アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 超大統一理論の方向性(24)

2023-05-22 13:30:54 | 漫画


 👆図は、電子と陽子の低次元構造と9次元構造を表している。ただし、これは、今までの解説の結果であるから、このページを初めて見ている場合には多くの誤解が生じる恐れがあります。

 標準モデルでは、陽子は三つの色電荷を持ったクォークの結合した複合粒子である。しかし、超弦理論では電子が複合粒子のように見えていることが分かると思う。それは、👆図に示されているように低次元の電子は3e*として一本の開いた弦で表され説明されていることで理解できる。

 そして、これは、電子と陽電子の対称性であるから物質と反物質の対称性であると言える。即ち、物質と反物質の対称性があれば、物質と反物質のCPT対称性の破れを回避できることを意味している。そして、また、ビッグバン宇宙論の基盤は、CPT対称性の破れであり、陽子崩壊であるから、この考えはビッグバン宇宙論を完全に否定する結果を齎す。

 標準モデルでは、陽子は三つのクォークの複合粒子であるから必ず崩壊する必要がある。しかし、超弦理論では逆に電子が複合粒子であるとの見解になる。電子が単体のように見えているのは、電子がホログラフィックエリアの外側に存在するからであり、👆図の三角形に取り込まれている電子は3e*として9次元空間で振動する超弦となる。ホログラフィックエリアの各辺はそれぞれ独立した次元で振動しており、その振動の自由度が9方向あるのだと考えればよい。このように自由度が増えたことで強い相互作用は三元力となつて作用していると考えられる。

 現代版地動説はビッグバン宇宙論が完全に否定された後でなければ受け入れられる事はない。過去の天動説が覆されたようにして、現代版天動説も否定されることになる。

 現代版天動説のビッグバン宇宙論は、無から無限のエネルギーが生み出されることで、宇宙が大爆発を起こして生まれて来たのだと考える。その過程で、今の宇宙の基礎となる物質優勢の世界に移行するシステムが働き、今のバリオン優勢宇宙が形成される必要がある。そして、それは、反バリオンがCPT対称性の破れによって消滅した事を意味しており、CPT対称性の破れが無ければ物質優勢の世界に移行することもできない。

 現代版天動説であるビッグバン宇宙論は、陽子崩壊を必要としている。これは、標準モデルをビッグバンを正当化するために使った結果であり、陽子崩壊はビッグバン宇宙論では必然的に起こらなければならない。陽子が複合粒子であり、その結合が標準モデルの強い相互作用であれば、陽子は必ず崩壊する必要がある。

 超弦理論では、👆図のように陽子も電子も同じ超弦であると考える。超弦の振動を、低次元で観測しているのか、高次元で観測するのか、の違いであるから、何方が複合粒子であるとは言えない訳であり、共に単体の超弦であれば、陽子崩壊は有り得ない事になる。そして、超弦理論ではバリオン優勢問題も解消される。超弦理論では物質と反物質の対称性があり、電子の反物質である陽電子は、内部空間では陽子と同じであり、陽子の反物質である反陽子は外部空間では電子と同じなのだ。
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