杏の読書日記プラス

本が好き。お昼寝が好き。こどもが好き。
読書日記から写真日記へリニューアル♪

黒と茶の幻想、ほか

2007-09-03 14:43:20 | 

8月の読了本。

先月は、全然本の記事が書けなかったので、ど~んとまとめて書いちゃいます。
まずは、うちにある本から。

『黄昏の百合の骨』恩田陸、講談社文庫。★★★★☆
『麦の海に沈む果実』のヒロイン理瀬が登場する物語。「魔女の家」の周辺で起こる毒殺や失踪事件。理瀬を取り巻く人物の中で、彼女の敵は?味方は?最後まで、ドキドキしながら、400ページを一気に読み。やっぱ、いいな~恩田陸。

『黒と茶の幻想』上下巻。恩田陸、講談社文庫。★★★★☆
引き続き恩田作品を、ということで、今度は上下巻で800ページ!!学生時代の同窓生だった男女四人の過去を取り戻す旅。舞台となるのは、太古の森を抱くY島。四部構成になっていて、四人それぞれの言葉で物語が進行していく。会話と心理描写が絶妙。

『くちぶえ番長』重松清、新潮文庫。★★★★☆
小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトが転校してきた。小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだーとツヨシが回想する物語。雑誌『小学四年生』連載の作品集。
大人は、懐かしくて、ほろっとするかも。

『楽隊のうさぎ』中沢けい、新潮文庫。★★★☆☆
引っ込み思案の中学生・克久が、ブラスバンドに入部し、先輩や友人、教師に励まされ、成長していく物語。めざせ全国大会!~ブラスバンドの練習風景や、曲のことが詳しく描かれているので読みやすかった。克久が打楽器チームに入ったので、ますます打楽器びいきになる私。えへへ。

以下、その2へ続きます~


一重のトルコ桔梗。
コメント (4)
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