「戦争が終わり復員兵となってお絹のところへ帰ってきた朝吉だけど、
お絹は、朝吉が戦死したものと思い、すでに他の人と再婚していた。
その後、倖せに暮らしていると思っていたお絹の苦境を知り、
助けるために一肌脱ごうとする。」
原作を読んでいた時点で、
一本筋の通った朝吉っちゃんとジュリーが、
ちゃーんと結びついていたし
新聞記事などで見ていたせいもあってか
朝吉っちゃんのヘアースタイルには
なんの抵抗感もなく
すっと物語の中に入っていけた。
赤線や苦界と言う言葉は、辛く。
それは遠い昔のことではないことを気持ちの中に止めながらお芝居を観る。
その中にあって、朝吉っちゃんが言わんとしている正義が
琴糸ちゃんやお絹ちゃんにとってどれだけココロ強く嬉しかったか、、、。
なんでこんな理不尽なことが、、、と頭を抱え込み、
決して許さない! と敵陣に乗り込む朝吉っちゃん。
でも、戦うときは、素手なのだ。
ドスも鉄砲も持たない。
まさに、これが命がけ。
そして、明るい未来を信じながら旅にでるお絹ちゃん。
現実には、それもなかなか厳しいのだろうけど、
人の強さを信じて書かれた作品なのだろうな、、。
私の初日は、何度も泣いて何度も笑った。
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