こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
2030年までに「持続可能でより良い世界」を目指す国際目標、SDGs。
発展途上国だけでなく、先進国自身が取り組むユニバーサルなものであると言われており、日本でも各方面で積極的に取り組まれていますね。
参考:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
そしてSDGs達成のために必要不可欠なサステナビリティ。
美容業界にも課題が多数あると言われています。
株式会社リクルートの調査研究機関である『ホットペッパービューティーアカデミー』では、
「SDGs」や「エシカル消費」といった美容業界の中でも注目度の高い「サステナビリティ」をテーマにして、2021年より調査を実施しています。
参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/
今回のブログでは、美容サロン利用者の意識調査を通して、美容業界におけるサステナビリティについて考えてみようと思います。
まずは、サステナビリティ関連でよく使われるキーワードについて。
★SDGs
2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための国際目標」のこと。2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットで構成されています。
★サステナビリティ
あらゆる場面において「将来にわたって機能を失わずに続けていくことができるシステムやプロセス」のこと。主に、経済・社会・環境の3つの枠組みがあるとされています。
SDGs達成のための取り組み=サステナビリティと捉えると良いでしょう。
★エシカル
英語で直訳すると「倫理的な」という意味。「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」という意味で使われています。
参考:https://www.asahi.com/sdgs/article/14764522
参考:https://ethicaljapan.org/what_is_ethical
『ホットペッパービューティーアカデミー』の調査によると、
各キーワードの女性消費者認知度は前年比で、「SDGs」が14.2%UP、「サステナビリティ」が10.0%UP、「エシカル消費」が6.0%UPしています。
参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/salon/42897/
これは、各企業のESG経営(「環境・社会・企業統治」を重視する経営)が高まってきたことで、消費者の目に触れる機会の増加と共に認知度も高まってきたと言われています。
企業によるエシカル消費の取り組み事例として、
ファストファッションブランド「ZARA」を擁するインディテックス社は、2022年に電力の100%を再生可能エネルギーから得て、2023年にはすべての顧客に対してプラスチックの使用を100%控え、2040年には温室効果ガスの排出を正味ゼロにすることを目標として掲げているそうです。
参考:https://www.inditex.com/itxcomweb/en/sustainability
また、特に美容サロンに関しては、女性の67.3%がエシカルな美容サロンを利用したいと回答しており、なんと昨年比1.6倍にまで増加しています。
それだけ美容に関心のある女性は、環境にも関心を持っているのです。
美容サロンで出来るエシカルな取り組みについては、
オーガニックカラーや環境にやさしいシャンプーを取り入れたり、
使用済みのカラー剤容器をリサイクルしたり、
サービスで出すドリンクをフェアトレードやオーガニックの物に変えたりすることが挙げられるかもしれませんね。
そして女性客が思う「利用してみたい美容サロン」として、
1位に「スタッフの手荒れ防止など、肌にやさしい薬剤の使用」、
4位に「スタッフが長時間労働にならないような配慮」がランクインしており、
2021年に比べ、スタッフへの配慮に関する項目が5ポイント以上上昇しています。
美容室では、シャンプーやカラー剤での手荒れが原因でやむを得ず美容師を辞めるスタッフが多いと聞きます。美容師さん達が私たちをいつも笑顔にしてくれるからこそ、美容師さんが少しでも働きやすい環境が増えることを、消費者も願っているのかもしれません。
株式会社ANも、フリーランスで働く美容師さんを応援したり、地球にやさしい商品を取り扱ったりすることで、「エシカル」の実現に尽力しています。
これからも、美容師さんをはじめとした働く人たちや地球にやさしい取り組みを積極的に続けていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。