花と漁師道

釣り歴はもうかなりなりますが、なかなか進歩しない老船頭です。明石から二見沖あたりで遊んでいます。
写真も始めました。

21年8月8日

2009-08-09 | 21年後半
 
お盆も近づき、マダコさん達も産卵の準備中でしょうか。

 例年はお盆が過ぎるとタコさん達は産卵に入るのかあまり乗らなくなります。
多釣りは今日が最後かと意気込んで、小倉さまと船頭出港です。

 薄暗い中、航海灯を点灯しポイントに向かいます。
潮は東に緩やかに流れている模様です。
朝日が六甲山系の西端あたりから昇って参りました。
今日も元気で安全に釣りが出来ますようにと心の中でお祈り申しあげました。

小倉さまは朝日に向かいトリャ~~ァ~。
船頭淡路島に向かいトリャ~~~ァ。
来いよ、来いよ、祈りを込め5本投入。
今日は乗りが悪い。おかしいなぁ
船頭、中タコ3匹から増えない。
小倉さま1kg級1匹で増えません。
まぁしゃあないな潮替わりも近いし一服するか。
まだ仕事もしてないのに、早々休憩タイムです。
燻製タコでシュッポ~~
カァ~~休日だ、朝からでも美味い。
あんたら中毒と違いまっか???。ちょっとその卦がありますが??

 さぁどないしょう。もうすぐ潮替わりやし、これから西に流れる。
そや久しぶりに、かけ上がりまで行くか?
そやなで決定し東に走っていたら谷八木の沖あたりかタコ釣りの半プロの船が
何隻か見えます。
どないや、この辺から流すか~~
このあたりは潮が変わり沖向きで西に流れ出している。

 チャンスで戦闘開始である。
でも来ませんで。おかしいなぁ???
潮がやや走り出しもっといい状態になるが、来ませんで???
船頭5匹、小倉3匹で前に進みません。
今日は燻製を作る予定にしていましたが燻製用のタコが釣れません。???




 「あぁ~~ぁ今日は10匹も釣れへんなぁ」といつも前向きの小倉さまが
弱音を吐いた。

 まあこんな日もあるわ、しゃーないし。
ほぼ諦めて流していましたが、○ヶ島沖あたりを流れている時、久しぶりに
タコの顔を拝める。
抱きしめたいほど可愛い、頬ずりしたいぐらいだ。
そんな時間は無かった。
小倉も又きたで、又来たで~~。1kg~1.5kgあたりを連続に次ぐ連続で
一気に活気づく。
船頭も忙しく、人の様子を見ている暇がない。
ここは大型ばかりが釣れ、一瞬で網が膨らみおかわりまで登場だ。


 
 約30分ぐらいの出来事だった。こんなことはめったに出くわさない。
海の神様に感謝をし、本当の一服を冷たぁ~~~いビールで乾杯~~~。

 9時半過ぎいい仕事もしたし、暑いので、もう納竿としタコの処理に入る。
数は30匹少々だが重量は片手では持ち上げられない状態だ。
地獄から天国か、9回裏満塁サヨナラホームランか。

 家に帰り燻製作りを始める。
風乾中のタコ足さんたちだ。このままでも美味そうでっせ。



改善でスモーカーの後ろに古くなった黒いTシャツを吊るし、遠くからでも
煙の状態が分かる様にし、ビールを頂きながら監視が出来るように改善した。
評価:無精者にはとても良い。

今日はうまく出来るかなぁ。


ウゥ~~ンいい香りだ。
今日は桜のチップとウィスキーの樽をチップにしたものとミックスさせ
燻してみましたが、いかがなものでしょう。


 



21年8月1日

2009-08-02 | 21年後半

天気予報は兵庫県南部曇り時々弱雨だ。
夜中の1時半頃、雨の音で目がさめ、降ったり止んだりしている模様です。

 もやもやしながら朝を向かえてしもおた。
4時頃雨が止んでいる模様です。
小倉さまからの連絡もありませんので、出港仕度に取り掛かる。
4時45分頃、お迎えが到着です。
「おはようございます。」「雨やんだな~いけそうやな~。」

 5時頃出港だ。
今日はまだ西に流れているので、例のブイの近くから流せそうです。

 東に向かい10分ぐらいで到着する。
アレ~マイポイントに漁師の船が1隻停泊しているぞ。
あまり近くでできませんので、やや離れた場所からスタートします。
2匹3匹と船頭調子よくあげましたが、後が続きません。
小倉は5匹ぐらい釣った後全く釣れません。
ちょうど潮替わりに入った模様です。

 あかんな~。ちょっと休憩にするか。
例の如く朝から冷たいものをキュ~~ッと頂く。
岸の方では仕立て船やら乗合船がたくさん出ている。

沖の方を見ますと帯状で真っ暗になった雲のようなものがあり、
四国の方から続いているようにもみえます。

 怪しい雲行きだ。
真上はまだ真っ黒になっていないので今しばらく大丈夫かなと思っていましたら
雨がパラパラ、パラパラ
バタバタ、バアバタ、ドカ~~ンと落ちて参りました。ウェ~~ェ
ゲリラ豪雨です。
 沖の方から船が帰ってきています。
海面は波立ち、大粒の雨で海にえくぼができています。



 我々もカッパを着て釣りが出来るような状態ではありませんので
とりあえずハードトップの屋根の下に避難する。
段々雨足も激しくなり、カミナリ様も登場です。
雨で霧がかかったような状態になり底引き船が、もやって見えだした。


 カミナリ様が日頃のうっ憤を晴らすかのように益々元気になる。
巻き添えを食ったら、えらい損だ。
まだタコ釣りせな帰られしません。屋根下では落雷で感電の恐れがありますので
狭い物置の中に2人で隠れ冷た~~ぃもので
喉を潤しながら嵐の去るのを待つ。

 カミナリ様が遠くに移動され、戦闘開始である。
カッパを着たり脱いだり忙しい釣りになりましたが、タコはまだ元気に
遊んでくれました。
船頭1kg以上が4匹おり数は30匹程度だったと思いますが、平均的に
大きくなっているので上等の釣りになった。
小倉さまはブルーテンヤでよく釣り、船頭より多く釣った模様だ。









 

21年7月18日

2009-07-19 | 21年後半
 
 猛暑が続く中、今日も小倉さまと飽きもせずタコ釣りだ。
日の出がかなり遅くなっているので、4時45分お迎えをお願いし出発です。
ポイントは相も変わらず、マイポイントからスタートです。
潮は下げに変ったばかりか、ゆるやかに東方面に流れています。

 最近ブルーのテンヤが良いので、船頭ブルーのシートを物置で探す。
ありましたがな、その昔、船頭は自作のテンヤを作っていたのでまだ小道具が
残っていました
寸法を合わせビニールをカット、古いテンヤを利用しビニールを巻き巻き
これで飽き足らず、透明のきらきらシートを巻いてみる。
メタリック調になってしもうた。

ちょっと派手か????

 テストのテンヤを1番に投げ込み、順次計5本出す。
今日は無風で船の両側で出来るので小倉さまと船頭反対側に投げる。
潮の動きがまだ緩いので、朝から潮待ちです。
まあ、しゃーないな。
「いくか~~~。」  「うん。」シュッポー、シュッポーしゅぽっぽー

2本目が空いたころ、やっと道糸が張りだし、ぼちぼちいけそうやなぁ~~

 さ~仕事で~~~す。

小倉さまがまず先陣を切り500gあたりをゲット。
船頭もすぐに追いかける。
例の派手なキラキラテンヤに来た。
続き又キラキラテンヤだ。
2匹連続ゲットしキラキラテンヤを投げ込み、しばらくして道糸を見ますと
1本足りません。?????????
グェ~~~~、アチャ~~~
道糸を止めているスナップ付きのサルカンのロックが甘かったのか外れて
しまったようだ。
朝からゲンの悪い事をしてしもうた。
幸い道糸を積んでいたので、1本つくり、またキラキラテンヤをつける。
これも絶好調でキラキラええで~~~。

 ○ケ島あたりに来るとやや大きいタコが上がる。
だが周囲は底引き船がいっぱい出て操業している。
意地悪な船は近くを通るので、テンヤをいったん上げ通り過ぎるのを待つ。

海は広いぞハンドルを切れ、あほ~~と心の中で叫び、ビールを1本。

 釣りは順調に進み、網もおかわり君で2つ出していますが、どんどん
ふくれる。


前で奮闘中の小倉さまです。

 熱い中、11時頃まで粘り、熱中症寸前の二人息絶え絶えで納竿とし母港に
引き揚げる。
これからが一仕事残っています。あぁ~あぁ

船頭の釣果です。小倉さまも同じぐらい釣り。
過去最高の釣果になった模様です。
ア~~~しんどぉ。


 

21年7月12日

2009-07-15 | 21年後半
 例により4時半お迎えをお願いし、薄暗い中二見人口島に向かいます。
日の出がかなり遅くなりまだ薄暗い状態です。

 船頭は昨日タコの海洋調査のため、一人で出航。9時ぐらいまでで
50匹ぐらいゲットした。
今日も出航で連続です。

皆様は西のほうか、余り船がおりませんが、マイポイントでスタートします。
下げの東流れの潮だ。
最初から小さいが退屈しない程度で、200g~500gあたりが乗ってくる。
船頭は昨日も来ていますので、小さいものはお帰りを願いながら余裕の
釣りです。

爆釣はありませんが、いいポイントに入ればあっ忙しい、あっ忙しい状態が続き
いい釣りになっています。

 周りには一隻の船もいません。貸切状態の海です。
ここで釣るのは、究極の釣りか???。
釣れなかったら寂いしいのですが、誰もいない海でウッシシ~~~~~~。
徐々に網も膨らみ、おかわりで小倉さまも、船頭も二つ目の網を準備しています。

 7時過ぎ潮が緩みだし、恒例の飲み会が始まりバカ話をすること1時間。
潮が西に変わり、最後の勝負です。

 潮が変わったら、来てもらわなくても良かったのに、近くに船が集まり出した。
船頭、今日も快調に元気でタコ釣り。
小倉の追随を許さず飛ばしています。

 もうそろそろ、終わる予定のごろた石から、砂地にかかるポイントで
小倉さまがやりました。
過去の記憶の中で、一番大きいのと違うかと思うほどのタコゲットした。
 







これは船頭の釣果です。

 

 

平成21年7月×日

2009-07-05 | 21年後半
 ×月×日出港。
いつも通り4時半お迎えに来て頂き、係留場所に向かう。
途中、小倉さま餌屋のおっさんのとこでテンヤを見てくるわぁ~と餌屋で停止。
最近ブルーのテンヤが良く乗る。
昨年小倉が明石で仕入れたブルーのテンヤの在庫が無くなり、購入したいところ
ですが、おっちゃんの店にブルーがあるかな????
小倉さま笑顔で車に戻って参りました。
あったは幸ちゃん。
作りは多少荒く、針の形が今一か???
値段も1個600円と安い。

 今日はどこでやろ~かな~~~。
取り合えず東に向かう。
ブイを見ていると、まだ上げ潮か西に流れている。
西に流れとんやったら、先週、船頭馬鹿釣りしたポイントでやれる。
先週は潮が逆でポイントのブイにぶつかるのでゆっくり釣りが出来なかった。

 今日は目印のブイ一杯に近づき流し出す。
小倉さま購入の600円のブルーのテンヤのテストで一投目で使用します。
2投目を準備していると道糸が張っています。
そう大きくありませんが400gあたりをゲットし600円ブルーテンヤ合格です。
通常のテンヤは1,000円弱ですが安くてもタコには秘密~秘密でぇ~す。

 今日は船頭朝から、とばしています。
あっ忙し、あっ忙し~~~ぃ。

 プロの漁師さんも同じポイントで流しています。
邪魔にならないように、邪魔にならないように釣らせてもらっています。
さすがプロの漁師だ。テンヤの数も違いますが、おっ釣った。おっまた釣った。
ワタクシ達も結構上げていますが、比べようがありません。

 船頭釣りすぎて、6時半頃、早くも網が2つ出ています。


 ここのポイントは良く釣れるが、ポイントを外れると全くいない。
いつも不精の船頭ですが、今日はちょっと違いまっせ。
プロの漁師に負けず「上げてよ~~~~。」こまめにポイントを外れると
目印のブイに戻り数回繰り返していると潮止まりになってきた。
やっとビールタイムである。
それまでも飲んでいましたが、忙しくて飲んだ気がしません。
ゆっくり周囲の状況を見ていると先ほどのプロの漁師がポイントから大きく
外れ遠くにいます。
潮止まりの時間でゆっくりしているのかなと思っていましたが
エンジンがかかりやや黒い煙を出しながら、港に戻って行きます。
え~~~ぇまだ7時ごろでっせ。
かなり釣っていたので、今日のノルマを早くも達成したのでしょうか???
さすがやりまんなぁ~~~。

 潮が変わり東に流れ出した。
岸の方ではポイントが狭くゆっくり釣れませんので沖にいくかぁ~~~
そやなぁ~~~。
西沖に向かいしばらく走る。
住吉神社の沖ぐらいから始めるが、底が砂地かゴトゴト引いていかないが
不精な船頭、もうちょっと東に流れるとポイントに入るわぁ。
江井ヶ島の西あたりに入るとごろた石の上を流れている様子で道糸が上下に
振れながら流れだした。
 
 やっぱりポイントか船頭、指が痛くなるほどのタコを上げる。
1.5kg以上は十分ある。これは燻製か・・・・
又船頭に当たりあり、グィ~~~根掛かりか、うぅん動いたで、でも指が
痛た~~~すぎる。
小倉さまにも手伝ってもらいどっこいしょ~~~~。
あぁ~~~重たいはずや。

2kg以上の大きな石をお抱きになり上がって参りました。
「その石ぶっさいくやな」小倉さまがおっしゃっています。
そういえば少し前に恐竜の卵のような石を釣っていたな。
「この石は大阪城築城のとき家島から船で運んでいるときポロッと船から
落ちた石や~~」
なんだ、カンダおもろい話をしながら、藤枝を通り越し例の三角波地帯に
入ってしもうた。

暑いしもうおきますか。

船頭の釣果だ。

小倉さまは船頭の毒気に当てられ今一かと思っていましたが、結構釣っており
上等、上等のタコ釣りになったとさ~~~~。