
船頭があまりにも動かないので、小倉さま辛抱を切らしお誘いの
電話だ。正月から映画も3本見たし、もう見たいものもないので
ちょっと出てみるか~~
と言うても、寒うおます。背中にカイロ、ポケットにカイロ
厚着をしていざ出陣だ。
餌はマムシ4000円フグさえいなければ、十二分だ。
いつもより1つ沖のポイントで磯を探し、船を固定する。
きれいな美味しそうなマムシをたっぷり付け投入だ。
船頭余裕でちょっと傷んでいるリールの糸を巻きなおし
新鮮な気持ちでもう一本投入する。
投げ込んでしまえば、後はすることはない。
小倉がごそごそ動き出した。
湯あるか~。あるで~~
焼酎の準備である。
ちょっと熱めのお湯割りを頂きながら、指のしびれをとる。
暖をとりながらお互いの竿を見ていますがいっこうにあたりは出ません。
餌の確認で上げて投げ直しますが、餌をほとんどさわっていない。
8時半ごろ、9時になったらポイント移動をすることにしゆっくりしていますと
船頭の竿がガタン、ガタン竿尻が浮いて海中に引き込まれそうになっています。
お湯割りを捨て、竿尻をつかむ。
強烈に引いている。
なんじゃ~こりゃ~
竿が立てれない、ドラッグを緩めやっと戦闘態勢に入ったが、糸が出るばかりだ
こっちを向けとばかりに渾身の力で竿をあおり、ポンピングで巻き上げていると
突然ロックしてしまった。
しまった、しまった島倉千代子~ 根にもぐられてしまった。
アアァ~~残念これ以上引っ張ると道糸が切れてしまう。
道糸を十分出し待つこと5分、10分。
どうじゃ~、大きく竿をあおりリールを巻く。
ちょっと動いたで~出たんと違うか~。
ポンピングでジワリと浮いたように感じた。
オ~~ォ引いています。でも磯の中に入っていたのでハリスがかなり傷んでいる
かもしれないので、無理は禁物だ。
40cmを超えた超ポン級か???、それとも70cmから80cm級の
スズキか???どうじゃ、どうじゃ
もう水面下に見え出した。ちょっと赤黒いで~
エェ~~~なんやコブダイや~船頭力が抜けてしまった。
小倉さまのタモに収まり船内にドサ~~~
40cmを超えるコブダイ見事???にゲットした。

その後小倉が20cmあたりのガシラ1匹
24cmあたりのアブラメ2匹、産卵後のためか肩の肉が落ち細身のアブラメだ。
坊主を逃れまずまずの20年のスタートを切った。











