kouzi_2007~

発火村塾 established 2007

Oさん語録「敵がライフル構えてる前に飛び出す度胸があるか?」

2011-10-24 14:42:26 | ウェブログ
オクでデトニクスのマガジンを一個買えたので今度こそ上手に仕上げようと庭先で作業してると向かいの家のご隠居Oさんが「何をしてるんだ?」とやってきた。Oさんは好奇心旺盛でやんちゃな親父。年はとっても気持ちに余裕があるので隣人の生活に興味深々、首を突っ込みたがる癖があるのである。
何をやってるんだ、って「モデルガン改造してます。」としか説明出来ないのでそう言ったら俺のデトニクスを見て嘲笑した。Oさんは元警察関係の公務員だったのは聞いていたのだが、プラのモデルガンを軽いな、と笑ったのである。

ここからいつも長い話が始まるのだが、今日も俺の隣にどっかと腰を降ろした。ああ、もう午前中は作業出来ないな、と覚悟するしか無い。


Oさんは「俺は金嬉老事件とか浅間山荘事件にも出動したんだ。」と語りだした。部下10人を従えて先頭切って飛び出す覚悟だったのだという。「どうだ、敵がライフル構えてる前に飛び出す度胸があるか?」といって俺の目をみた。老いたりとはいえOさんの眼光には鋭い凄みがある。しかし俺とてもう午前中の作業は諦めて迎え撃つ覚悟は出来ている。来るなら来い、である。

Oさんが警察関係の仕事をしていたのは数次にわたって繰り返された長い話で聞いていたのだが、どのポジションでどんな仕事をしていたのか、なにか老獪な意識が働いているのだろう。ぼやかして聞かせてくれなかった。
金嬉老事件については興味があったので誘導をかけたのだが、人生論とか仕事の流儀みたいな話ばっかりされて新発見の事実は聞きだせなかったのは残念である。

部下10人引きつれ防弾チョッキにヘルメットで突撃に備えていたというと、機動隊の分隊長か?腰にコルト45リボルバーの長銃身をぶら下げていたらしい。ガス銃なんか毎日撃ってたというからしんがりを務める荒くれ部隊の親分だったはずである。

Oさんもお腹が減ったのか、ちょうどお昼に開放された。

それから作業の続きをやったのだが、最後の最後でへまをしてまた失敗作をこしらえてしまった・・・