MT4が世に出たのは2005年、2010年にはその後継となるべきMT5がリリースされている。ところがMetaQuotes社の期待に反してMT5がその役割を果たすことはほとんどなく、MT4が今日に至るまで、FXトレーディングプラットフォームとして世界標準の地位を不動のものとしてきた。
FX取引のみならず株式、各種商品・金融先物等をもカバーするMT5の普及を急務とするMetaQuotes社は、日本にも本格的な進出の機会をうかがっていたが、ここにきてようやく国内にもMT5をリリースする業者が現れ始めている。
先鞭をつけたのはAVA Trade Japanでこちらは、avatrademt5.jpなるURLを用意して、新規リアル口座の募集を始めている。AVA Trade Japanの本来のホームページには正式なプレスリリースが掲載されていないので、いつから募集を始めているのか詳しくは不明だが、おそらく9月以降のことと思われる。遅れて12月23日、Oanda JapanからもMT5デモ口座募集の案内があった。オアンダの本口座開設募集は来年半ばとなる見込みである。
両社からオッファーされているスプレッドはいずれもMT4対比狭小になっており、本邦業者と遜色がない。短期デイトレ・システム志向の顧客にはうれしいニュースである。MetaQuotes本社としては、MT5の日本国内での競争力とシェアの増大を目指して企図し、そのマーケッティング戦略の一環として、格安のライセンス使用料で臨んだもの想像することができる。以下両者の該当ページ。
OANDA: https://www.oanda.jp/info/647
https://www.oanda.jp/fxproduct/mt5