花と漁師道

釣り歴はもうかなりなりますが、なかなか進歩しない老船頭です。明石から二見沖あたりで遊んでいます。
写真も始めました。

19年10月20日

2007-10-20 | 19年後半
 今日は会社の若手集団の岩石くん、貴公子たっちゃん、ニモさん、廣くんが出撃です。

 6時集合予定だ。船頭会社の健康診断も終わり、アルコール解禁です。
車で行くと危険ですので、チャリンコでリュックサックを背負い出動です。

 昨日から風がかなり吹き、天気予報も波高1mの予報、天気図も等圧線が
かなり込み合っている。
 
 コンビニで今日の食料を買い込み、チャリコで人工島に向かっていると
やはり風が強い。
5時50分頃係留場所に到着をしたが、駐車場には車がいません。

 出港準備をしていますと6時頃、たっちゃんの赤い車が到着です。
3人は下りてきましたが、もう一人がいません。
ちょっと遅刻をするそうです。6時10分頃廣君の車が到着だ、全員集合で、
めでたく出港する。

 水路から人口島を出ようとしていると、沖から2隻帰って来た。
アリャ~いや~な予感。
住吉神社の前あたりでは大きなうねりが出ています。
みんな久し振りですので、やる気満々です。
船頭も過去にかなりの波を経験しておりますので、これぐらいはチョロイ。

 江井ケ島漁港の前は海苔だながないので、うねりが益々大きくなるが、中八木に
入ると、海苔だながうねりをかなり吸収してくれるので、魚タンで磯を探し
船を固定する。

 朝日に向かい仕掛けを投入です。

 
 潮も良かったのか、お魚さんたち活発に動いている様子です。
白い腹をしたピンポンクラスのおフグさんが次々クルックルまわりながら
あがっています。
 
 フグの間にガシラ、ベラ、チャリコといい調子です。
そんな中、岩石くんちょっと違うと言いながら、真剣にリールを巻いている。
タマいるか~~。 いる~~船頭タマ係で準備する。
オ~~ォ本日の狙い目のマコガレイです。
よく肥えており美味そうです。実測28cmだ。

 船の前で岩石くんの横で釣っていた、廣くんタマいる~~と言うている。
これも同サイズでやるじゃん。
その後も廣くん28cmと23cmを追加しカレイが4枚もあがった。

 うねりでシーソーに乗っている状態だが、西寄りの風が益々強まり
道糸がヒューヒューと鳴っており、うねりの上に白波が立ち出した。
さすがの船頭も若い大事な命を預かっていますので、8時半頃帰る判断を
する。

 あたりがまだまだありましたので、後ろ髪を引かれる感じですが???
(テェメェ~~~~どこに後ろ髪があんねんと言われそうですが。)


大荒れの中、人工島に戻り係留場所の前の水路にアンカーを入れ
ベラ狙いです。

 船頭焼酎のお湯割りが効き救命胴衣を枕にあの世に旅立つ。
その間にニモさんがマコガレイの31cmを釣ったそうな。
たっちゃんはベラを少し上げたらしい。

 本日の釣果です。この荒れた中さすが若手だ良く頑張った。





 

 

 

 


19年10月13日

2007-10-14 | 19年後半
 本日は小倉さまと出港です。
5時半ごろ、迎えに来て頂く。日の出がかなり遅くなっているので、外はまだ
薄暗い。

 今日もイイダコとマダコ狙いです。
船頭昨日仕事の帰りに、イイダコテンヤを購入し、ビニールテープで加工し
今日テストしますので、楽しみです。

 加工したイイダコテンヤです。


 透明の容器に入れますとまるで駄菓子屋のお菓子のようです。


 5時45分頃出港する。人工島を出ますと前に敏郎丸がポイントに向かっている。
我々のポイントと同じ場所が多いので、先回りしポイントに入りチェーンを入れる。

 水路では潮が緩いように思ったが、ここはかなり潮が走っている。
サァ~~楽しみなテンヤのテストだ。
昨日この敏郎丸さんのホームページのイイダコテンヤを参考に白を基調に
下側を赤、上に黄色、中央はキンキラキン、おまけに針1本づつピンクの
柔らかい丸い玉を刺し、こんなテンヤになりました。
 こんなテンヤになりましたぞ~~
 命名:星の王子さま


 星の王子さまが海底に向かい、イイダコさんを誘います。
一投目からクゥ~と乗った。やるジャン。
又乗った。
小倉さまいわく、それおかしいのと違う。
船頭得意満面、もう6匹ぐらいゲットだ。小倉はまだ2匹ぐらいだ。

 海苔だなの近くでやっているので、時々テンヤがロープにかかる。
小倉のテンヤがロープにかかり、切れないので船頭船をバックしバックし
テンヤの真上ぐらいまで戻る。
あかんか~~???
小倉うーん、アァ~~動いた~~
動いたとなればもしや、もしや~、船頭慌ててタモを出したが、小倉さま
もう船内にどさ~と放り上げていた。
小倉、緊張で顔がこわばっていた。
スゲ~~800gはあるマダコをゲットだ。

 その後潮が速くなり、イイダコはもう無理だ。
まだ7時前だ、朝日に向かいマダコポイントへ移動。


 二見のタコ漁師さんたちが8隻ほど出てる。
ほなこの辺でやるか~
さすが漁師さんだ、釣ってまっせ。
船頭あまりやる気はなかったのだが、仕掛けを放り込む。
幸ちゃんきたで~小倉が静かに宣言した。
300gぐらいだ。その後も600gあたりをゲット。

 船頭蚊帳の外だったが、終盤500gと指が痛いぐらいで上がってきたやつが
意外と小さく700gあたりをゲットし潮待ちで、又イイダコポイントに戻り
船を止めしばし安らぐ。

 潮が変わりイイダコ再挑戦だが風が強く、潮もあっと言うまに走りだし
もう今日は諦める。
 小倉さまの釣果マダコ3匹、イイダコ13匹


 船頭の釣果
マダコ2匹、イイダコ30匹(星の王子さま活躍)

 


 

19年10月7日

2007-10-08 | 19年後半
 今日は会社の関係で、朝弱先生、TBさんが参戦です。
6時頃出ろかのお約束です。船頭いつも朝弱先生の時は油断してしまう癖があります。これまで定時に来たことがない(ここまで書くと怒りそう、それでも見て頂く方に少しでも笑いを取らなくてはいけません。)

 そんな中、船頭油断せず6時前には係留場所に着き、準備をしていると、許容
範囲の6時10分過ぎに御到着だ。
買い物しょって遅れてしもうた。とんでもない、この程度の遅れぐらいは何のことはありません。5重○か花○でっせ。ほんまかいな

 出港準備はすでに整っていましたので、ご乗船とともに出港し、マイポイントに
向かう。
時間が少し遅いので、乗合船がほとんど集まっている。
今日はやや東寄りのポイントに集結しているが、頑固な船頭目もくれずマイポイントで勝負だ。

 風は相変わらず北寄りの風強く、潮は上げで西流れだ。
昨日やった向い側の海苔だなあたりからスタートします。
テンヤはどれがヒットするかは、わかりませんので各自に選んでもらいます。

 TBさんは細身の縦型のキンキラキンのテンヤ、朝弱先生ピンクのくねくね型
船頭昨日ヒットした小倉さまのテンヤを借用です。

 船頭有利かと思ったが、さにあらずTBさん使用のキンキラキンがヒットして
一人舞台になる。その間に少しだけ船頭が釣る程度で、朝弱先生まだ坊主です。
小倉購入のテンヤだが、もうひとつキンキラキンがあったのでこれ使うか。
これでやっと朝弱先生イイダコ釣りに参加出来、ほぼ互角の勝負になりました。
やさしいTBさん網に入れる時、網に入らず海面にポトリ、ポトリ、アァ~~
アァ~~でうめき声をあげている。
 
 潮が緩み過ぎほとんど乗らなくなる。しばらくして、潮が動き出し向かいの海苔だなの近くから流し出す。 本日ヒット商品のキンキラキンのテンヤもロープにかかりすでになく、船頭昨年のマイテンヤに換える。
今度はこれがヒットしやや大型があがる。
皆様も縦型のテンヤに交換し、潮も良かったのかほどほどの釣果になる。
  
 朝弱先生前半の不調が響きイイダコ : 30匹
 TBさんかなり放流しながら大健闘イイダコ : 43匹
 船頭後半頑張りイイダコ : 46匹

潮が走りだし、イイダコを諦め、朝弱先生ハゲを釣りたいとのことで、中八木のウエダーポイントに移動するが潮が速く、天気が下り坂で北寄りの風から東よりの風に変わり段々強く噴き出している。
間もなくうねりが出てくるはずだ。
船頭皆様のイイダコの処理で、てんてこ舞いです。
TBさんの撒き餌で小アジが寄って来たのか15cmぐらいの真アジがパラパラ
釣れる程度で先生辛抱たまらず、神鋼ケイソンのトウフに行きたいとおっしゃっています。

 天候も天候ですので、それもよろしかろう。
強烈な東風に押されながら神鋼ケイソンに移動し、先生とTBさんで小アジ80匹
マイワシそこそこの大きさでよく肥えているのを59匹ゲットし朝弱先生イイダコの
不調を一気に挽回しご満悦です。









 

19年10月6日

2007-10-07 | 19年後半
 先週は行事が多く釣りは出来ず、2週間振りの出港になる。
イイダコも数がやや落ちた情報で、何をやるか心が決まらない。
それでも心は一つのおっさんがおりますので、そう心配するほどでもありません。

 今日は朝方潮変わりで、イイダコのチャンス日です。
昨年良かったポイントに一目散で走る。すでに先客もおり、乗合船も早々に出ており、気合いが入る。

 船頭、昨年よく乗った残り物のテンヤを付けスタート。
小倉さまは同じく昨年の終盤に良かった、薄いピンクのパール玉の鉛部分に
赤と緑のテープを巻いた小型のテンヤで同じくスタートする。

 小倉快調に2匹連続でゲット。ウ~~ン船頭うなる。
しばらくして又小倉がゲットした。ウ~~ン。
船頭3匹ほど釣ったぐらいで、小倉さま軽く二桁にのりウ~~ン。

 あまりの大差で、幸ちゃん今日はピンクやで~~これ使うか~~。
打ちひしがれていた船頭、今日のラッキーピンクのテンヤを借りる羽目になる。

 その後さすがのラッキーピンクで船頭にも春がめぐって来てやっとぼちぼち釣れ出しました。

 今日の色々テンヤです。
本日良かったのはどちらでしょう。やかましいわ~~の声もおありと思いますが??

 


 
 潮が変わり下げの東流れで、風は北寄りからかなり吹いていますが、頂き物の
チェーンがよく効き釣りやすい状態です。

 海苔だなの近くから流し出す。海苔だなの、真近くは一般的にやらないので
釣り荒れが少ないと思われます。

 船頭2度目の春を向かえたか、一流し毎に小倉さまより有利に推移している
模様です。
段々前半の大差を追いつき追い越せです。敵に塩を送られた船頭恩返しに頑張って
しまいました。

 船頭   :イイダコ 52匹
小倉さま :イイダコ 43匹 マダコ1匹





 

19年9月24日

2007-09-25 | 19年後半
 土曜日はご先祖様の墓参りで、もうすぐ米寿を迎える母親とボケをかましながら半日を過ごし、午後はアルコールで体内を清め準備万端ですが、日曜日会社の工事があり休日出勤です。

月曜日小倉さま出勤で、マダコ、イイダコで出漁です。
どないしょう、船頭今の時期、心が定まりません。
小倉主導で、何が何でもマダコがやりたいとはっきりしていますので、イイダコと
マダコができる今年の沖のポイントを目指す。
ポイントに近づきGPSも到着のアラームが鳴っています。しかし釣船がいません。

 う~~ん、どないしょうまだ迷っている船頭です。
岸の方を見ますと、乗合船、一般の船が終結しており、心が大きく動く、行くか~
半ば強引に岸寄りに戻る。
イイダコ狙いで明石、二見の乗合船がいっぱい来ています。
 

 我々は自称プロのタコ漁師ですので、素人さんと付き合いできません。
プロの漁師の船の近くで日夜努力で技を盗んでいます。
今日もプロの漁師の近くで、やらしてもらう。
 

 それでも素人は素人、いくらでも釣れる時はそれなりに釣れるが、この時期に
釣るのはやはりプロである。
船頭たち、200g前後の子ダコを各自4匹づつ。イイダコ20匹少々、酔拳船頭、得意のコウイカ2杯(コロッケぐらい)で潮が走りだしもうギブアップである。

 さ~どないしょう、乗合船たちは順次イイダコをあきらめ沖に移動し出した。
時間もまだ9時だ。ガソリンも十分持っているので、思い切って行くか。
上げよか~~~。タコの仕掛けを上げ乗合船について行く。
鹿の瀬あたりでやっているのかと思っていたが、鹿の瀬は殆ど船がおりませんで。
 
 もうここまで来たらしょうがない、淡路の室津の瀬、目指し一目散。
はるか向こうに豆粒ぐらいの船団が見えだした。
段々豆粒が大きくなり船団に合流する。

 何やってんのやろ~???
取り合えず我々は大鰺のサビキを30号の錘で投入。
オ~~ォ太刀魚が上がっている。(1匹だけ見た)船頭の竿にあたりが出た
なんじゃ~、取り合えず大合わせをし巻き上げる。
腰を使うほどの代物ではありません。
初物ですので、小倉がタモですくい、船内にドスンと落ちる。船内に落ちた
このお魚がうるさい。まるで我社の某課長(代)のようだ。
30cmぐらいのグチだがグゥーグゥーとわめき散らしている。
ぐちをもう1匹追加し、いけすの中でグチの合唱が始まった。
又船頭に丸アジ30cmあたりがヒットし、ゲットしたが
ビールの効果で船頭安らかに昼寝タイムに入った。

 どれぐらいたったのか、幸ちゃん釣れてるで~~の小倉の声で目を覚まし
丸アジ2匹追加。小倉さまも3匹上げ、丸アジ、計6匹の釣果になる。