気の向くままに

終着はいつ、どこでもいい 気の向くままに書き記す

日本版GPS衛星が描く地図の未来は

2017-06-11 22:05:02 | 日記

 水上勉の『飢餓海峡』は推理小説だが、風景描写にも筆致の妙味がある。「ヒバ、杉、黒松などのいり混じった林は、上の方へゆくほどに黒々と…」「樹肌にからみついた蔦(つた)や藤の葉だけが、茶褐色に色づきはじめていた」と筆が行き届いている。

 ▼青森・下北半島の点描である。丹念な現地踏査の産物とばかり思っていた。違うらしい。「五万分の一の地図で書きました」と、ある対談で種を明かしていた。下北には行ったが、山奥までは行っていない。杉や松などの立ち木は、みんな地図に書かれている-と。

 ▼等高線を見るだけで、山の形状や眺望が目に浮かぶ。そんな地図読みの手だれも多いと聞く。文才も豊かな水上は、右脳と左脳を存分に使いこなしたに違いない。等高線を習った子供時分、地図とわが指を見比べた記憶しかない小欄には、ピンと来ない能力である。

 ▼地図の未来はどうなるだろう。日本版GPS(衛星利用測位システム)の本格運用が近い。先日は、測位用衛星の2号機が打ち上げられた。6年後には7基体制となり、位置情報の誤差はわずか6センチになるという。車の自動運転など暮らしやすさにつながればいい。

 ▼いまや電脳空間で地図を開けば、その土地の道も建物も写真で見られる時代になった。「知らない町」へのあこがれに胸を躍らせることも少ない昨今だが、〈新しき地圖(ちず)ひろげ讀(よ)むたかぶれるこころ少くなりたる日々に〉(扇畑利枝)の感覚はやはり忘れたくない。

 ▼万緑の季節である。分厚い時刻表や使い古した地図を抱えて、夢想の旅に出かけるアナログ世代も多いことだろう。図面に引かれた等高線に、鳥のさえずりや小川のせせらぎを聞くことのなかった小欄も、ここは「紙の地図」に一票を投じておく。

2017.6.11 【産経抄】

 

<👀も> 日本版GPS(衛星利用測位システム)は6年後には7機体制となり位置情報の誤差は6センチになる、とのこと。

 

 ・昨日は人との出会いが実に多い日であった。10時に就寝して12時に目覚めて今の時刻に至る。半年ぶりである。焼酎飲んで肉を食っておなかを満たす・・・二時間ほどたてば眠気がくるだろう。

 

 

 重篤な病状の老夫婦が、遠距離でそれぞれ独居生活をする。

 抗がん剤は拒否、新たな転移部位を探すのは不要。

 それぞれの生を全うする「覚悟」。

 別れの握手をしてから、彼が合掌した。はじめて見た。これまでは、寅さん風の別れの挨拶だったが。

 岡崎の山寺の次男坊と生まれて、大学卒業後、大手生命保険会社に就職して24歳で管理職となり1~2年で関東以西を転勤。日本の高度成長期に丁度合致する。

 飲む、打つ、買う(?)の二~三拍子はそろっていた。その彼が合掌である。

 信念、信条、心情は人それぞれであるが、彼から学ぶことは多かった。

 

「ミヤちゃん」と元気な声をもう一度聞きたい!

 

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