気の向くままに

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2015-09-29 15:38:35 | 日記

サトーHD、ドローンで倉庫管理

 業務用プリンターのサトーホールディングス(HD)は産業用の小型無人機(ドローン)を活用した倉庫の管理システムを開発した。倉庫内の荷物などに付けたICタグをドローンで空中から読み取り、在庫を管理する。倉庫の3次元(3D)地図とも連携させ、手が届かない高い棚の上などにある荷物も正確に把握できるようになる。


風力発電所の鉛蓄電池を非常用電源に

 日立パワーソリューションズ(茨城県日立市)は風力発電所に配備した鉛蓄電池を非常用電源としても活用できるようにする。秋田県内の発電施設に設置した電池と隣接した浄水場を送電線でつなぎ、電源として使う。普段は風力発電の発電量の変動を抑制する調整弁として使い、災害時には活用できる点をアピールし、2020年度までに累計10万個の蓄電池の販売を目指す。

 

テクノシステム、持ち運べるキャリー式海水淡水化装置を開発

 厨房機器などを製造するテクノシステム(横浜市、生田尚之社長)はキャリーバッグのように持ち運べる小型海水淡水化装置を開発した。シート状の太陽光パネルを内蔵し、電源がなくても使える。11月にも発売し、災害時用として自治体に売り込むほか、アフリカやインドなど飲料水不足に悩む新興国に拡販する。3年後をメドに年1万台の販売を見込む。

 
2015年9月29日 日経テクノロジー


姨捨の月 

2015-09-28 15:44:31 | 日記

 

 昨日は「中秋の名月」、皆さんはお月見を楽しめただろうか。今宵(こよい)、十六夜(いざよい)の満月は、今年の満月の中で一番大きく見える。「スーパームーン」と呼ぶそうだ。もっともカタカナで書いてしまうと、風雅の道から外れてしまう。

 ▼1688(元禄元)年8月、松尾芭蕉は、岐阜から更科に向かい、善光寺に参拝して、江戸に戻った。姨捨山(おばすてやま)(長野県千曲市)で、中秋の名月を観賞するのが、最大の目的だった。『更科紀行』には、「十六夜もまだ更科の郡(こおり)かな」の句が盛り込まれている。翌日の月も、堪能したようだ。

 ▼信濃の国更級(さらしな)の里に住む男は、育ててくれた叔母を母のように慕っていた。ところがこの国の殿様は、年寄りが嫌いで、70歳を超えた者を山に捨てるように命じる。男は泣く泣く叔母を山奥に残してきた。その夜、男は山の上に出た月を眺めながら、悲しみのあまり一睡もできなかった。

 ▼「わが心慰めかねつ更級や姨捨山に照る月を見て」(古今和歌集)。芭蕉の時代にも、いわゆる「棄老(きろう)伝説」は広く知られていた。『更科紀行』をもとにした俳文『更科姨捨月之弁(さらしなおばすてつきのべん)』にこう記している。「何ゆへにか老たる人をすてたらむとおもふに、いとゞ涙落そひければ」。

 ▼昔も今も、人々は高齢者介護の問題に悩み続けてきた。自民党総裁に再選された安倍晋三首相は、記者会見で「介護離職ゼロ」の実現を打ち出した。超高齢化社会が進む中、家族による在宅介護負担を軽減するために、介護施設の整備を加速させるという。しかし、施設の増加は介護保険料の上昇を招きかねない。既に介護職の人材不足の深刻化が指摘されている。

 ▼老いも若きも、涙なしにお月さまを眺めていられる日は、いつやってくるのだろう。


9月28日 【産経抄】

 

<memo>

 ラインの通話受話器を誤って取り上げた。0時50分頃だったかと思う。先方様への迷惑を思い、取り乱しながら電源を切ろうとしたが、その間も呼び出し音が鳴り続く・・・・長い時間に感じた。

 一夜が明けた、謝罪のメールをしようかしまいかと思案していたら、お昼頃に先方様から連絡があり、謝罪の機会を得てホッとした。

 良い友をもっていると思ったとたんに、昨日の美しい月が目に浮かんだ。


余録:パリのシャンゼリゼ通りやニューヨーク5番街と聞くと…

2015-09-26 19:00:02 | 日記

 パリのシャンゼリゼ通りやニューヨーク5番街と聞くと、何となく憧れに似た気持ちを抱く。大阪の目抜き通りである御堂筋でもブランド力を高めて世界に知られる通りに育てようという取り組みが緒に就いた。

▲全長4キロ、幅44メートルの御堂筋が完成したのは1937(昭和12)年。大阪が東京に匹敵する経済力を持ち、「大大阪(だいおおさか)」と称された時代だ。6車線の車道を挟んで4列のイチョウ並木が美観をなす。建設当時は「飛行機でも飛ばす気か」と冷やかす声もあったが、商都のシンボルとして経済活動を支えてきた。

▲しかし、東京への一極集中で大阪経済が沈滞し、御堂筋の車両交通量はこの40年で4割減った。一方、自転車の交通量は7〜8倍に増え、最近は外国人観光客も急増している。この機に活性化を図り、大阪の再生にもつなげようという機運が高まった。

▲沿道はキタのオフィスビル街やミナミのショッピング街など地区によって機能が違う。このため、三つの地区に分かれて民間団体が街づくりに取り組み、通り全体の性格づけがあいまいな面があった。

▲先週、3団体が初めて一堂に会してシンポジウムを開き、御堂筋の魅力や価値を高める戦略を話し合った。「車より人にやさしい道に」「にぎわいやくつろぎなど個性を持たせた空間再編を」などさまざまなアイデアが語られた。

▲大阪では橋下徹(はしもととおる)大阪市長が率いる大阪維新の会が、今春の住民投票で否決された「大阪都構想」を再び持ち出して他党の反発を浴びるなど政治対立が続く。商人(あきんど)たちが近代化を担った歴史を持つ都市だけに、政争は脇にやって、「民の力」に再生の期待を託したい。

毎日新聞 余録 2015年09月26日 東京朝刊

 


ローマ法王:神や宗教の名の下の紛争増加…米議会で演説

2015-09-25 15:15:49 | 日記

 【ワシントン和田浩明】米国訪問中のフランシスコ・ローマ法王は24日、ローマ法王として初めて米連邦議会上下両院合同会議での演説を行った。法王は人類の「共通の責任」に繰り返し言及し、紛争を悪化させる武器取引の禁止や、難民や移民の保護、貧困者の支援や地球環境の保護などへの取り組みを呼びかけた。

 法王は下院本会議場で英語で演説。奴隷解放宣言を行ったリンカーン大統領や人種差別と闘ったキング牧師など米国の歴史的人物に言及しながら「正義と平和」の追求の重要性を説いた。「神や宗教の名の下に犯される紛争、憎しみ、残虐行為が増えている」と原理主義に注意を呼びかけ、「善悪、敵味方と分ける単純な思考」に身を委ねるな、と訴えた。

 法王は、世界各地で続く武力紛争終結のためにも武器取引の禁止が必要だと指摘。こうした取引で得られる資金は「罪のない人々の血に浸っている」と述べ、問題に関し「恥ずべき、犯罪的な沈黙」が続いていると批判した。また世界的な死刑廃止を呼びかけた。

 さらに米国への欧州からの入植者が現地住民多数を殺害し土地を奪った歴史に間接的に言及。「過去の過ちを繰り返してはならない」として、移民受け入れに関し柔軟な対応を求めた。

 欧州に押し寄せている難民については、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」と聖書から引用して人道的対応を求めた。

  米国では2016年の大統領選挙を控え、人工妊娠中絶問題への候補者の態度に注目が集まっているが、法王は「人間の生命を、その全ての段階で守るべきだ」と間接的表現にとどめた。

毎日新聞 2015年09月25日 


 <下衆の勘繰り>
 
① 同日にアメリカ到着したフランシスコ・ローマ法王と習金平国家主席、前者はアメリカ大統領がお出迎え、後者は副大統領がお出迎えしたとのこと。

② 法王はアメリカ議会で演説し、習金平は予定していた議会での演説は取り止めたとのこと。

③ 習金平は旅客機300機(約5兆円)を購入約束したとのこと。


① 習金平はローマ法王より格下の扱いか?

◎ 法王の演説は習金平の耳が痛いだろう。アメリカ国民の前で演説できるほどのことを中国はしていないし、演説したらその内容について翻すことができない。首脳間での密室会談とは違う。

③ 中国の観光客だけでない、習金平もバクガイか。

 


チベット統治50年 7年で焼身自殺123人 「光輝」と「暗黒」の深い溝

2015-09-24 12:20:48 | 日記

 チベット自治区の成立から50年を迎え、中国政府は6日に公表した「チベット白書」の中で過去半世紀で成し遂げた経済成長を強調、「チベット史上で最も光り輝く時代を迎えている」と言い放った。だが皮肉なことに経済発展は官僚の腐敗や移住してきた漢族と地元住民との格差という新たな軋轢を生み出し、抑圧的な民族政策をめぐる対立に拍車をかけている。

 米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA)によると、自治区の区都ラサで盛大な記念式典が開かれた前日の7日、近隣の四川省アバ・チベット族チャン族自治州では、チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(80)の写真を掲げて「自由」を求めデモ行進した19歳の僧侶らが地元警察に連行された。8月には甘粛省で50代の女性が抑圧政策に抗議して焼身自殺。2009年以降の自治区周辺での焼身自殺者は123人に上る。

 こうした抑圧政策への反発を抑え込む特効薬として中国政府が最重視するのが経済発展だ。国営新華社通信によると、国務院(政府)新聞弁公室が6日に発表した「チベットでの民族自治制度の成功実践」白書は、チベットの域内総生産が過去50年で280倍以上に増加し「社会に天地を覆すような変化が起きた」と統治の成果を誇示。習近平国家主席(62)は8月に開いたチベットの管理に関する会議では「生活水準を絶えず向上させなければならない」と強調した。

 しかしRFAによれば、中国の民族問題研究者、王力雄氏(62)は「経済発展と生活の改善は、決してチベット人の政府支持にはつながっていない」と分析。自治区の住民も「経済は確実に発展してきたが住民の不満はむしろ高まっている」と語っている。

 

8日、中国チベット自治区ラサのポタラ宮前広場で開かれた自治区成立50年を記念する式典で、中国国旗を振る参加者ら。式典は完全に中央政府の主導で行われ、光り輝く「新チベット」が強調された

 

利益は漢族官僚の手に

 その背景には、中国社会全体が抱える病巣がある。米国在住の中国民主活動家、楊建利氏(52)はRFAに「チベット経済の発展は一般の庶民に恩恵を与えていない。内地と同様に官僚が統治する経済であり、利益はみな彼らの友人や親族が手にする」と指摘。権力を持つ公務員の腐敗がチベットでも拡大しており「習主席は官僚の道徳水準を向上させることで統治の効率を上げようとしているが、基本はこれまで失敗してきたチベット政策の継続であり、問題はより複雑になるだろう」と予言している。

 「チベットは中国共産党の指導の下、立ち遅れから進歩、貧困から富裕へと向かった」(チベット白書)との“歴史観”も住民に浸透しているとは言い難い。米政府系放送ボイス・オブ・アメリカによると、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル東アジア担当のニコラ・ベクイリン氏は今回の記念式典にあたり「中国にとってチベットにおける主権を強調する重要な機会だったが、多くの住民は中国に占領されていると認識している」と言及した。


「恥知らずの厚かましさ」

 インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府のペンパ・ツェリン議長はこう語っている。「中国政府は自治区成立50年を祝賀しているが、チベットの歴史の中で最も暗黒の50年だった」

 今年はチベット自治区成立50年と同時に、ダライ・ラマ14世が80歳の誕生日を迎えた節目でもある。米国の半官半民の人権擁護団体「全米民主主義基金」のカール・ガーシュマン会長(72)は7月6日のダライ・ラマの誕生日にあたって米ワシントン・ポスト紙に寄稿し「中国政府は対話を拒否し、過酷な抑圧政策と強制的な(漢族への)同化政策、チベットの信仰と言語、ナショナル・アイデンティティーの計画的な破壊を選択した」と批判した。

 ダライ・ラマは中国政府による介入を懸念し伝統的な後継者選びである活仏の転生制度を自らの死後は廃止すべきだとの考えを表明している。これに対し中国の高官が3月、「チベット仏教や継承制度への裏切り」などと非難したことについて、ガーシュマン氏は「無神論の党による恥知らずの厚かましさ」と口を極めて非難。ダライ・ラマの誕生日にあたり、「チベットの人々の苦難を思い起こし、それが終わることを祈ろう」と結んだ。(国際アナリスト EX)

2015.9.24 06:00更新 産経新聞【日々是世界】

 

◆ 英財務相、物議醸す新疆訪問 中国に異常接近? 「踏み絵」との見方も

 【ロンドン=内藤泰朗】英国のオズボーン財務相(44)は23日、中国西部の新疆ウイグル自治区を訪問し、中国に歩み寄る姿勢を示した。劣悪な人権状況などの問題がある同自治区への欧米政府代表団の訪問は異例。次期英首相の座を狙う財務相が経済大国、中国への接近を図った形で、中国による「踏み絵」(英紙)との見方も出るなど物議を醸している。

 中国の習近平国家主席が来月、英国を初訪問するのを前に訪中したオズボーン氏は英BBC放送に対し、英国の貿易相手としては6~7番目に位置する中国について、10年間で2位に引き上げると目標を述べた。

 また、北京では21日、「中国が英国で原子力発電所を建設し、所有することは可能だ」と述べ、国外からは投資だけに限られている原子力発電の分野に加え、日本とも競合する高速鉄道建設でも中国の参加に期待する意向を表明した。

21日、北京の中南海で李克強首相(右)との会談に臨むオズボーン英財務相(ロイター)

 中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加をいち早く表明したオズボーン氏は、ロンドンの金融センター・シティーと、中国の上海や香港とを結んで金融市場を拡大する構想を描く。

 しかし、BBCの取材班が同自治区で当局の弾圧の実態を取材していたところ、厳しい規制で2回拘束され、機材が壊されるなどした。BBCは「英政府は(オズボーン氏の訪問中)、私的な場で人権への懸念も取り上げるとしているが、これほど問題が多い場所でも、両国はかつてなく接近している」と伝えた。


2015.9.23 20:52 日経


大型連休の罪 9月23日【産経抄】

2015-09-23 14:58:54 | 日記


 「ゴールデンウイーク」(GW)は、もともと、映画界から生まれた言葉である。昭和23年の祝日法施行によって、4月末から5月初めに祝日が集中した。映画会社はこの時期を狙って、大作の公開を競いあった。

 ▼元大映専務の松山英夫さんが、さらなる観客動員アップのために、考案したキャッチコピーである。ただ「二匹目のドジョウ」を狙って、11月の連休を「シルバーウイーク」と呼ぶ試みは、失敗に終わった。

 ▼ところが平成21年になって、この言葉が復活する。9月19日から敬老の日をはさんで、23日の秋分の日まで、GWに引けを取らない大型連休が実現したからだ。6年ぶりに5連休となった今年のシルバーウイークも、残り1日となった。連日各地の行楽地は、大にぎわいだった。海外旅行からの帰国ラッシュで、各空港は大混雑だろう。

 ▼次に5連休となるのは、11年後となる。経済効果の観点から、GW同様に秋の大型連休の定着を望む声も上がるかもしれない。もっとも、元経済アナリストで、日本の伝統美術の修復を請け負う会社の社長でもある、イギリス人のデービッド・アトキンソンさんは、GWを含めた大型連休の廃止を提言している。

 ▼短期間に大量の観光客をさばいて、年間の売り上げの多くを稼ぎ出す。こうした供給側の都合ばかりを優先する制度が、観光産業の隆盛への道を阻んできたというのだ(『新・観光立国論』東洋経済新報社)。

 ▼確かに、果てしなく続く渋滞や割高な宿泊料金は、本来「おもてなし」の国にふさわしくない。遊び疲れが、連休後の社会に与える影響も無視できない。やはり、閑散としたオフィスで仕事をするに限る。と、祝日に無縁のコラム書きは、負け惜しみを言っておく。

 


穴水マリーナまでドライブ

2015-09-22 15:49:01 | 日記

のと里山海道の往復は、上下線とも走行車が大変多かった。

 

 

5年ぶりの穴水椿崎 穴水マリーナ

海水は透明だ

以前、私が作って使っていた桟橋がそのまま使われていた。

 

最近は舟が増えて、今以上の係留はお断りしているとのこと。

能登島に別荘所有する京都の住人が所有する高級レジャーボート。

木造のヨット 岐阜の住人が所有  

マリーナの管理人がスズキの刺身を作っていた

バーベキューしたり、食事したりするところ

穴水町岩車で

 


2015年9月21日(月)付 天声人語

2015-09-21 14:43:35 | 日記


▼寡黙ながら、私たちの食糧の大半を生み出してくれる。人間だけではない。陸域のほとんどすべての動植物を養う母である。しかし当たり前すぎるのか、ふだん意識されることは少ない。

▼今年が国連の「国際土壌年」ということも、あまり知られていない。生態系や農業に不可欠な土壌への理解を深めようと定められた。20世紀初頭に約16億人だった世界の人口は現在70億を超え、10年後には81億に達すると予測される。爆発的に増える命を支えているのが、ほかならぬ土壌だ。

▼土壌とは、植物を育てる力のある「生きている土」を言う。無尽蔵に思えるが、地球上の土壌すべてを集めても、地表に均(なら)して広げると厚さは約18センチしかないとの試算もあるそうだ。心細いほど貴重品である。

▼〈こッつん、こッつん、/打(ぶ)たれる土は、/よい畑になって、/よい麦生むよ〉。金子みすゞの詩は牧歌的でやさしい。だが世界では、収奪農業による土壌の劣化や、開発のもたらす侵食などが後を絶たない。

▼科学は進んでも、人間、地球の薄皮のような土壌に頼って命をつなぐほかはない。今世紀半ばに世界の人口は100億人を超えるとされ、働き者はさらなる頑張りを求められよう。感謝しつつ、大切に守ることに思いを致したい、収穫の秋だ。


気持いい秋晴れとなった

2015-09-20 12:28:11 | 日記

 

 気持いい秋晴れとなった。太鼓や笛の音が聞こえてくる。
 

 今日は彼岸の入り。今年は彼岸という言葉よりもシルバーウイークという言葉を耳にする。彼岸だと墓参のイメージだが、シルバーウイークは旅行? 

 1位和歌山、2位滋賀、3位三重。きのう始まった秋の大型連休で、昨年の同時期に比べ宿泊予約の伸びが大きかった都道府県の上位3位だとのこと。

 当地区では、昨日から秋祭りが始まっている。今年は、獅子舞、奴獅子、屋台とヨサコイ内灘チームの 共演があるそうな。


安保法案めぐる集団の狂気

2015-09-19 10:54:08 | 日記

 哲学者、ニーチェはこう喝破している。「狂気は個人にあっては稀有なことである。しかし、集団・党派・民族・時代にあっては通例である」。安全保障関連法案をめぐるここ数日の国会の与野党攻防などを眺めていて、この警句を思い浮かべた。

 ▼集団心理(群集心理)という言葉がある。集団の中で人は他者に引きずられやすくなり、暴力的で狂気じみた行いにも疑問を感じなくなる。それが大規模となれば、魔女狩りや暴動、公開処刑、虐殺へとつながりかねないから恐ろしい。

 ▼参院平和安全法制特別委員会での安保法案採決時の与野党「肉弾戦」には、目をそむけたくなった。民主党参院幹部は「(不測の)軍事衝突みたいなものだ」と語るが、「平和」を掲げていたはずの議員らが、最後は当たり前のように腕力に訴える姿にむなしさを覚えた。

 ▼安保法案の参院特別委採決時には複数のけが人が出たが、一部メディアが新しい民主主義だともてはやす国会前デモも、暴力とは無縁ではない。警察関係者によると、7月15日から9月17日までに公務執行妨害や暴行の現行犯で逮捕されたデモ参加者は24人に上る。

 ▼野党側が16日夜、多数の女性議員を委員会室前の通路に立たせて「壁」を作り、近寄ると「触るな、セクハラだ」と怒鳴って出入りを妨害した問題もまともではない。これに対し、与党側が女性衛視に対応させたところ、ある女性議員はツイッターで「排除に女を使おうなんて姑息(こそく)、卑怯(ひきょう)」とかみついた。

 ▼自身は女性の属性を武器としておきながら、全く不可解な憤激ぶりである。こんな集団の熱狂と毒気に当てられたら、少し1人になって頭を冷やした方がいい。「逃れよ、君の孤独の中へ」。ニーチェはこうも言っている。

9月19日 【産経抄】

<memo>

  ゲームから離れることとした。

  酒飲みながら、たばこ吸いながら、テレビ見ながらしてきた囲碁ゲームから離れることとした。

  ゲーム以外のもので Let's Enjoy  

 

  安全保障関連法が成立した。各国・国際機関の見解は

賛成

フィリピンシンガポールベトナムマレーシアタイインドネシアミャンマーカンボジアラオスオーストラリアニュージーランドインドアメリカ合衆国カナダイギリスドイツイタリアクロアチアなど44ヵ国、および欧州連合東南アジア諸国連合など[61][61][62][63]

反対

中華人民共和国大韓民国[61]

 

 ウイキペディアより

 


9月18日 【産経抄】

2015-09-18 14:51:45 | 日記

 物事の筋道を示す「条」の字は、みそぎをして身を清める意味の「條」を略したものという。白川静氏の『字統』に教わった。憲法をはじめ六法の五体をなす個々の文を条と数えるのも、なるほど理にかなっている。

 ▼条理を論じる場ではないのか-とは、安全保障法制をめぐる論戦でぬぐえなかった反対野党への失望である。「戦争法案」と感情に訴える手口も、国会外のデモを背に「民意」の代弁者を気取る劇場型の手口も、法律の「条」を論じる姿勢として慎みを欠いていた。

 ▼人垣をなす女性議員が、そばを通る与党議員に「触るな」「セクハラ」となじる参院特別委員会の一こまに至っては、品格のかけらもない冗句であろう。国民の命と暮らしを守る法案を低い次元におとしめている。「条」を損なう「情」や「冗」の罪の深さを思う。

 ▼憲法解釈や具体事案をめぐる論戦は衆参両院で200時間を超えた。論点は出尽くしている。集団的自衛権を柱とする法整備に、もう議論の余地はない。西を中国、北西を北朝鮮に脅かされ、米国では日米同盟の片務性に懐疑的な声がくすぶる。危機はそばにある。

 ▼「友情号」という船は「晴天時は2人乗りできても、悪天時は1人しか乗せられない」程度の大きさらしい(ビアス『悪魔の辞典』)。米国を頼んだ安保も同じだとは言わないが、日米が互いを守り守られる双務性を追求するには、条理を踏まえた法整備しかない。

 ▼参院特別委は混乱の末に安保法案を可決し、週内の成立が見えてきた。マキャベリが『君主論』でいわく「良き力を持つ者は、良き友にも恵まれるものである」。言論の府の醜態をさらし、友の視線が突き刺さる。恥を上塗りする「情」も「冗」も、これ以上は必要ない。


俺は聞いてない 忘れられた「ホウレンソウ」

2015-09-17 11:05:27 | 日記

 歌手の岩崎宏美さんは、小紙のインタビュー記事で父親について語っている。製材機械製作会社の経営者だった父親は、宏美さんがオーディション番組で優勝してデビューが決まったとき、あくまで反対した。テレビで見ていたのに、「俺は聞いてない」。

 ▼絶対認めないという意味で、政治家もよく使う台詞である。もっとも、記録的な豪雨に見舞われた茨城県常総市の市長は、本当に聞いてなかった。15日午前に開かれた市議会の本会議で市長は、「安否がわからない人が今も15人いる」と説明している。ところが同じ頃、県の災害対策本部では、すでに無事が報告されていた。

 ▼「ホウレンソウを忘れるな」。企業の新人研修でよく紹介されるビジネス格言である。報告、連絡、相談の頭文字をとったものだ。旧山種証券のオーナー社長だった山崎富治さんが思いつき、広めたとされる。茨城県庁は、「ホウレンソウ」を忘れていた。

 ▼実は県警が戸別訪問などを行った結果、県の対策本部は14日午後には、ほとんどの無事を確認していた。なぜ、公表しなかったのか。「不幸な話ならすぐ表に出さなければならないが、いい話なので」。不可解な弁解である。

 ▼ところが昨日になって、新たな行方不明者が発表された。これまで豪雨によるものか、不明だったからという。不明者のうち1人が虚偽通報だった、との発表も誤りだった。迷走は続く。

 ▼「情断(じょうだん)大敵」も、山崎さんが作った格言である。「情報が断たれては仕事にならない。会社経営は情けがなくてもいけない」と語っていた。自衛隊員や消防隊員は、何も知らされないまま、泥だらけになって行方不明者を捜していたことになる。県の対応は、彼らへの「情け」が感じられない。


2015.9.17 05:04更新 【産経抄】

<所感> 

「聞いていない」「そのようには聞いていない」はよくある事。

 昔々、仕事の協力要請で交渉に行った。概要を説明したら「わかった」と回答をもらい、数日後に詳細を説明するために行ったら、詳細を説明する前に「協力できない」と言う。

 先日は「わかった」と言ったじゃないか。

 話はわかった。と言う意味で「わかった」と言ったのだ。と返されたことがあった。

 「わかった」=「了承した」「了解した」ではなかったのである。わが身の未熟さを思うと同時に、大きな勉強になったことを思い出した。

 「わかった」は、「バカ」が「軽蔑や侮辱」ではなくて、愛おしさを込めた好意や愛情を表す時に、稀に用いられるのと同じ使い方だったのだ。


何が人権問題か

2015-09-16 09:29:46 | 日記

 国連人権理事会と聞くと、苦い記憶がよみがえる。まだ国連人権委員会と呼ばれていた1996年に発表された、クマラスワミ報告書の印象が強いからだ。スリランカ出身の女性法律家がまとめた報告書は、慰安婦を性奴隷と決めつけ、日本政府を厳しく批判していた。

 ▼根拠の一つとなったのは、朝鮮半島で女性を強制連行したとする吉田清治氏の証言である。記事にした朝日新聞は、虚偽と認めて取り消した。それでもクマラスワミ氏は、内容の一部撤回を拒否している。報告書は相変わらず、日本の悪評を国際社会にまき散らしている。

 ▼もっとも、日本も守勢に回っているだけではない。今年3月には、欧州連合(EU)と共同で北朝鮮の人権侵害を激しく非難する決議案を理事会に提出し、賛成多数で採択された。国際社会と連携して圧力をかけ、拉致問題を解決する強い意志を示したものだ。理事会とはまさに「人権」の名の下に、各国の政治的思惑が激突する場である。

 ▼今月下旬からスイスのジュネーブで開かれる人権理事会に、翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事が出席し、演説を行う。米軍普天間飛行場の辺野古移設は、沖縄県民への人権侵害だと、訴えるつもりらしい。

 ▼国家の安全保障に関わる問題に、政治家が異論を唱えるのにふさわしい場とは、とても思えない。尖閣諸島の奪取をうかがう中国は、自国の人権弾圧を棚に上げて喜んで後押しするだろう。何より首をかしげるのは、前知事による辺野古埋め立て承認を取り消す手続きに入った、翁長氏の判断である。

 ▼移設をめぐる混乱が広がれば、それだけ普天間飛行場の危険性の除去が遅れる。安全な暮らしを待ち望む、飛行場の周辺住民の人権には、目をつむるということか。

9月16日 【産経抄】

 

沖縄が危機的状況に気づく日   

 一部の沖縄メディアについては、その極端な「反米・反日」「偏向・左傾化」した報道姿勢が批判されて久しい。沖縄が直面している中国の脅威をほぼ報じず、米軍基地の持つ抑止力を認めようとしない。

 沖縄県民に知ってほしい事実がある。

 今年8月、カリブ海北東に位置する米自治領プエルトリコが、約9兆円の債務を抱えて財政破綻した。財政破綻の理由の1つが、2003年に米海軍基地を追い出したことなのだ。

 これによって米本土の企業を引き寄せていた優遇税制は廃止され、基地関連の収入は一切途絶えた。プエルトリコの経済生産は10%前後も縮小した。沖縄も米軍基地を追い出し、本土からの振興予算も入らなくなれば、プエルトリコ化することは明らかだ。

 だが、プエルトリコと沖縄には決定的な違いがある。プエルトリコには、中国のような軍事的覇権を目指す国が存在しないのだ。沖縄県民が、自らが置かれた危機的現状に気づくのは、いつの日になるのか。(国際政治学者・藤井厳喜 夕刊フジ、2015.09.05)

 


余録:歌手の平原綾香さんは…

2015-09-14 14:36:50 | 日記

  
 歌手の平原綾香さんは、野球選手がコンダラという器具で体を鍛えていると思っていた。「巨人の星」の主題歌の一節「思い込んだら試練の道を」を、頭の中で「重いコンダラ……」と変換していたからだ

▲思い込みで有名なのは向田邦子さんの随筆「眠る盃」だ。「荒城の月」の「めぐる盃 かげさして」をなぜか「眠る盃」と歌ってしまう。子供のころ、父の宴席に残っていた盃の酒が「ゆったりと重くけだるく揺れる」のを知り、「酒も盃も眠っているように見えた」と、しっとりした落ちがついている

▲童謡「赤い靴」の「異人さんに連れられて」が「いい爺(じい)さん」に聞こえたり、唱歌「ふるさと」の「兎追いし」を「うさぎ美味(おい)し」と覚えていたり……。子供の柔らかな頭にメロディーと一緒に入ってくる歌詞の変換ミスは、パソコンとは違って独特の味わいがある

▲歌に限らない。児童文学作家の中川李枝子さんは「欲しがりません 勝つまでは」の戦時標語を「星が出ません 勝つまでは」と勘違いしていた(私の「戦後70年談話」)。戦争中の夜空はきっと真っ暗なイメージだったのだろう

▲こちらの歌はどうか。自民党歌「われら」(岩谷時子作詞)は「われらの国に/われらは生きて/われらは創る/われらの自由」で始まる。変換ミスは起こしそうにない。でも、この党は「われらの自由」を、自分たちが好き勝手に振る舞える自由と勘違いしてはいないだろうか、と心配になる

▲一色に染まらず、誰もが自由に意見を言える国へ。歌の本旨はそこにあるはずだ。国会の最終盤が近づく。自民党議員は虚心に党歌を聴いた方がいい。

毎日新聞 2015年09月13日 東京朝刊


北陸新幹線半年:好況運ぶ、にぎわう観光地 雇用改善

2015-09-13 15:04:33 | 日記


 北陸新幹線の長野−金沢間が開業して14日で半年となる。週末ともなれば観光名所は多くの人でにぎわい、飲食業などを中心に従業員が不足。地域全体の求人倍率を押し上げている。宿泊施設も満室となるなど、まずは地域経済にプラスの影響をもたらしているようだ。

 金沢市にある日本三名園の一つ、兼六園では、今年3〜8月の来園者が

前年同期比49万人増の計167万人だった。市内のホテル・旅館も19〜23日の5連休(シルバーウイーク)には満室となるところが多い。

 「すし職人を募集しても、なかなか経験者が来ない」。北陸ですしチェーン店「すし食いねぇ!」6店舗を展開する「ドマックスホールディングス」(石川県白山市)の谷口裕志総務部長(39)は頭を悩ませる。

 今春の採用にあたっては高校を回って求人に努めたが、学校の就職担当者の中には「今年は引き合いが多くて生徒の紹介が難しい」との厳しい反応もあった。同社は高校新卒者の初任給を近年にないほど引き上げ、例年並みの約10人を何とか確保した。

 石川県内の今年7月の有効求人倍率は昨年同月比0.14ポイント増の1.47倍で、全国平均を0.26ポイント上回る。各種業界団体でつくる県中小企業団体中央会が今春行った調査では、47団体のうち宿泊業や飲食業など21団体が「人手不足」と答えた。

 人材を送り出す側も追い風を感じている。金沢市にある私立尾山台高校は、就職希望者が例年40人程度で2013年度の求人が約160件だったが、今年度はサービス業を中心に約300件とほぼ倍増した。

 また、富山県でも有効求人倍率が昨年12月以降、1.4倍を超え、新幹線開業後の今年5月には1.51倍に達した。これは全国3位の高水準だ。

 一方、富山県教委のまとめでは、県内の高校卒業生で関東地区の大学や短大などに進学したのは22.3%で、前年比で1.3ポイント増えた。近畿地区は12.3%(0.7ポイント減)にとどまっており、東京志向に拍車がかかっていることがうかがえる。【大原一城、成田有佳】

 ◇航空利用は4割減 減便方針

毎日新聞 2015年09月13日 11時40分(最終更新 09月13日 11時43分)

 

<memo>

 

 

iphoneは他の機種よりよさそうだから。 は間違い。  アンドロイドの方が使いやすいとのこと  iphoneは、慣れるまでに相当の時間がいるとのこと