杏の読書日記プラス

本が好き。お昼寝が好き。こどもが好き。
読書日記から写真日記へリニューアル♪

南極料理人

2009-11-17 22:21:34 | 映画
仕事帰りに、映画『南極料理人』を観てきました。
(アンコール上映なので、1000円~♪)

標高3800m、ウイルスもいない南極ドームふじ基地に赴任した8人。
平均気温・氷点下54度、家族が待つ日本までの距離14000km。
究極の単身赴任。
彼らの日々の楽しみは、食事。その食事を担当するのが、西村淳(堺雅人)。

お刺身、天麩羅、オープニングから、おいしそうな料理が登場します。
おにぎり、豚汁、伊勢海老、ローストビーフ。
中華もあれば、フレンチも。
フードスタイリスト・飯島奈美さんの料理は、どれもおいしそう!!

そして、この映画の中で、料理と同じく、いい味を出しているのが、出演の役者さんたち。
雪氷学者の生瀬勝久、雪氷サポートの高良健吾、ドクターの豊原功補、隊長のきたろう。
西村の妻・西田尚美、娘・友花の小野花梨。

彼らの言動に、くすくす笑って、おいしい料理に心を躍らせる~そんな楽しい映画です。
何度でも、観たいかも
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重力ピエロ

2009-10-30 23:57:09 | 映画
昭和館で観た2本めの映画は、『重力ピエロ』です。

大学で、遺伝子学を専攻する兄・泉水(加瀬亮)と、落書き消しをしている弟・春(岡田将生)。
連続放火事件と、グラフィティアートの出現が、二人の抱える心の闇に迫ってくる。
グラフィティアートに隠された遺伝子の暗号は、何を意味するのか。
その謎が解かれるとき、二人は心を解き放つことができるのか。
「俺たちは、最強の家族だ」という父(小日向文世)の言葉が、重く、温かい。

~とても、観たかった映画を、ようやく観ることができました。
泉水(いずみ)も、春も、キャストを聞いたときから「ピッタリ~!!」と思っていました。
加瀬さんの泉水も原作のイメージに合ってましたし、父親役の小日向さんも、母親役の鈴木京香さんも、良かったです。
中でも、春を演じた岡田くん~演じるというより、春そのものという存在感でした。(かっこいい~

この映画でも、伊坂作品の特徴である会話が、そのまま生かされています。
ジョーダンバット、ピカソ、ガンジー、数々のキーワードも散りばめられています。

いい映画です。予告編だけでも、どうぞ→ 「春が二階から落ちてきた」
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フィッシュストーリー

2009-10-30 23:32:50 | 映画
ちょっとレトロな映画館、小倉昭和館にて、映画を2本観てきました。
1本めは、北九州初公開の映画『フィッシュストーリー』です。

1975年~
売れないロックバンド「逆鱗」は、3枚目のアルバムを録音した後、解散する。
そのアルバムに収録された「フィッシュストーリー」という曲が、世界を救うことになるとは、メンバーはもちろん、気づいていない。

1982年~
大学生の雅史(濱田岳)は、出会ったばかりの女性に「貴方は、今夜運命の人と出会う」と予言される。
その帰り道、山道を車で走っていて、暴行事件を目撃してしまう。
気の弱い雅史は、カーステレオから流れていた「フィッシュストーリー」に背中を押されるように、木の枝を手に取るのだった。

2009年~
修学旅行中の高校生・麻美(多部未華子)は、フェリーの中で、「正義の味方になりたかった」コック(森山未來)と出会う。
コックは、「笑える話」として、親から、正義の味方になるようにと、育てられたと語る。
数分後、フェリーは、シージャックされる。

2012年~
彗星が地球に衝突しようとしている。地球滅亡まで、残された時間は5時間。
人々はどこかに避難して、静まり返った町の中で、一軒のレコードショップだけが営業している。
店主(大森南朋)は、一人の客のために、「フィッシュストーリー」をターンテーブルに乗せる。

「なあ、この曲はちゃんと誰かに届いているのかよ?」
30年以上も前~最後のレコーディングで五郎の叫んだ声が、時空を超えてつながり、いま、奇蹟を起こす。

~4つの話が交差しながら、映画は展開していき、後半は、さまざまなキーワードがつながり、鮮やかなラストへ。
このつながっていく感じは、伊坂作品ならでは。いいぞ~♪

映画と、原作とは違う設定だったりもしますが、伊坂作品の最大の魅力である、会話などは、そのまま生かされていて、にんまり~♪

おもしろい映画でした


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ラブ・ファイト

2009-09-25 16:52:32 | 映画
映画『ラブ・ファイト』を観ました。

☆あらすじ☆

幼なじみの亜紀(北乃きい)と稔(林遣都)。
幼稚園に通う頃から、高1になる現在まで、亜紀は、いじめられっこの稔を守ってきた最強女子。
しかし、稔は、そんな亜紀の存在が疎ましい。
亜紀より強くなりたい、と稔が選んだのは、ボクシング。
偶然、町でであった男・大木(大沢たかお)は、元日本チャンピオンだった。
大木のジムに通い始めた稔は、ボクシングがおもしろくなっていく。
彼女らしき存在もでき、心穏やかな日々を手に入れた稔の前に、またも亜紀が現れ
「このジムに、入門する」と宣言するのだった。

~北乃きいが、強くて、かわいい♪ 林遣都が、ピュアで、かわいい♪
大沢たかおが、やっぱり、かっこいい 
そんな映画でした。って、そんな感想でいいのか、私

この映画の監督は、『ミッドナイトイーグル』の監督さんなんだとか。
あの壮大なスケールの映画と、この映画がつながらないんですけど
大沢さんつながりなのかなぁ。

そういえば、大沢さんのドラマが始まるのでした→『JIN~仁
日曜夜9時、楽しみです
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ディア・ドクター

2009-07-08 15:50:33 | 映画
映画『ディア・ドクター』を観てきました。
映画館に行くのは、久しぶり~今年、2回目でした

☆あらすじ☆
無医村だった神和田村にやってきた医師・伊野治(笑福亭鶴瓶)。
高齢者の多いこの村で、「神さま仏さま」よりもありがたい存在として、村人から絶大なる信頼を受けていた。
そこへやってきた新米医師・相馬啓介(瑛太)は、そんな伊野の姿に惹かれていく。
ある日、鳥飼かづ子(八千草薫)が倒れ、伊野の診察を受けたことがきっかけで、伊野を失踪へと導いていく。

「一緒に嘘をついてください」と言ったかづ子。
嘘を背負うことを決めたときから、伊野は覚悟を決めていたのかも。

~そんなふうに感じる映画でした。良かった~

キャストが、すご~くいいです♪
看護士の大竹(余貴美子)、製薬会社の斎門(香川照之)、かづ子の娘りつ子(井川遥)。
みんなはまり役です。
更に良かったのが、村長役の笹野高史と、刑事役の松重豊。もう、ピッタリすぎ!!

そして、山あいの風景の美しさも、とてもいいです♪
ロケ地は、茨城県常陸太田市だそうです。
日本の里山の風景が、映画館のスクリーンいっぱいに広がっていました

笑えるんだけど笑えない現実があったり、でも逞しい人々の暮らしがあったり。
西川美和監督の伝えたいことが、ストレートに伝わってくる~そんな映画でした。

追伸:この本も読んでみたいな。

きのうの神さま
西川 美和
ポプラ社

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