株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
「尊敬する人を教えてください」という質問に、あなたならどのように答えますか?
尊敬している方がたくさんいて、私は特定の方を決めてはいないのですが、 南場智子さんは、女性経営者として、一個人として、私の尊敬する方の1人です。
ディー・エヌ・エー(DeNA)を創業、会長を務められ、 2021年6月に女性として初めて経団連副会長に就任された方でもあります。
現在も、若い世代に向けて新たな働き方を提案されたり、 起業家を輩出されたり、大きく世の中に貢献されています。
起業される前は、マッキンゼーのコンサルタントとしても 若くして最高の職位に上り詰め、なくてはならない存在として活躍されていた南場さん。
国内外で力を発揮する優秀なコンサルタントであった南場さんも、 ご自身の会社の立ち上げにあたっては、かなりの苦労をされたようです。
「1999年、マッキンゼーのコンサルタントとして調子良くやっていた私は、何かに取り憑かれたように起業し、・・・失敗のフルコースを片っ端から経験して、DeNAを立ち上げた。」 (『不格好経営―チームDeNAの挑戦』より)
当時、コンサルタントとして上手くいっていたにもかかわらず、 いざ起業して自分でやっていくとなると、驚くほど思うようにいかなかった、というこの著書の内容には、 恐れながら私自身の経歴とも重ね、深く共感しました。
私も、前職は銀行員として務め、営業成績を上げていたところから起業を志しました。 その頃は、正直、銀行員としての知識や経験、実績があるから大丈夫、金融のことは人よりわかっているはずだ、などと甘く見ていた部分もあります。
実際、全く上手くいかず、失敗ばかりしました。 その経験から学んだことは、会社員として成績をあげることと、自分で事業を立ち上げるのに必要な力は、まったくの別物だということです。
このことに気がついてから、一から学び、 経営者としての考え方、メンタル、事業計画の立て方、お金や時間の管理、コミュニケーション能力、リーダーシップ、師の大切さ、社会に価値を提供することなど、 経営の力をつけていったことで、少しずつ軌道に乗っていったと感じています。
お金も時間も人脈も、最初から揃っていたのではなく、 もちろん会社員としての肩書きも通用せず、 何もないところから地道に、石にかじりつくようにやってきました。
南場さんも、最初からスマートに創業されたのではなく、 状況が整わないところから、泥臭く、まさに崖っぷちで不格好に立ち上げていかれたのだと知ったときは驚きました。
当社もやっとここまで辿り着いたものの、 お世話になってきた分を世にお返しするにはまだまだこれからの段階です。
当社主催のイベントも、先日が第一回目のセミナーでしたが、 今後、より人や社会のために役立つ情報を発信していきます。
今回のセミナーはおかげさまで好評をいただき、 PR TIMESに掲載いたしましたが、
産経ニュース、ストプレ、エキサイトニュース、時事.com、マピオン、ORICONニュース、BIGLOBEニュース、SDGs ONLINEなど、他多数のメディアで取り上げていただいています。
決して私1人の力でここまできたわけではありません。 応援してくださる方、私を育ててくださった方、皆さまのおかげです。
新たな価値を世の中に提供すべく、いっそう奮起して参ります。
引き続きよろしくお願いします。