カシオペア座の隣に位置するケフェウス座、ギリシャ神話ではカシオペアの旦那さん、つまり王様です。そのケフェウス座に位置するIC1396という散光星雲ですが、ちゃんと写ると象の鼻のように見えます。露出時間の不足、画像処理技術の未熟、撮影しているカメラがノーマルカメラなどの理由で象の鼻に見えるまでには至っていませんが・・・・・。
赤い星雲の中にゴニョゴニョ~と、何かが這っているように見える部分は暗黒帯といって光を通しにくい星間ガスが漂っています。天体写真という観点から見ると、この星間ガスがアクセントとなり散光星雲を多彩なものにしているのですが、暗黒というと何か暗いイメージがありますね。それにしても天体写真の画像処理は奥が深いです。