こんにちは。
近藤絵理です。
新企画「こだわりの○○教えて!」連載スタートしました。
これは、日常生活に潜むあおきりメンバーのちょっとした「こだわり」を、私、近藤絵理が聞きに行く企画♪
今月のこだわりの○○は……
こだわりの『台本』
いつも持ち歩いている必需品、台本。あおきりみかんの台本は、A3サイズの用紙に印刷されて配られることが多いです。使い方には、人それぞれこだわりがあるはず!?
今回は、川本麻里那と平林ももこの女子2人にインタビューしてみました♪
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川本麻里那 kawamoto marina
2010年 6期メンバーとして入団。
出演情報
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
○2016年1月12日(火)スタート
NHKドラマ10『愛おしくて』
毎週火曜22:00-22:48(全8回)
絵理「麻里那は、台本のファイリングは、36穴のリングファイル派?」
麻里那「そうです。ルーズリーフみたいな。今日は穴あけの機械を全部持って来るの大変だったんで、穴あけパンチだけ持って来たんですけど、これに寸法を測れる定規が付いてて均等に穴が開けられるんです。」
絵理「穴開けるの大変じゃない?」
麻里那「2つ穴よりは大変ですね。一度に3枚くらいしか開けられないし、1枚につき3回位穴開けないといけないので。でも、2つ穴だと破れやすいから、36穴の方がいいです。
私、『台本何ページだっけ?あ、探せない!自分の台詞来ちゃった!』っていうのが嫌で、すぐに探せるのにしたくて。
台本に書き込むのも、すぐに書き込みたいんですよ。
はじめはクリアポケットファイルに入れてたんですけど、あれ、ポケットから出さないといけないから、すぐ書き込めなくて。
本サイズに糊付けして製本してる人もいて、立ち稽古の時、小さいから持って読めて便利らしいんですけど、私は立ち稽古始まったらもはや台本持ちたくないので、小さくする必要は無いかなと。
後、小さいものは読む気がしなくなるんですよね。字も拡大コピーしたいくらい(笑)」
絵理「チェック(ダメ出し)は台本に書き込む?」
麻里那「台本にも書きますけど、ノートにとりあえず走り書きすることもあります。
基本、稽古中チェック聞いてる時には書き込まないで、家に持ち帰って噛み砕いて書きます。その場で書くと、書くことに集中しちゃって自分が何を理解してて、何を理解出来てないかわからなくなっちゃうから。
書く時は、みんなフリクションとか使ってるけど、私は0.9のシャーペンを使ってます。筆圧が強いので、フリクションとか細いシャーペンだと消しても跡が残ってくしゃくしゃになっちゃうので、弱い力で書けるのにしてます。」
絵理「台詞はマーカー引く派?」
麻里那「引きます。字を追っていけなくなっちゃうんで。マーカーはピンクですね。目に入って来るから。
どうでもいいこだわりなんですけど、カットになった台詞は読めないくらい黒く塗りつぶします。線で消しただけだと間違えて読んじゃうから。」
絵理「すごく、目に入りやすくしようとしてるね(笑)」
麻里那「目に入りやすくないとすぐ台詞見逃しちゃうんですよねぇ(笑)。自分の中で台本を分かりやすく整理整頓するために、現在のシーンとか、過去のシーンとかで、色分けしたりもしますよ。」
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平林ももこ hirabayashi momoko
2013年 7期メンバーとして入団。
出演情報
○2015年11月27-30日
エス・エー企画『ある男、ある夏』
G/PIT ※演出助手として参加。
○2015年12月24-27日
日本の演劇人を育てるプロジェクト
ギリシャ喜劇『女の平和』
愛知県芸術劇場小ホール
絵理「ももこはファイリングしない派なんだ。」
ももこ「しない派です。台本の差し替えがあった時すぐに差し替えられるし、パッと見たい時にすぐそこだけ抜き出して見れるからです。」
絵理「差し替えがある前提だと(笑)。」
ももこ「そういうわけではないんですが……数枚だけ出せるし便利なんです。」
絵理「綴じてないとバラバラになっちゃわない?」
ももこ「そこはあんまり気にしたことないです。」
絵理「クリアファイルに入ってるけど、これにはこだわりがあるの?」
ももこ「そうなんです!クリアファイルにはこだわりがあるんです。クリアファイルが好きで。こっちは、『女の平和』ということで、強い女…肉食系…ヒョウ柄!という。」
絵理「あ!そういうね。」
ももこ「こっちは、私の中の『ある男、ある夏』というイメージで選んでみました。中村佑介さんのイラストです。」
麻里那「ある男っぽいね!」
絵理「毎回公演が始まる前に探しに行くの?」
ももこ「探しに行ったり、ストックがいっぱいあるので、その中からイメージに合うものを選んでます。」
絵理「台詞はマーカーする派?」
ももこ「する派です。グレーでマーキングします。」
絵理「え?グレー?色ペンじゃないんだ?」
ももこ「そうですね。色ペンだと目がチカチカするんで。」
麻里那「やべ。全く真逆だ(笑)」
絵理「麻里那は見失わないように目立つ色にしてるんだもんね(笑)。」
麻里那「なんか賢そうな感じするもんなぁ。」
絵理「本をよく読んでる人の感じだよね。」
麻里那「私、本読み慣れてないから字面が追っていけないんだよ。すぐ見失うんだよ(笑)。」
ももこ「あーそうなんですねぇ。」
絵理「チェックは、台本にメモする派?」
ももこ「台本とノートと両方です。『女の平和』は、『女の平和虎の巻ノート』を作ってまして、わからない単語をストックしておいたり、調べたことをメモしておいて、見返す用です。
私、すぐ忘れちゃうんですよ。だからすぐ書きます。
後、『ある男、ある夏』は、合わせてマスキングテープも買いまして…寺山修司のポスターをよく描いてる横尾忠則のマスキングテープです。」
絵理「えー!こんなのあるんだ!」
絵理「でも綴じてないとページが混ざったりしない?」
ももこ「それはありますね。」
絵理「じゃあ綴じたほうが良くない?」
ももこ「いや!クリアファイルが好きなんで!クリアファイルに入れたいんです。」
絵理「あ、クリアファイルありきなんだね。」
2人の真逆のこだわりを発見して面白かったです。
ちなみに他のあおきりメンバーは、
綴じない派
2つ穴リングファイル派
36穴リングファイル派
クリアポケットファイル派
クリップ派
糊付けして本にする派
縮小コピーする派
レール式クリアファイル派
に分かれるようです。
私は、
台本が分厚い時は2つ穴リングファイルを、薄い時は、レール式クリアファイルを愛用しています!
麻里那の36穴や、ももこのグレーマーカーは、私もやってみたいですね。
こんな感じで、毎月、劇団員のこだわりを掘り下げていきたいと思いますので、是非お付き合いくださいませ★
☆絵理☆