とうとう最終巻、★★★★★
「月9ドラマも夢ではない!」と密かに思っている『図書館戦争』シリーズの第4巻『図書館革命』が、ついに出ました。
待っていたけど、読んでしまうのがもったいないようで、
でも読み始めると、やっぱりとまらなくて、3日間で読んでしまいました。
前作『図書館危機』が波乱万丈だったので、今回はどうなる?と思っていたら、原発がテロに襲われる場面から始まりました。
「えっ、原発!?図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)の郁や堂上は、どうからんでくるの?」と意外な幕開け。
熱血バカ。 笠原 郁 図書特殊部隊・堂上班班員
怒れるチビ。堂上 篤 図書特殊部隊・堂上班班長
笑う正論。 小牧幹久 図書特殊部隊・堂上班副班長
頑な少年。 手塚 光 図書特殊部隊・堂上班班員
情報屋。 柴崎麻子 図書館員・実験中の情報部候補生
喧嘩屋中年。玄田竜助 図書特殊部隊隊長
この6人に光の兄・手塚慧(図書館員)と作家・当麻蔵人が加わり、物語は進行していく。
図書館側と敵対する良化委員会は、テロを理由に、当麻の身柄を確保しようと動きだす。
当麻を良化委員会に奪われたら負けだ。
郁は、その単純なルールを噛みしめ、当麻の身辺警護の任に就くことになる。
そして、敵対していたはずの手塚慧まで、図書特殊部隊とともに良化委員会と戦うことになっていく。
当麻と、堂上と郁の逃走劇の行方は?
どうする、堂上。振り返るな、郁。
~というお話です。
図書館シリーズの完結編なので、ラストは予想できます。これしかないでしょ、って誰もが思うエンディングが待ってます。
これから読む人は、安心して読んでください
著者・有川浩はあとがきで、「ちょ、待て!落ち着け!走るな休め!」と叫んでます。「突っ走る登場人物たちに地べたを引きずられ、ボロ雑巾のような状態でゴールのテープを切りました。」との告白もあります。
そして、「物語はここで終わるけど、彼らの人生がここで終わるわけじゃない。だから、寂しがる必要はない」と記しています。
同感。私も寂しいきもちにならなかった。
寂しくなったら、また本を開けばいいんだし、彼らの姿はいつでも思い浮かべることができるから。
もしかしたら、スピンオフもあるかもしれないし。
図書館戦争のみんなにありがとう。楽しかったよ。
SEE YOU