1986年6月15日発行 株式会社新潮社 訳:塩谷 紘 装画:菅井 光
元は、リーダーダイジェストの連載エッセイだったようです。
2019年2月24日、ドナルド・キーン先生が亡くなった。96歳。
以前からお名前とお顔くらいは知っていたけれど、ちゃんと意識したのは、
ジュリーの「Uncle Donald」作詞:沢田研二 作曲:下山 淳からでした。
亡くなったとわかったときに、そういえば、まだ一度もご著書を読んだことはないな、、と思い、
図書館に行きましたが、システム入れ替えのために、3月12日まで閉館。
その後、図書館のホームぺージがリニューアルオープンされたので、すぐに検索。
うーーーん、たくさんあるのね、、難しそうなタイトルだわ、、となりましたが、その中からひとまず8冊を予約。
そろいました~と図書館からのメールを受けてすぐに取りに行きました。
で、その8冊の中から、私に読めそうなものということで、「少し耳のいたくなる話」を。
初めての日本、初めての京都で二年過ごされて。
1953年、私が生まれる一年前に日本にこられたのね。
その時ケンちゃんは6歳くらいなので、きっと散歩の途中で、
ケンちゃんとの遭遇もあったかも、、なんて思いながら読み始めて。
その後、何度も来日されてて、日本文学・日本語の神秘性。外来語、和歌や俳句のこと、書や食文化や桜、梅のこと。
お花見をする日本人のこと。
日本の男性女性について、楽しく読めたり。
コロンビア大学で出会われた、角田柳作先生と言う方のことを私も知ることができて。
戦前戦中戦後のお話では、胸詰まることもあって……。
文中に「日本人捕虜との触れ合い」とあるのですが、その「触れ合い」が、
今、あちこちの看板に書かれた「ふれあい」とはとても違う印象を受けました。
私の知らない日本がたくさんあって、私が鈍いからかもしれないけれど、ちっとも耳は痛くなく。
ご著書のあちこちに、ドナルド・キーン先生の日本が大好きが溢れてて、とても嬉し思いでした。
1月に、北野天満宮のロウバイの美しさとその香りに驚かれて、
“梅が香”を歌った和歌を思い出したこと、このつつしみ深い梅が春の初めに咲くことが理にかなっていると書かれていました。
お亡くなりになる前に、今年のロウバイの香りを楽しまれたでしょうか、、、
京都も桜の季節になりました。
お花見をされてますね。きっと。
元は、リーダーダイジェストの連載エッセイだったようです。
2019年2月24日、ドナルド・キーン先生が亡くなった。96歳。
以前からお名前とお顔くらいは知っていたけれど、ちゃんと意識したのは、
ジュリーの「Uncle Donald」作詞:沢田研二 作曲:下山 淳からでした。
亡くなったとわかったときに、そういえば、まだ一度もご著書を読んだことはないな、、と思い、
図書館に行きましたが、システム入れ替えのために、3月12日まで閉館。
その後、図書館のホームぺージがリニューアルオープンされたので、すぐに検索。
うーーーん、たくさんあるのね、、難しそうなタイトルだわ、、となりましたが、その中からひとまず8冊を予約。
そろいました~と図書館からのメールを受けてすぐに取りに行きました。
で、その8冊の中から、私に読めそうなものということで、「少し耳のいたくなる話」を。
初めての日本、初めての京都で二年過ごされて。
1953年、私が生まれる一年前に日本にこられたのね。
その時ケンちゃんは6歳くらいなので、きっと散歩の途中で、
ケンちゃんとの遭遇もあったかも、、なんて思いながら読み始めて。
その後、何度も来日されてて、日本文学・日本語の神秘性。外来語、和歌や俳句のこと、書や食文化や桜、梅のこと。
お花見をする日本人のこと。
日本の男性女性について、楽しく読めたり。
コロンビア大学で出会われた、角田柳作先生と言う方のことを私も知ることができて。
戦前戦中戦後のお話では、胸詰まることもあって……。
文中に「日本人捕虜との触れ合い」とあるのですが、その「触れ合い」が、
今、あちこちの看板に書かれた「ふれあい」とはとても違う印象を受けました。
私の知らない日本がたくさんあって、私が鈍いからかもしれないけれど、ちっとも耳は痛くなく。
ご著書のあちこちに、ドナルド・キーン先生の日本が大好きが溢れてて、とても嬉し思いでした。
1月に、北野天満宮のロウバイの美しさとその香りに驚かれて、
“梅が香”を歌った和歌を思い出したこと、このつつしみ深い梅が春の初めに咲くことが理にかなっていると書かれていました。
お亡くなりになる前に、今年のロウバイの香りを楽しまれたでしょうか、、、
京都も桜の季節になりました。
お花見をされてますね。きっと。