トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

ボリンジャーバンド・ファイブもう一つの時間足

2019-04-02 14:16:52 | 投資

 水上紀行氏提唱のボリンジャー・ファイブ(BB5)の成果は上々ではあるが、一つだけ分からないことは、使用すべきチャートの時間軸であった。そこで、もう一度同氏のセミナーをオンデマンドで視聴しなおしてみた。講師はセミナーで明らかにされたことは、日中25種の通貨ペアに関し、2つの時間軸を監視し続けているとのことであった。ただし、その内容については、なぜか内緒(秘密)とされていたのである。 

 セミナー終了間近にチャットによるQ&Aコーナーあり、その中に次のような応答があった。

質問者:「ボリンジャー5は日足のチャートと見受けました。経験的に日足が一番良いということでしょうか?」

講師回答:「うーん、具体的には言えないですけれども、他にもっといいのがあります」 

 筆者もセミナーで使用されたチャートが日足であったことから、日足が基本となる時間足と解釈し、実際のリアルトレードでも日足チャートを使っていた。BB5が収束する頻度は少ないが、これでも結構な成績が得られていたのである。 

 もっといい時間軸があるとすれば、ぜひそれを探さなくてはならない。散歩の途中で、本屋に立ち寄るとたまたま水上氏著書「FX戦略投資-実践編」が置いてあった。BB5に関しては2ページのみの言及であったが、そこで挿入されていたキャプチャー画像は、2017年2~3月にかけてのドル円の4時間足チャートであった。立ち読みでも済んだが、著者と書店に敬意を表して一冊買い求めた。外為オンライン社のチャートであったが、当時のチャートをMT4で再現してみた。

 

 ドル円・4時間足、ほぼ2ヶ月間のチャートであるが、かなり整然としたブレークの跡が窺われる。青い丸印を付けたほかにも有効なミニブレークが見てとれる。ダマシも少なそうだ。この事実が判明した以上、筆者としても今後は4時間足チャートでの運用に切り替えたい。ただし、ATRが50~70ピップス程度の通貨ペアでは日足でもよさそうだ。 

追記:MetaGenicFX社で公開中のEA、BBFive_MT4EA_v1について下記の通り、更新していただくことをお願いしました。(文中の設定画面はEA更新後のもの)

① 時間軸の設定

 この手法では、時間軸の選択が重要となるため、EAの設定に際して、どの時間軸を使用するかをパラメータで設定できるようにしました。

② 他の待機注文のキャンセル

 買いの待機注文が約定した際には、もう一方の売りの待機注文は取り消すのが原則ですが、ご利用者の要望により、もう一方の注文をそのままにしておく(取り消さない)方式もパラメータで選択できるようにいたしました。

⑤ メタジェニック社によれば、旧バージョン購入者全員に対し、本日更新版をメールにてお届けしたとのことです。