我が家では、毎年庭に、私の父親手作りの巣箱を掛けているんですが。
そして毎年スズメやシジュウカラやヤマガラがこぞって巣箱を利用してくれようとするんですが。
・・・大変ですよ。小鳥の世界も。
まずこの季節は、巣箱の取り合いで毎日がバトル。
決着がついたかに見えて、だれかが抱卵し始めても、この住宅難のご時勢、常にほかのだれかが隙を狙っていて、
過去にはシジュウカラのヒナたちがスズメに襲われて命を落とす、という悲しい年もありました。
もちろん外敵にも油断ならず、去年は二毛作に入ったシジュウカラがヘビにやられましたし、
巣立ちの時期になるとカラスがヒナを狙って待ち構えてますし・・・
正直悲しくて、もう巣箱やめよう、と思ったことも何度もあります。
でもうちがやめても、小鳥たちが営巣できるチャンスが一つ減ってしまうだけで、
彼らが厳しい世界で生きていかなくてはならないことに変わりはありません。
だから、どうかこのチャンスを生かして無事に巣立ちを迎えてくれ!!という願いと共に、
毎年巣箱掛けてます。
で、今年は・・・今のところ、毎日シジュウカラとヤマガラがバトルしながら、
両方のつがいがふわっふわの苔を巣箱に運び込んでいます。
なので思わず、
「もう~どうすんの?どっちかあきらめなきゃいけないのに・・・。
いっそのこと、2世帯同居にして、みんなで卵産んで、みんなであっためて、みんなで餌運べば?」
と声をかけてしまう今日このごろですが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
この4月、私には少~し変化がありました。
数年来の念願叶って、
日本語学校の非常勤講師として雇ってもらえることになったんです!!!
・・・とはいえ、まだ昨年資格を取ったばかりのドシロートなので、
授業は週1回の研修生扱いですが。
がんばって勉強して、経験積んで、長~く続けたいです。
そして、わざわざ海を渡ってこんな日本に、しかも仙台に来てくれた
留学生の役に少しでも立てるようになりたい。
え。いつからそんなの夢になってたのかって・・・?
確実に、中国出身のママ友の影響は受けています。
彼女、すごい美人でインテリで前向きな素敵な人なんですよ~
あとは、こんなに日韓関係が悪くなってもずっと変わらずに、
日本語で歌って、日本語で話しかけてくれて、常に努力している誠実な2人、
東方神起のユノとチャンミンの存在も大きい。
就職活動の間じゅう、性別も国籍もカンタンに飛び越えて活躍している
ナノさんが心の支えになってくれたし。
そう言えば、4月に台湾でワンマンライブを終えたナノさん、
5月はドイツ、9月はインドネシアでライブだそうです。
東北すっとばしてドイツ
たぶん、世界って狭いんだと思う。
震災のとき、世界中の人が支援してくれたり、
東北の小さな部品工場が被災した影響で
海外の大企業の製造にも支障が出たって聞いたりしたときもそう思ったっけ。
そんないろいろが混ざって、少しずつ思いが強くなっていった気がします。
初めて日本語学校に見学に行ったとき、
タローとこんな会話したんです。
タロー 「どうだった?」
私 「学生たちがすごく優しくて気さくでいい感じだったよ。
みんな見も知らないママにあいさつしてくれたり、
話しかけてくれたり、たまたま持ってたおみやげ分けてくれたり・・・」
タロー 「でしょ?
外人なんてね、みんな優しいんだよ!
今までオレが会った外人はそうだった!」
タローが今まで会った外人の皆さん
合気道の友達Mくんのお父さん ・・・イラン人
Sちゃんのお父さん ・・・フランス人
ヒメのバレエの友達Mちゃんのお母さん・・・中国人
Kちゃんのお父さん・・・インドネシア人
Aちゃんのお父さん・・・アメリカ人
お2人のゲストダンサー・・・韓国人
学校のALTの先生方 ・・・アメリカ人、カナダ人、南アフリカ人
去年家族で旅行したバリ島の皆々様 ・・・インドネシア人
ニュースで凶悪な事件を耳にしたり、政治的にうまくいっていなかったりすると
ついつい偏見持ってしまったり、身構えてしまったりするけれど、
日本国内と同じように、凶悪な人よりも友好的な人の方がずっとずっと多い、
ということを忘れずにいたいし、伝えていけたらいいな、と思います。