石狩市
石狩市は道都 札幌市の北西部に位置し、北海道最大の大河、石狩川が流れます。
石狩川の源流は北海道の屋根 大雪山系の石狩岳から発していて、北海道第二の都市、旭川市のある上川盆地、最大の穀倉地帯である空知平野を蛇行して水田を潤し、やがて河口のある石狩市にたどり着きます。
石狩川は全国一の長さを誇る大河であったものの、蛇行の多い大河は幾度も氾濫を繰り返しては被害を出す為、河川の直線化工事が何ヵ所も行った結果、364キロの大河は100キロ余り直線化され、総延長で信濃川、天竜川に次ぐ日本第3位の一級河川となりました。
そんな石狩川のアイヌの語源は、
~イ、シカリ、ペッ~
意味は、【非常に曲がりくねった川】と伝わります。
この石狩川には、逸話がひとつ~
徳川五代将軍 徳川綱吉治世下の元禄年間に、
二代水戸徳川家当主となった徳川光圀【水戸黄門】の命を受けた藩船~快風丸が石狩川でアイヌと交易を行いました。
快風丸の船員らは、警戒しながらも近づいてきたアイヌらに石狩川の河川敷で鍋料理と酒を振る舞って彼らの警戒心を解き、
水戸より積み込んだ米や酒と、アイヌの鮭、熊の毛皮と交換したそうです。