杏の読書日記プラス

本が好き。お昼寝が好き。こどもが好き。
読書日記から写真日記へリニューアル♪

2月に読んだ本

2008-03-14 15:52:16 | 


晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』 ★★★★☆

この2冊は、図書館本で、返却してしまったので、簡単な感想です。

駅ビルにある成風堂書店のしっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが活躍するシリーズで、『配達あかずきん』に続く2作め・3作め。
「書店の謎は、書店員が解かなきゃ」がキャッチフレーズになっていて、書店エピソード満載の楽しい作品です。
これだけ細かい描写ができる作者は、元書店員なんだそうです。納得。
本屋好きには、おすすめのシリーズ。2作めは長編ですが、その他は短編なので気軽に読めます。

死神の精度』 ★★★★☆

①CDショップに入りびたり②苗字が町や市の名前であり③受け答えが微妙にずれていて④素手で他人に触ろうとしない~そんな人間が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。(文庫の紹介文より)

この話、読むのは2回目なんだけど、十分楽しめました。
最初に読んでから、時間が経っていて、内容を覚えていないから、読んだあとに「あ~そうだった。こんな話だった。」と思ったりしました
六つの話のうち、最初の「死神の精度」と、最後の「死神対老女」が好きでした。
そして、ふたつの話は、ちゃんとつながるところも伊坂作品らしくて良かったです。
映画も観たいなあ~

少女には向かない職業』 ★★★☆☆

あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した・・あたしはもうだめ。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたら良かったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけだったから~。これは、ふたりの少女の凄絶な「闘い」の記録。(文庫の紹介文より)

あ~ぜんぜんだめ。共感できない。こんな話、ありえない
ひとつめの殺人は、まだわかる。でもふたつめは、ない。ないでしょ。と思う。
でも、さいごまでおもしろく読めるから、ふしぎ。
桜庭一樹作品は、はじめて。他の作品も読んでみたいな。

毛布おばけと金曜日の階段』 ★★★★☆

お姉ちゃんは毎週金曜日、階段の踊り場で「毛布おばけ」になる。あたしとお姉ちゃんと、お姉ちゃんの彼氏の和人と、3人で過ごすこの金曜日は、あたしが「家族」という言葉を実感できる瞬間であった。(文庫の紹介文より)

橋本紡と中村航の区別がつかない時期がありました
幾つか読んでみて、気づきました。読み終わったときに、いいなあと思うのが橋本さんの作品で、いまひとつと思うのが中村さんの作品でした。
橋本作品は、心があったかくなります。妙な設定も多いけど、あまり違和感を感じずに読めます。
以前書いた感想はこちら→『猫泥棒と木曜日のキッチン

以上、まとめて紹介したら、長くなりました
図書館に行く機会が減り、読みたい作品に出会えずにいます。
皆さまのおすすめの本を教えてください


コメント (2)
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