花と漁師道

釣り歴はもうかなりなりますが、なかなか進歩しない老船頭です。明石から二見沖あたりで遊んでいます。
写真も始めました。

19年9月24日

2007-09-25 | 19年後半
 土曜日はご先祖様の墓参りで、もうすぐ米寿を迎える母親とボケをかましながら半日を過ごし、午後はアルコールで体内を清め準備万端ですが、日曜日会社の工事があり休日出勤です。

月曜日小倉さま出勤で、マダコ、イイダコで出漁です。
どないしょう、船頭今の時期、心が定まりません。
小倉主導で、何が何でもマダコがやりたいとはっきりしていますので、イイダコと
マダコができる今年の沖のポイントを目指す。
ポイントに近づきGPSも到着のアラームが鳴っています。しかし釣船がいません。

 う~~ん、どないしょうまだ迷っている船頭です。
岸の方を見ますと、乗合船、一般の船が終結しており、心が大きく動く、行くか~
半ば強引に岸寄りに戻る。
イイダコ狙いで明石、二見の乗合船がいっぱい来ています。
 

 我々は自称プロのタコ漁師ですので、素人さんと付き合いできません。
プロの漁師の船の近くで日夜努力で技を盗んでいます。
今日もプロの漁師の近くで、やらしてもらう。
 

 それでも素人は素人、いくらでも釣れる時はそれなりに釣れるが、この時期に
釣るのはやはりプロである。
船頭たち、200g前後の子ダコを各自4匹づつ。イイダコ20匹少々、酔拳船頭、得意のコウイカ2杯(コロッケぐらい)で潮が走りだしもうギブアップである。

 さ~どないしょう、乗合船たちは順次イイダコをあきらめ沖に移動し出した。
時間もまだ9時だ。ガソリンも十分持っているので、思い切って行くか。
上げよか~~~。タコの仕掛けを上げ乗合船について行く。
鹿の瀬あたりでやっているのかと思っていたが、鹿の瀬は殆ど船がおりませんで。
 
 もうここまで来たらしょうがない、淡路の室津の瀬、目指し一目散。
はるか向こうに豆粒ぐらいの船団が見えだした。
段々豆粒が大きくなり船団に合流する。

 何やってんのやろ~???
取り合えず我々は大鰺のサビキを30号の錘で投入。
オ~~ォ太刀魚が上がっている。(1匹だけ見た)船頭の竿にあたりが出た
なんじゃ~、取り合えず大合わせをし巻き上げる。
腰を使うほどの代物ではありません。
初物ですので、小倉がタモですくい、船内にドスンと落ちる。船内に落ちた
このお魚がうるさい。まるで我社の某課長(代)のようだ。
30cmぐらいのグチだがグゥーグゥーとわめき散らしている。
ぐちをもう1匹追加し、いけすの中でグチの合唱が始まった。
又船頭に丸アジ30cmあたりがヒットし、ゲットしたが
ビールの効果で船頭安らかに昼寝タイムに入った。

 どれぐらいたったのか、幸ちゃん釣れてるで~~の小倉の声で目を覚まし
丸アジ2匹追加。小倉さまも3匹上げ、丸アジ、計6匹の釣果になる。




 




 

19年9月17日

2007-09-18 | 19年後半
 台風11号が朝鮮半島に上陸し北東に進んでいるらしい。
朝の弱い先生と出る予定です。

夜中1時頃、目がさめると電線が風を切る音でヒュ~~~、ヒュ~~と
唸りをあげ、雨戸もバタン、バタンと動いている。
こらあかんはと思いながら、朝の来るのを待つ。

6時集合のお約束ですので、船頭5時前に起き、朝のお勤めも済まし、髭も剃り
準備をするが、相変わらず風は元気よく吹きまくっている。

 5時10分頃携帯が鳴っている。朝の弱い先生からのメロディーでっせ。
風が強いから、中止にしょうかの連絡と思っていたが、さにあらず、神鋼の
ケイソンのトウフやったら行けるんじやないかとの出港要請です。
おまけに今から船頭の家まで迎えに行くと言うサービス付きです。

 まだだいぶ時間があると思い、ゆっくり準備していたが、慌てて準備する。
何と朝弱先生5時20分に船頭の家に御到着だ。
これで朝の強い先生に名称の変更はまだまだ実績が足りません。

 途中餌屋により、シラサエビ、アミエビを購入。こんな日でも餌を買っている
人がおり、先客も同じ思いで外がだめなら湾の中でやると同じような餌を買っているグループもいた。

 強風の中、神鋼ケイソンに向かう。湾の中だが白波も立ち、うねりも大きい
スピードダウンでそろりそろりトウフに向かう。
幸い先客がいない、ラッキーである。
止めるポイントは今日の条件では一ヵ所しかなかった。
 
 大揺れの中、何とかロープをくくり船を止めることが出来た。
先生はハゲ狙いでシラサエビ使用。船頭アミエビでサビキの小アジ狙いだ。
船頭2投目ぐらいにコツコツと子アジのあたりを感じた。
おるで~~。
撒き餌が効きだしぼつぼつ上がり出す。
先生もアジ釣りに変更しパラパラ釣れる。

 湾の中だが風の方向が一番悪く、赤灯台と白灯台の間から大きな波が入ってきているので船は大揺れである。
先生辛抱たまらずトウフの上に上がりたいと言い出した。
条件は非常に悪い。潮が下げているのでかなり高低差があり、このうねりだ。
決死の覚悟で船をトウフに横付けし危険覚悟で上陸する。

 上陸しご機嫌の先生です。


 小さいがセイゴもゲットの雄姿です。


 潮と波がやや安定し船頭も上陸しビール付日焼けサロン、トウフです。


 本日南蛮漬け用、小アジ60匹ほど、セイゴ2匹、良く頑張りました。






 

 

19年9月15日

2007-09-16 | 19年後半
 台風11号が沖縄沖で急に発達し940hPaになったそうな。
天気予報で波高1m後1.5mだ、どないする?
昨夜小倉から連絡があり、あかんかもわからへんな~明日の朝の状態を見て
決めよか。
 4時半頃起き、外を見ますと、木が少し動いているぐらいだ。
5時頃小倉から連絡あり出ろか、あかんかったら帰ったらええやん。

 と言うことで出港を決断する。6時前準備も整い、今日のポイント二見人工島
西角沖、岸から4~5kmぐらいだ。
二見人工島と本庄人工島の間の水路から沖に向かう。
 
 沖を見ますと水路は薄い水色だが沖の方は黒い帯状に見えている。
沖が黒く見えるときは、沖が荒れている時で波が高い。
2隻ほど帰って来た。
いやな感じやな~。
人工島を出ますとすぐに波の洗礼を受け、スピードダウンの走行を余儀なくされ
波に向って航行だ。
時々、波と波との谷間に落ち水平にドス~ン。ァ痛た~~腰を痛めマンがな。
 さらにスピードダウンでポイントに到着する。
天候が天候ですので、船の数はうんと少ない。
 
 今日も欲深で邪念が入り、無の境地でのタコ釣りではありません。
潮変わり前でイイダコには絶好の時間のはずですが、超ミニイイダコが少しだけ
乗ったが、マダコも全く反応がない。
大荒れの中、立っていられないので腰をかけて道糸の監視をしている。
写真では荒れている感じは出てませんが??


 潮が変わり、二見人工島東角沖に移動し流す。
タコつぼがいっぱい入っているのでタコはいるのだろう。
小倉がやっと300gあたりから200gを4匹ゲット。船頭2匹。
イイダコ3から5匹でした。





  



19年9月8日

2007-09-09 | 19年後半
 なかなか秋の気配が見えない、今年の夏です。
台風も去り、又タコ釣りだ。今日は何年か前に、いい思いをした本庄人工島沖
東亜外業と言う会社の前で釣りたいと、小倉さまが強く言うので、一流しだけ
やる。

 風はかなり岸よりから吹き、潮は上げ潮で西に速く流れ、西沖に流されている。

二見人工島の日本橋梁から元気のない朝日が昇って来た。



 今日は朝弱先生のいとこの会社で製作された
流し釣り専用、プロ仕様のチェーンを頂きテストです。
太いチェーン1m、中のチェーン1m、細いチェーン3mと3段になっています。

 ガラガラと海中にチェーンを入れ、さータコ釣りです。
強風の中、チェーンも効き、小倉製作パラッシュートアンカーも仕事をしている。

 開始10分後ぐらいに船頭にあたり400gゲット。小倉さまにも同型と500g
ゲットしまずまずだ。

 一流し後、沖にイイダコ専門らしき大船団が見えている。
どないしょう?イイダコする?取り合えず仕掛けを上げ、沖に向かう。
途中でプロのタコ釣りの船がやっていたので、船が自然に止まった。
 やっぱりマダコの方がええでと意見が一致しタコ釣り開始である。
沖にイイダコの大船団です。

 
 おりからの北寄りの強風で、沖に流され大船団に近づきながらの釣りです。
船頭の道糸が張っている。グィ~~と大合わせだ、根掛かりか、根掛かりか~
ちょっと動いた。タコつぼか重さがあまり変わらない?ゆっくりゆっくり
指の痛みを感じながら引っ張り上げる。
水面下に茶褐色の物体だ。大きいぞ、久しぶりだヨーイヤサ~~
ドサ~~と船内に回収。ウッシシー1.5kgはある大タコゲットだ。


 イイダコポイントに近づいたので、イイダコ用に竿を1本出し欲深に
両方狙いでやり、イイダコ20匹ほどゲットする。

 今回強風の中、プロ仕様のチェーンと小倉製作パラッシュートアンカーが
いい仕事をし、船を自在に操り流せるようになりました。
ありがとうございます。
これまでのチェーンより重量があり、引き上げるときは迫力あるで。
腕、胸の筋肉がつきそうで、ビリーより効きそうだ。




 今回、船頭加工の、ど派手な赤のビニールを巻いたテンヤが活躍した。
 もうちょっと作っとこ~と。



今日の釣果 船頭マダコ1.5kg、1kg×2、200g計5匹
      小倉 一番うまい500g前後を3匹  
      イイダコは各自20匹ほど
小倉談:おかしいな幸ちゃんのテンヤなんか塗っとんのと違うか~~。
有馬談:欲を捨て無になることが大事。ほんまかいな???
    
     
   

19年9月×日

2007-09-02 | 19年後半
 本日も小倉さまと飽きもせずマダコ釣りに出港です。
5時過ぎお迎えが到着し、荷物を乗せてもらい係留場所にGOです。

 日の出も遅くなりまだ薄明かりだ。今日は林崎手前のセメント磯に行くつもりで
東に向かっていたが、江井ケ島あたりまできて東を見てもセメント磯あたりには
船が見えない。 二見沖から江井が島沖あたりにはタコ釣りの船がそこそこ見えている。小倉にこっちでやろか~~、禁漁区手前で90度進路変更で沖に向かう。

 黒ボンのかなり手前のようだ。今日はほとんどプロの軍団で約10隻ぐらい見えている。素人船頭たちすっかりプロ気分で船団のど真ん中に入りチェーンを入れる。

 東を見ると六甲山系の西のはずれより美しい朝日が我々を歓迎してくれるように
昇って来たぞ~~~。


今日も元気でビールが美味い。


 北寄りの風がやや吹き、潮は上げ潮で西沖に流されている。
まず手始めに、小倉が400gあたりをゲットする。
まだおるで~。船頭も負けじと500g、800gあたりをゲット。

 潮が緩み始め風だけで船が流されている状態だ。アカンな~場所変わろか~
最初の目的地セメント磯めがけ東に一目散に移動する。
明石大橋の淡路より橋脚よりやや沖寄りのポイントから流す。
ここはもう完全に潮が変わり西にかなり速く流れています。

 船頭1kg級と500gを追加。小倉さまもやや小型を追加し、住吉神社沖あたりまで
流れ流れて戻ってきた。

 これで帰ろかと言う小倉さまではありません、二見人工島沖にも少し船が見えますので、ポイント移動し岸に寄る。
潮もやや緩み釣りやすい状態になる。
船頭の道糸がピ~~ンと張り、大きく合わすイッヒヒ~~手ごたえ十分だ、久しぶりに指が痛いで~。逃げるなよ、逃げるなよヨ~イショで船内にどさ~と上がった
1kg以上ある立派なタコである。
 あれ~ゆで上がってしもうた。

どなたの口に入るのでしょう。

今日はお互い6匹ぐらいでしたが、大きさで船頭大勝でした。