レモンバーム 13
ヴォージラール通りのカルメル会, アシル=エトナ・ミシャロン( Achille Etna Michallon、1796–1822 ) 画。
ヴォージラール通りにあるカルメル会の農場、写真;ジャン=ウジェーヌ・アジェ( Jean-Eugène Atget, 2/12/1857-8/4/1927 )はフランスの写真家。
カルメル会※の農場は42エーカー以上の広さがあり、そこではレモンバームが栽培されていました。この修道院の薬局はメリッサ水の配合が発案されたのです。カルメル水( Eau des Carmes )が、 パリのカルメル修道院 ( Hôteldes Carmes ) と呼ばれている理由です。修道院ではたくさんのカルメル水を作っていました。そしてその全てのハーブは彼らの農園で作っていると言っていましたが、薬草商であるブルリエ卿(Sieur Bourlier)は、1788年11月22日から1790年5月9日までの間に、カルメル教会に75,116シリングの薬用植物を納めたことを送り状から証明して見せました。
カルメル教会がヴォージラール通りにできると、そこに目立った薬局を作りました。1611年には既に、そこで製造と販売を万能薬カルメル水の名で始めていました。
つづく。