今回、江守哲氏監修のEMORI Indicator for ATRの一部修正を希望される方の要望にお応えする形で、インディケータの再現にチャレンジをした。完成型は前回のブログにて紹介したところであるが、実はオリジナルの考え方を少し変更したところがあった。
オリジナルの考え方と今回のEMORI MODOKIをMT4に同時に描写させると下記のようになる。MODOKIは赤と青の太線、オリジナルの考え方に沿った線はオレンジと黄緑の細線で表示している。(パラメータは両者同一、両インジにある雲のような帯は表示せず)
オリジナルのラインはローソク足の動きに応じて敏感に上下するのに対して、MODOKIの動きはところどころ平行線も垣間見える。お察しの通りMODOKIにはトレーリングストップの考え方を加えている。
四角で囲んだところを注目していただきたい。①の矢印の地点はMODOKIの売りシグナルの発生地点、② はオリジナルの売りシグナルの発生地点となる。オリジナルの論理ではローソク足の足が下がれば、支持ラインも下がってくるから、ローソク足の支持ラインを下抜けるタイミングが遅くなることになる。MODOKIでは、トレーリング効果の結果、買いの利確及び売り注文のタイミングが有利に働いていることが分かる。
EA作成にあたっても、このMODOKIの論理式を継承することとしたい。
(追記)
本インディケータとEAは完成し11月6日、こちらで更改しています。