ネバーランド（写真）

恩田陸／集英社文庫

今後、更なる傑作が生まれることを期待して～

★★★★☆

ネバーランド

名門男子高校の寮～松籟館で過ごすクリスマス休暇。主人公は、四人～美国（よしくに）、寛司、光浩（みつひろ）、統（おさむ）。イブの晩の「告白ゲーム」をきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになっていく。
って、本の裏の紹介のまんま、でした。ごめんなさい。

この本、かなり前に読んだのですが、「この先どうなるのだろう？」とドキドキしながら読んでいたことを覚えています。～で読み終えたときの満足感！
自信を持って、おすすめできる恩田作品です。作者本人は、文庫のあとがきで「今の私にはもう書けない、とてもほろ苦い小説」と記してます。
私の中では、恩田作品ベスト３のひとつです。
ぜひ、読んでみて！

夜のピクニック（写真）

恩田陸／新潮社

★★★☆☆

夜のピクニック

吉川英治文学新人賞及び本屋大賞受賞作品～新たなる代表作～と雑誌ダヴィンチに書いてあります。
えーっ、そうなの？
北高歩行祭（朝８時から翌朝８時まで歩き続ける行事）の一日が舞台。異母きょうだいの融（とおる）と貴子を軸に幾人かの高校生の心模様を描いた作品。ノスタルジックで、リリカルで、懐かしくて、せつなくて、と大絶賛されてたから信じて、買いました。
うーん、ふつう。
書評に負けました。文庫になるまで、待てば良かったよ～！

もも（写真）

こんばんは。
ももです～