお勧めします。
それでは、友ヶ島に向けて出港です。
湾内は、ゆっくりめに航行していきます。
遠ざかる本土と島々を見ながら、友ヶ島に向かいます。
湾外に出ると結構快適なスピードで航行し、心地よい風を受けながら見る景色は最高でした。
この日は、連休だったので釣り船がたくさんいました。
この辺だけ潮と潮がぶつかているのか、海面が波打って、ざわついているように見えました。釣り船もこの辺にたくさん集まっていました。地ノ島と虎島の間です。
20分ほど行くと友ヶ島の、桟橋の野奈蒲桟橋に到着します。
桟橋を降りてすぐに、砲弾と石柱がありました。
それでは友ヶ島の散策に行きましょう。
歩き出してすぐに野リスが出迎えてくれました(#^.^#)
左側に神社があったので、とりあえずいい写真が取れるようにお参りに!
けっこう急な石積み階段で、運動不足が身に沁みます。お賽銭にお金を入れ、とりあえずお願いを!「いいロケーションの発見といい写真を撮れますように」とお願いしました。
第2砲台に到着です。
桟橋から右側に歩いて、海沿いに行くと第2砲台にたどり着きます。桟橋から約900mぐらいです。
第2砲台は、崩落がひどいので、中は立ち入り禁止になっています。
終戦時に、アメリカ軍によって爆破され使えなくされたそうです。
赤レンガにシダに覆われた所が遺跡っぽい、いい雰囲気を出しています。
結構崩落が進んで、ひび割れがあちらこちらに見受けられます。
中に入って、もし崩落があったら危ないので立ち入らない方がいいみたいです!
天井にもひび割れがあります。
ぐるーと裏側に回ったところです。
アメリカ軍の破壊によって、砲台から転げ落ちた台座が、海に転がり落ちていました。
第1砲台へ
第1砲台の入口が見えてきました。
残念ながら、第1砲台も立ち入り禁止で、中には入れません。鉄の門扉のすき間からカメラを差し入れて撮影しました。赤レンガと苔の生えた感じがとてもいいです。横からロボット兵が出てきてもおかしくないようです。
第1砲台の裏側です。
少し露出オーバー気味です。本当はもう少し赤みを帯びた感じかな・・・?
中は、弾薬庫だったんでしょうか。
友ヶ島灯台
日本で、8番目に竣工された灯台らしいです。
白色の灯台が青空に映えます。
台風の時の実況中継で有名な潮岬灯台と同じ設計者で、英のリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計しました。
灯台を通り過ぎて奥の細い道を入っていくと、変わった形の建造物がありました。
階段を上がると、、八角形の屋根をしたトーチカみたいなものが現れました。
これは装甲掩蓋と呼ばれる観測所跡。ここ友ヶ島の他には佐世保の要塞跡にしかない貴重な遺構です。
鉄製の装甲掩蓋です。錆びてはいますが、原型がしっかりとした形で残っているとは驚きです。当時は屋根の表面にモルタルが塗られていました。モルタルの破片がそばに落ちています。
中に入ってみます。
入口には、鉄の分厚い扉がついています。さび付いていて、動きそうではありません。
外を見渡せる小窓があり、壁のボルトナットの風合いがとてもレトロチックで、マニアにはたまらないでしょうね(*^^*)
天井部は、円形で洋風を感じさせる作りです。
これを、70年以上も前に造ったとは、日本はさすがです!(^^)v
次は第5砲台へと行きます。
中から見た所です。
友ヶ島の中で一番小さな規模の史跡で、予備の倉庫として使われていたらしいです。
第5砲台は規模も小さく、掩蔽部が残っているだけなので時間がない時は、他を先に回って時間があれば、見に行くのもいいかもしれません。野奈浦桟橋から一番近くにあります。
(其の一):加太フェリー乗り場→野奈浦桟橋→野リスの出迎え→神社→第2砲台→第1砲台→友ヶ島灯台→観測所跡→第5砲台まで
(其の2):旧海軍調音所跡→小展望台→第3砲台→探照灯跡(準備ができるまでお待ちください)
いよいよ第2部で、友ヶ島の中で一番有名な、第3砲台跡を掲載します。
ここまでご覧になられて有難うございました。それではこの辺で失礼します。
Have a nice time!