株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、観光業と農業が連携したアグリツーリズムの取り組みについてお話ししました。
今回は9月1日の「防災の日」に関連して、防災とSDGsの関連や、防災に関する取り組みについてご紹介したいと思います。
災害対策はSDGsの目標「11,住み続けられるまちづくりを」「13,気候変動に具体的な対策を」「17,パートナーシップで目標を達成しよう」と深い関係があることは、以前の記事でもご紹介した通りです。
近年、日本でも豪雨や地震など大規模な災害が相次ぎ、防災に取り組むことがますます重要になってきました。
防災は予測、予防、対応の3段階で考えることができます。
各段階の対策に取り組み、被害があったとしてもできるだけ速やかに回復できるレジリエンスを高めることが重要とされていますが、
そのためには私たち一人一人の災害への備えと、企業や公的機関などによる防災の取り組みどちらも求められます。
個人でできる災害対策としては、家具の固定や出入り口の確保など家の中の安全の確保、飲料水・食料の備蓄は、私たちの命を守る重要な対策です。
避難場所の確認、安否の連絡方法を決めておくことも、いざ緊急事態が発生したときの速やかな対応につながります。
また近年は企業防災の取り組みも広がってきています。
働く人の生活を守り、事業を継続していける体制を整えることは、長期的にみて私たちの生活の再建、社会経済活動の回復につながる重要なものです。
企業防災の取り組みとしては、災害発生時のマニュアルの策定、防災訓練、防災備蓄品の整備などが行われています。
また、緊急時に事業を継続するという観点で事業継続計画(BCP)の策定も有効な対策です。
BCPは顧客や従業員の安否確認、緊急時の意思決定ルールの作成、仕入れの確保から、システムのバックアップなど多岐に渡ります。
以上、個人でできる災害対策や、企業防災の取り組みについてお話ししました。
災害に強い社会をつくることは、私たち自身の命を守ることにつながるのはもちろん、
社会経済活動の発展を通じて長期的に私たちの暮らしを守るという意味で、SDGsとも大いに関連する重要性があります。
防災の日をきっかけに、みなさんの防災の取り組みを再確認するきっかけになれば幸いです。
これからも当社の理念に基づき、SDGsにつながる様々な情報発信に努めてまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考
https://benesse.jp/sdgs/article16.html
https://www.pasona-pbs.co.jp/column/bcp/disaster-prevention-company.html