花と漁師道

釣り歴はもうかなりなりますが、なかなか進歩しない老船頭です。明石から二見沖あたりで遊んでいます。
写真も始めました。

21年5月××日

2009-05-24 | 21年前半
 今シーズン初のマダコ釣りに挑戦です。
相方の小倉さまは喪も明け、晴れて釣りが出来るようになりました。

 夜明けもかなり早くなり、4時半ごろ迎えに来て頂く。
薄明かりの中係留場所へ向かう。
今日は雑念を捨て、マダコ一本で勝負である。

 手際よく出港準備を済ませ、人口島を出る。
ポイントはまだ決まってない。
江井ヶ島の禁漁区近くに、船が多くいるので立ち寄るが漁師のタコつぼ漁だ。
あかん、進路変更で黒ボンあたりを目指し走っていたが、船団が見えない。
明石大橋の方向にかすかに船が見えている。
又、又進路変更で橋の方向に船を走らせる。
林崎手前のセメント磯の沖ぐらいだ。

 GPSで位置確認し例年釣っているポイントから始める。
あ~~~ぁ久し振りだ~~~。
幸せを感じながら第一投、朝日に向かってトゥリャ~~~。


早い時間だがかなり出ている。

 
 船頭はテンヤを4本出し様子を見る。
小倉さまは5本出しやる気満々です。
「えらいようさん出しとんなぁ~~~。」
「嫁はんの代理や~~」1本多いのは嫁はんの分らしいフ~~ン???

 潮替わり寸前と見ていたが、まだかなり速く西に流れている。
6時頃に船頭に当たりがあり、軽々上がってきたのは300gあたりの小型である。

 その後全く当たりなく、清めのビール行くかぁ~、安全を祈念し乾杯だ。
缶ビール2本、3本飲んでもタコさん、おやすみか乗ってきません。

 アルコールを飲むと船頭は無精になる。

船団から外れ中八木あたりを流れている。
周りに1隻もいませんが、もうすぐ潮替わりのはずだ。
この無精が今日の幸運を生むことになる。

 小倉さまが、まだ西流れのとき中八木あたりで500g、1kg連続ゲット。
又1kgゲットで絶好調である。

 船頭、飲んでいる場合ではありません。
ビールを持って自分の持ち場へ戻り、テンヤを投げなおし勝負である。
潮が変わり出し船が沖に向き、しばらくすると東に流れ出しさぁ~~
勝負である。

 船頭にも幸運の風が吹き出しちょっとした手ごたえで1kgあたりが上がり
やれやれです。
又道糸がピィ~~ンと張っている。大きく合わせたぐり寄せる。
かなりの抵抗で、重くなったり、軽くなったりまさしくタコだ。
水面下に見えだした。
大きいやったぁ~ドサ~と船内に入る。約1.5kgはある。

頭を見れば船頭と瓜二つ、色まで一緒になってまっせ、
まるで親子か兄弟かそれとも????

 しばらくして、小倉さまが根に掛かってしもうたと道糸を握っている。
「あかんかぁ~~」
「あっ動いた~」
動いたと言うことは超ド級???
でもあまり重過ぎるようだ。一人ではきつそうでしたので、船頭も応援する。
少しづつだが上がってくる。
小倉も船頭もタコつぼが上がってくると想像しながら引っ張り上げていると
水面下に見えだした。
エェ~~
タコが着いてるで、小倉がよいしょと上げる。
なんじこりゃ。

1kg級のタコがタコつぼではなく、5kgはありそうなタマゴのような
大きい石を抱いて上がって参りました。
やるじゃないか君たち。

 11時前になると潮が走り出し、三角波が立ち、ここを諦め試し釣りで
本庄の人口島沖に戻り1kg級を1匹追加。
タコつぼでテンヤを取られ昼頃帰港する。
本日の釣果
船頭1.5kg×1匹 1Kg×2匹 800g 300g
小倉1kg×3匹 500g1匹
今日はツキがあったのか予想をはるかに上回る釣果になる。