花と漁師道

釣り歴はもうかなりなりますが、なかなか進歩しない老船頭です。明石から二見沖あたりで遊んでいます。
写真も始めました。

19年7月29日

2007-07-30 | 19年後半
 昨日は小倉さまにお手伝いをしてもらい、年に一度のビッグイベントだ。
8時半ごろ、ボートを上架してもらうボート屋さんに船を着ける。

 工場長が9時からですので、もうちょっと待って下さ~~い。
ハ~~ィわかりました。

 船から荷物を下ろし、ちょっと早いのですが時間待ちにクーラーから
よく冷えたアサヒスーパードライが登場です。
1本飲み終えたころ船が陸に上がる。
  
 さ~ぁ、カキ、フジツボをスクレーパーでかき落とすのですが船の底に
ほとんど着いていない。

 

 ちょっと拍子抜けで高圧洗浄でほとんど掃除が完了してしまう。
乾燥待ちで、ちょっと一服です。

 
天気も良く、風もありますので昼前には乾燥したので、小倉が船底塗装を担当し
船頭は、エンジンオイル、ギァーオイル、ジンクの交換。
 昨年いけすのスカッパが壊れ、1年ぶりに取付け、コ―キングで防水し、いけすが生き返りました。魚たちいっぱい入って下さい。

 今日、7月29日は小倉さまと毎度のタコ釣りに出る。
潮は上げ潮で西流れです。
どこでやろうかと迷いながら東に走っていた、魚住の住吉神社前あたりから
タコ釣りの船がいます。

 西流れですのでもっと東に行ったほうが良いので江井が島の禁漁区のすぐ沖あたりから流し出す。
先客がかなり出ており、乗合船は禁漁区よりまだ岸寄りに3隻ほど見えます。

 あまりはっきりした潮ではないが、風で押されながら南西に流されています。
船頭今日は先陣を切り、いいスタートだ。
1kg級を含め500g前後をハイペースであげる。
 小倉は後発ながら大型、中型を確実にあげている。
まずまずのペースで進んでいたが、移動中の船が近くを猛スピードで走り抜け
船が大きく横揺れした。
このとき大事件が起こった。




 釣ったタコは小倉が買ったタコ網に入れ、ロッドホルダーに引っ掛けている。
船頭船が大きく揺れるので何気なく後ろのタコ網を引っ掛けているロッドホルダーを
見た。 一瞬ロッドホルダーが宙に浮くような感じで消えて無くなった。
エ~ェ~なんだべ~  老船頭状況が把握出来なく見に行きますと、なんてことだ
タコさんが一杯入った網ごと、海中に30cm程沈んでいます。
手を差し伸べても届きません。
ボートフックを慌てて出し、引っ掛けようとしましたが、時すでに遅し、網に入ったタコさんと、ロッドホルダーが徐々に自然に帰って行きます。

 ロッドホルダーが外れる場所は360度の内1か所だけなのだが、偶然と言うものは
恐ろしいものです。
徳を積んだ高僧の船頭、その後頑張ってみたが、18匹の釣果に終わり、小倉さま
数は今一でしたが、2kg弱~500gの良型を良く釣り今季最高の重量になった。
 


19年7月22日

2007-07-22 | 19年後半
 昨日長年使い慣れたチェーンを失い、意気消沈していましたが、帰りにいつも
世話になっているボート屋さんに行き、幸いチェーンがあり購入出来出港できるようになりました。

 本日のメンバー~~朝の弱い先生、昔のタコ釣りの名コンビMさんこと
松尾さんで~~す。

 だいたい5時15分頃出るで~といつも曖昧なお約束です。
予定通りMさんは丁度到着。先生予定通り5時30分頃御到着で~~す。

 想定内で一つもビックリすることはありません。
目指すはセメント磯だ。
途中江井が島沖あたりでもかなりのタコ釣りの船がいますが、目もくれず
一目散にポイントを目指す。

 今日も下げ潮で東に流れており、風もないので釣りやすい。
前で朝弱先生と松尾さんがおりますので、くれぐれもテンヤを投げるときは
注意してね~~。と念を押しスタートする。

 さすが昔とった杵柄か。松尾さん連続2匹上げ、アッハッハ~。
船頭、朝弱先生と唖然?。

 その後朝弱先生、船頭にも小型だが上がり出しいいスタートを切ったかに
見えたが、自然はそう甘くない。

 潮はそこそこ走っておりいい感じなのだが、タコさん全くファイトしません。

潮待ちで船の前に集まりしばし潮待ちの談笑タイムです。
 
 

このとき事件は起こった。
先生テンヤを上げ、投げた時一瞬顔の表情が変わったように見えた。
すると赤いものがほとばしり、船内流血で真っ赤っかです。
 タコの血か?そんなことはないはずだ。魚と違いまっせ。
先生タコテンヤで指を刺してしもうた。
船頭もちょっと前に同じことをやってしもうて、痛さがわかる。
 
 ぐっと堪えて知らんふりの先生です。ほんまはズキズキしているはず。


 潮が変わり西に流れ出し、沖に移動これで、毎回のように西流れに乗り
二見方面に流れながら釣る作戦にでる。

 今日もこれが大ヒットし中ダコ、大ダコがバンバン上がり前半の不調を
一気に吹き飛ばし網が段々膨らみ思ってもいない大漁になった。
 合計80匹ぐらいの大漁になる。
重量は今季最高か?

 

 

19年7月21日

2007-07-22 | 19年後半
 天気予報が悪く、雨が降る予報です。前日の夜は土砂降りの大雨だ。
朝起きて様子を見て出港を決める。

 風は東北東からやや強く吹いており、潮は下げの東流れだ。
チェーンを前にやったり、後ろにやったりするが、なかなかうまく
潮をつかまえることが出来ず、テンヤが船の下に入ってなかなか
調子がでない。

 潮待ちと称して朝から清めのビールでスタートする。
船頭は小さいタコばかり、小倉さま朝から1kg級をゲットしており
余裕しゃくしゃくです。


 船頭を大きく引き離し、潮が変わり上げ潮で西に流れ出し、潮にのって
釣りながら帰っていますと、八木の沖あたりで船が止まってしまった。
磯にチェーンが掛かってしまったようです。
 普段は手でロープを引っ張ると外れるのですが、頑固です。
エンジンをかけ後進、前進を繰り返しますが外れません。
磯ではないようだ。小倉とロープを引っ張ると動きます。
ひょっとして金塊、二人でファイト一発でヒィーヒィー言いながら
引っ張り上げる。
海面から3mあたりに大物が見えます。
ウッヒャ~大きなのりの養殖用のアンカーです。
チェーンがもったいないが、外せるような状態ではありませんので、
長年使い慣れたチェーンとおさらばです。
ナイフを出しロープを切断。じゃりじゃり言いながら又海底に沈んで行って
しもうた。ア~ァ明日釣りに出られへんで。
 チェーンがなくては流せませんので、本日はここまで。
数は今一で船頭18匹
小倉さま26匹ですが、大きさが違うので重量では3倍以上です。
参りました。



19年7月16日

2007-07-17 | 19年後半
 台風4号が各地で大きな被害をもたらしたが、幸いなことに、ここ播州地方は
ほとんど被害もなく、過ぎ去った。
 台風が過ぎ去ったあとの吹き返しの風の方が強いぐらいだ。
せっかくの3連休なのに釣りに出れない状態です。

 16日の天気予報は波高0.5mと出た。
う~ん出れるかも?。小倉さまに明日空いとるかと連絡する。わしはいつでも
暇ですからとのご返事で、出港を決める。

 風は西から少々吹き、雲が少しあるぐらいでいい天気のように見えます。
5時過ぎ係留場所を出て、人工島を離れますと昨日の台風の影響でかなり
うねりが残っています。
スピードダウンし目的地に向かう。
 漁師の船が全くいません。足の速いプレジャーボートが1隻、2隻追い越して
行く程度だ。

 現場到着しても船はパラパラ程度です。
うねりは大きいが釣りやすいで~貸切状態やな~~。
のんきな二人です。
ほな始めるか~。後ろチェーン、前パラッシュートアンカーでスタートするが
潮が緩く折からの西風で船が東に流されている。
潮はどちらに走っているのかわからない状態だ。
時間からすれば上げ潮で西流れのはずだが?

 はじめは妙な潮でタコさんも何をしたらええのか、わからないらしい。
退屈な時間が過ぎ去っている。西を見ますと加古川の神戸製鋼所の例の高い煙突から灰色の煙が出て雲に融合している。
 
洗濯ものも汚れるはずだ。かなり広範囲に飛んでいるのが良くわかる。

 さ~タコさんの方ですが、潮が西にはっきり走り出し西風にも勝ち船は
西に流れ出し、いよいよ戦闘態勢です。
ビールを飲んでいる暇はありませんぞ。

 爆釣と言う程ではありませんが、いいペースで上がっている。
石を抱いて上がってくるので、最初の手ごたえは800g修正、500gや、いや300gやで修正しながら上がってくるタコさん最後に100g石を船の中にゴロゴロと落とし200gのタコになる。
 そんな中、1kg級が各自1匹づつ、800g級も多少混じり船の外に引っ掛けているタコの網が段々重くなってきている。

 準備の良い小倉さまが昨日、明石でタコの網、2,800円を2枚購入。
酸欠防止のためタコ網おかわりでスタートしたが、500gあたりのタコが海面近くをスイスイと元気よく泳いでいる。
タコも調子の良い時は上にあがってくるんやろか? イカと違いまっせそんなことありません。

 船頭の網から逃亡したものです。網の途中で止まっていたタコさんが
這い上がってきて逃亡したと分析します。
 ゲンの悪いことをやってしまい網のくくる場所をかえる。
これで船頭しばらく、タコさんに見放され、小倉さまのテンヤばかりに
乗ってきます。
 おかしいな~放流したのでタコの恩返しが来るはずだ。
潮が下げに変わり始めた10時半ごろから船頭にもやっと春がめぐってきて
あっ忙し、あっ忙しで入れ食いもあり昼ごろ納竿とする。
 
 あ~あびっくり 船頭49匹
          小倉55匹
      合計 100匹超えた
新記録だ
 

19年7月×日

2007-07-08 | 19年後半
 先週二日酔いで欠勤の小倉さまと出港です。
GPSにインプットしている、最近好調の黒ボン岸寄りに向かっていますと
そこよりまだ岸寄りに、多数の船が見えます。

 ポイントに近づくと、下げ潮で目の前の海面が三角波の潮目になっている。
ここから流し出すと、深みまで近いのですぐに移動しなくてはいけません。
 頑固な船頭、今日は柔軟に舵を大きく左に切り、岸寄りの大船団に向かう。
セメント磯と言うポイントに多数の乗合船、プロの漁師、われわれの素人
釣り師がひしめきあっている。


 とりあえず、プロの漁師の間に入らせてもらいタコ釣り開始です。
今日の目標は一人30匹以上と設定する。
最初は潮が速すぎるのか今一乗りが悪く、100gから200gあたりの超小型です。
 潮がやや緩くなった8時頃から、タコさんファイト満々でやる気です。
前で小倉が先週欠勤で仕事をしていませんので、それを取り返すかの様に
ガンガン上げています。
 1㎏あたりも上がり、今日の小倉は気力、体力とも充実しており船頭を
よせつけません。
 中盤船頭も1㎏級を釣り、追いあげましたが今日の小倉はちと違います。

10時頃潮が変わり始め、沖に移動し例によって西流れに乗り、釣りながら
帰る作戦です。
 前回もこれが功を奏しだいぶ追加した。
今日は前回以上の成績で、小倉さまが今期最高と思われる大ダコをゲットした。
目測2kg以上とみた。



 江井ケ島まで流れ2時頃納竿とする。
2人で86匹の超大漁になった。