こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
新型コロナウイルスの感染拡大とともに、社会のあらゆる場面で大きな変化が生まれました。
サービス業の消費形態にも変化があり、最近では訪問販売や移動販売の需要が高まっているようです。
東京都のデータによると、営業許可を得た移動販売車の数は10年前より倍増。
以前は焼きそばやクレープなど、簡単に作れるファストフードをはじめとする食品が多かったのですが、今やそのサービスは多種多様となり、その場で本格的な調理をするキッチンカーや、マッサージ、アパレルなどの移動販売も登場していると聞きます。
その範囲はヘアサロンにも広がっており、美容販売車や訪問美容のサービスを受けられる機会が増えました。
ヘアサロンは、キレイになりたい方が自分からお店に出向いていくのがこれまでの常識でした。
しかし、自分の足でヘアサロンに行きたくても行けない方、カット台からシャンプー台まで行き来することが不自由な方もいらっしゃいます。
闘病中で外出ができない方、自力での歩行が難しい方、普段と異なる環境に長時間身をおいていることが難しい精神疾患の方などです。
訪問美容は、このような特別な事情がある方を対象に認められているサービスになります。
ヘアサロンに行くことを諦めてしまった方も、身体に負担をかけずおしゃれを楽しめるよう、お店がお客様の元へ行くという新しいかたちのヘアサロン事業があります。
近年では障害者などの雇用促進が進み、移動が難しい方も平等に仕事ができるよう在宅で仕事ができたり、精神的負担をかけないよう映像無しで声のみで会議に参加できたりと、様々な工夫がなされています。
出社となると、身体の不自由な方がご自身で準備するには時間がかかってしまう場合が多いと思います。
身だしなみにかける時間がなくなる在宅勤務は、負担を軽減することに繋がっています。
しかしながら、どうしても外出や顔出しが必要になった場合、キレイでいたいと思っていても、日常生活でそれが容易でない場合もあります。
このような場合にヘアサロンが自宅に来てくれるようになれば、キレイになって自信が持てたり、気分転換ができるサポートができたり、仕事へのモチベーションアップの力にもなるでしょう。
訪問美容は、病気や寝たきりの状態のお客様のみに限らず、小さいお子様の世話や自宅介護で家から出られない方などにも需要が広がっており、さらなるサービス展開が期待できそうです。
これは、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」、8「働きがいも経済成長も」の達成にも近づく可能性があります。
「髪をキレイにするにはヘアサロンに行かなくてはならない」以外の選択肢をつくる環境づくりは大切なことだと思います。
世の中の様々な人が選択肢を増やせるようまずは環境づくり、活動推進から実施していきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。