70代主婦の糖尿病日記~付録として京都つれづれ~

高齢に達した70代主婦が糖尿病に!
悪戦苦闘の毎日を、京都四季折々と共に記します

BMIのホントとウソ?

2017-09-15 15:00:15 | 日記
BMIと言えば、ダイエット中や糖尿病の人達には、お馴染みの数値!

BMI=体重÷身長÷身長
のことで、肥満指数?を表す。

このなかで、18~25までは適正体重で、18以下は痩せすぎ、25以上は「肥満」ということになる。

私は、この指数は、26.7・・・やや肥満の部類になる・・・日本では

ところが! この数値は日本独特なものなのでり、WHOでは、30からが「肥満」になる。
世界では、私は肥満ではなく、少しオーバーウェイトである、ということになる。

なにせ、67才のばあさんだ。若い頃よりも、太っているのは仕方ない。見た目は、それほどでもないが・・・。
一番困る人は、25.8ぐらいの人で、見た目は普通体型にしか見えないが、それでも「肥満」と呼ばれ、医師からは
「もっと痩せないと駄目ですね」ときつーく言われるだろう。

この25~26ぐらいが一番大変で、太っているといっても「少々」ぐらいだから、なかなか体重は減らないのだ。
24.9でも肥満ではなく、すこしでも25を過ぎると肥満と言われる。
人間とは、数値に左右されてオロオロしてしまう、愚かな動物に過ぎない。
それも日本だけ・・・とは。

アメリカでは、BMIが30をこえ、明らかに肥満の人達が、30%を超えている。
日本では、わずかに3~4%!!!
日本が如何に、肥満ではない人種か分ろうというものだ・・・。

よって、アメリカ人から見れば、日本人女性たちはガリガリに見える。あちらのモデルのようなものなのね~。

それなのに、日本人のダイエット志向は、恐ろしいほどで、ダイエット病?と言ってもいい。

そして、糖尿病の医師の先生方も

「やせろ、やせろ」と仰るから、患者たちは何が何でも痩せなきゃと必死になり、
挙句は、カロリーを減らし、一日一万歩は歩き、毎日体重計に載る・・・。

私もその一人だが・・・とにかくストレスが半端じゃない。
その内に、糖分不足でイライラし始め、当り散らしだす。
とても、精神的には健康とは言いかねる。

糖分は、脳を安定させ、精神をほっこりさせるというが・・・
まさにその通りだと、自分でもそう思う。
そう思いつつ、おいしそうな和菓子屋や、ケーキ屋を尻目に、歩き去る、この苦痛。

私は最近不眠になり、いつもイライラするようになってきた。
糖分って、やはり人類には必要なのね^^

それから、やや太り気味の方たちに言う。
日本のBMIは、世界標準ではないのだから、ね

1970年代のアメリカ人たちは痩せていた

2017-09-12 13:22:39 | 日記
私は、1970年代に一時期アメリカ合衆国に住んでいたことがあります。その頃のアメリカ人たちは、ほとんど肥満ではありませんでした。

けれども・・・
最近、友人と京都四条烏丸で食事したとき、アメリカ人の団体さん達が30人ぐらい?お出ましに。
彼らはほぼ全員が、日本で言う「肥満」でした。

京都市内でも、アメリカ人たちは特に太っているという印象が多いです。
が、彼らは、糖尿病なのでしょうか? それとも知らないだけ? それとも数値が日本とは違うのか?

アメリカではご存知のように国民皆保険制度ではないので、とにかく医療費は馬鹿高く、その点は日本は、恵まれていると思います。
糖尿病の予備軍はアメリカでは相当数居るのだと思いますが、特に社会現象になっていないのは、肥満の人が多過ぎて、自分が肥満であるということに気付かないのだと思います。

日本では、とにかく
「太っている」ということが恥で、特に太っても居ない人達が狂ったようにダイエットに奔走しているのですが、アメリカ人たちは何も感じないのでしょうか?

私が居た頃のアメリカの食事は、やはり現代より、健康的だった気がします。

お呼ばれのパーティでは、必ず、ボウル一杯のサラダがありましたし、菜食主義も流行っていました。
主婦たちは、手作りのパーティ食などでもてなしていました。
サラダ、手作りのディップ、ガスレンジで作ったチキンや牛などのグリル料理が主でしたが。

けれども今は、ファスト・フードfast foodばかりで、手作りは余り無いようです。
昔はマッシュポテトだったのに、今はフライドポテト。どでかいピザや、ランチは、どでかいドーナツ類。
昔からアメリカのお菓子は甘かったのですが(特に日本人には不評だった)、今は多分、もっともっと甘くなっているのでしょう。

これは社会的、政治的な背景もあります。
アメリカは大体、野菜農家を保護してこなかったのです。大量生産の小麦やとうもろこし、そしてポテトには大々的な援助がありました。
その三つとも、炭水化物です。
確かに、アメリカの料理は安いのです。特に炭水化物は、めちゃめちゃ安いので。大量に食べても財布は傷みません。
けれども野菜のお値段は高いし、料理をしませんから、野菜料理の品不足は否めません。

それにしても、、、
この40年ぐらいで、こうも変わるものなのか・・・食事の大切さを考えざるを得ませんでした。




糖尿病教育入院は、必要ない

2017-09-11 13:47:29 | 日記

・・・と断言できます。
と言うのは、そもそも”教育”してやる、という上から目線です。けれども、全部、通院で出来ることばかりなのです。

穿刺(せんし)というのは、針を手に刺して血液を出し、そして血糖値を測ることを言うのですが、
それでも、自分でやろうと思えば教えてもらえば出来ますし、通院でも出来ることです。
薬も然り。そして後の検査なども通院で出来ます。
2週間の入院なんて今時こんな長期に渡る入院など、ありますか?
病院からしたら、これほど良い儲けはありませんし、厚生省などが言う「健保の破綻」等、金が要ると言っては居ますが、こんな余計なことをしているからだと断言できます。

私は昨年、長年持っていた(!)胆石の除去手術をB病院で受けましたが、たった五日で退院しました。翌日に退院する人も居るようですが・・・さすが、それは私には無理でしたが。

では何ゆえ、長期の入院が要るのかと言えば、それは多分「食事療法」でしょう。
けれども、今現在、この食事療法というものが、怪しくなり、様々な食事療法が医学会では出てきているのです。
各病院、各医師によっても、大体五種類ぐらいの方法がありますよ。

代表的、かつ伝統的な物が、60%のご飯とおかず、特に一汁三菜というものです。
見れば分ります。どのパンフレットや本にも載っています。

鮭一切れ、味噌汁、野菜のおかずに、納豆、そして大盛りのご飯、という絵は、糖尿病患者なら、だれだって一度は目にしたことのある典型的な「糖尿病食」です。
ですが、これを365日続けられますか?

ここ京都では、このような塩辛系のレシピは余りありませんし、朝食はパンが多いです。
・・・でなければ、野菜を沢山大盛り(特にキャベツが)食べるというやり方もあれば、糖質制限食もあり、一日五回の分食方法というものもあります。

白い飯は駄目で出来るだけ色の付いた主食で、という方法もあります。
つまりはそれだけ、現代は、様々な食事療法があるということなのです。

こうしてみてみると、2週間の入院で得られるものは、単なるストレスでしかない、
ということになるのです。

私は”教育”の名の元、20冊ぐらいの小冊子を貰いましたが、その小冊子には、某薬剤メーカーの名前が印字されておりました。

この時代遅れの「教育入院」はすぐさまやめるべきでしょう。
ハンセン病の隔離政策ねように、いつまでも世界から取り残されたような悪癖は絶つべきです。


他国には無い、「教育入院」

2017-09-09 13:03:58 | 日記


いいですか?

「糖尿病教育入院」というものは、外国にはありません。
かろうじて、デンマークなどの国で、数日ぐらいの入院が有る程度です。
「日本糖尿病学会」は、昭和33年にできた団体ですが(古っ!)、未だに権威を持っています。

私は、退院後、その費用に驚きました。
いいですか? 一日の食費は一万です!! そして、私は三割負担なので、三千円となりますが、
内容は極めてお粗末。
白い飯大盛りに、タンパク質と脂肪の極めて少ないおかず、程度です。
朝飯は、白いパン一枚と低糖質のジャムちょっと、それから一切れの果物に牛乳・・・だけでした。

出るのは、野菜、野菜、野菜、それと少量の魚だけです。
おかげで、1kgは痩せました。
けれどもそれが何ですか? 単なる栄養不足で痩せただけじゃないですか?

これは、カロリー制限食というものが未だに糖尿病の指針となっているだめですが、
アメリカでは、2008年から既に「糖質制限食」に変えているのです。

もう一人だけ、同年齢の女性患者が居ましたが
「私が糖尿病になるなんて・・・」と呟いていました。つまりは精神的ショックの方が大きいわけです。
それというのも、糖尿病患者は、日本では忌み嫌われるからですよ。
「生活習慣がなっていない」という噂です。

私も退院後、有る人から
「糖尿病になったからにはもう治らないね、不治の病だね」
とどうどうといわれました。

私の場合、インシュリンを打つわけでもなく、そんなに重症ではなかったのですが、
例の長谷川氏のように
糖尿病患者=腎透析

と思われているようなのです。
これが一番由々しきことです。
正しい事実を知らなければなりません。治療はまずそれからなのです。



教育入院は本当に必要か!?

2017-09-09 11:56:06 | 日記

ところで・・・
この度、糖尿病に罹患したということで、某A病院に「糖尿病・教育入院」なるものを、約二週間致しました。

結論を言うと、「教育入院」は本当に必要な処置なのか?という事実です。
そもそも「教育入院」二週間なんて、今時、どんな病気でもやらないのです。それなのに、未だに糖尿病患者だけが「教育入院」なんて・・・どこかおかしくありませんか?

二週間自宅にも帰れず、ひたすら病院に居て、毎日六回の穿刺器具(せんし、と呼びます)を使った血糖値の計測、そして食事療法(これがかなり怪しい??)、それから各種検査と、場合によっては運動リハビリ・・・たったそれだけの為に、わざわざ二週間の入院って・・・おかしくないですか?

現在、カロリー制限という名のもとの「食事療法」が本当にいいかどうか、は実は不明なのです。
私は、半分以上の白米とちっぽけなおかずのみでした。白米はたんまりあって、少食の私には全部は無理でした! それでカロリーを減らしてもらったのですが、さつまりは白米が少し減っただけで、薬を飲んでいるのにもかかわらず、どうもさっぱり血糖値は落ちません。
当たり前です、白米はつまりは炭水化物であり、血糖の塊。おかずが増えなくては、全然血糖値は下らないのです。
といっても、野菜ばかりでは、結局「飢餓状態」になって、やはり身体に良いわけがありません。

それで、もてあました時間、私はスマホで、改めて「糖尿病」を徹底的に調べてみた所・・・

あらあらあら? 現在は糖尿病に対する治療方法が、幾種類か分かれていることに気付きました。
もともと少食の私には、カロリー制限なんかしたら、良くなるはずがないのです。
これ以上、痩せて不健康になっては、元も子もありませんよ。



昔ながらに「糖尿病はカロリー制限して、ガリガリに痩せること」と考えている人は、ご一考くださいね。
やせては駄目です、余程の肥満の人で無い限りは!
タンパク質たっぷりの料理を食べることなのですよ、結局は。

次回はもっと詳しく記しますね。