らくがき帖

ノンジャンル心象風景

毎日

2009年05月19日 | ガーデニング
最近以前にも増して社交的になったヒメとタロー。
学校から帰ってくると
ランドセルを玄関に放り投げ、
靴も脱ぐことなしに
「遊びに行ってくる!」
と飛び出して行ってしまい、
門限の6時ギリギリまで帰ってこない。

休みの日も然り。
朝はパジャマ姿でだらだらしていても、
9時になると友達から電話が来たり呼びに来たり。
昼ごはんを食べに12時に戻ってくるが、
1時にはまた出て行って6時まで…。

なので、仕事もバレエも全部辞め、
平日も休日も大差なく暇ができた私は、
毎日毎日、来る日も来る日も
庭をいじり放題だ!!
木を植え、草花を植え、
気に入らないと植え替え、
植え替えたところに別のものを植えたくなってまた植え替え、
寄せ植えを作り、納得いかず解体し、
また作り、余った苗を庭に植え、植え替え…
エンドレスとはこのことだ。
エンドレスの幸せの日々!!
梅雨までは、ほかに何の予定も入っていない。
入れるつもりも毛頭ない。

ところで、
強固な岩盤でできた山を切り崩した造成地である我が家、
粘土質の庭をほんの少し掘っただけで
大きな石や岩がごろごろ出てくる。
いや、出てくればまだいい方で、
岩盤にシャベルや鍬を打ち付けて
少しずつ崩しながら耕すことなど日常茶飯事。
そればかりか、家を建てたときの建材などを
強力な粘土が飲み込んでいるので、
くぎ、軍手、ビニールテープ、瓦、セメント…と
植物を植えるのに適さな過ぎるモノが
次々と出てくる。

最初のうちは泣きそうになったが、
今では鼻歌まじりに穴を掘り、
土壌改良も手馴れたものだ。
鼻歌で歌うのははもちろんこれ。

♪意地悪じいさんポチ借りて
 裏の畑を掘ったらば
 瓦・瀬戸欠けガーラガーラガーラガラ♪

「あたしゃ意地悪じいさんかっ!?」
と突っ込み付き。
それほど「がらがら」という擬態語が似合う土質の庭なのだ。

だがしかし、何度もこの歌を歌っていて
最近気がついたことがある。
「瓦・瀬戸欠け」って、
うちのような造成地ならいざ知らず、
フツーそんなもの畑から出てきやしない。
畑から瓦、畑から欠けた瀬戸物…
それって…
もしかして……!!!


遺跡………!!!?


「花咲かじじい」の話が江戸時代にできたとして、
平安、鎌倉ごろの遺跡が畑から出るって、
あり得る話じゃないの?
だとしたら、ポチ、やっぱりすげぇ!
意地悪じいさん、世が世なら大発見!!
あーあ、うちの庭からも貝殻とか出ないかな…
ヒスイの勾玉とかさ…。



果てしなく妄想を繰り広げながら
紫外線アレルギーでボロボロの手でシャベルを握り
美しい植物の苗を植えたり掘り返したりしている、
それがこの数ヶ月の私の日常です。

オキシペラタム(ブルースター)

2006年06月27日 | ガーデニング
咲いた!咲いたよ!我が家の庭で!
長年憧れていたブルースターが…!!!

青い花は意外とたくさんあって、
どれも爽やかで涼しげで好きだけれど、
このブルースターほど
甘いパステルブルーに咲く花を
私はほかに知らない。

しかもこの可憐な花の形
めるへんちっくな童話の挿絵みたいだ。

この花だけは、
いつまでも萎れずに咲いていてほしい
な~んてついつい思っていたら、
意外にもこう見えて
茎から出る乳汁に毒があるそうな…。

それでもよし!
かわいすぎるから許す!
元気におおきくおなり~

ペチュニア レッドスター

2006年06月27日 | ガーデニング
ペチュニアと聞くと
ハリーポッターの
意地の悪い叔母さんを連想してしまうし、
ピンクや紫の強い単色は
押しが強すぎてどうも好きになれなかった。

でもこの赤い星咲きのかわいらしいこと!
本当に星みたいなくびれとフリル。
はっきりとしたツートンカラー。
この一輪ですっかりペチュニアのファンに。

お日様大好きな子なので
これから夏じゅうこんもりと咲く。
そしてこの子の背後のトレリスでは
色とりどりの曜白朝顔が咲く予定。
うまく色が合うといいなー。

ハナショウブ 連獅子

2006年06月27日 | ガーデニング
特別にハナショウブが
好きだったわけではないのだけれど、
ホームセンターで枯れかけているのを見つけ、
さらにラベルに
「粘土質の重い土を好む」
となど書いてあったからもういけない。

我が家の庭の、
粘土そのものというくらい重い土に
何を植えたらいいのか悩んでいた時期だったので
この文句で即買し、
庭中で最も水はけの悪い
北東の物置の前にダメ元で植えた。

こんなに見事に咲いてくれるなんて…!
花が終わったら
もっと日当たりのいい場所へ
植え替えてあげる!
これからもよろしくね♪

…ちなみに。
「連獅子」とはこの花の品種名。
なぜなのかって、
そんなこと私に聞かないでください…。

バラの花

2005年07月12日 | ガーデニング
1束300円くらいの
特売の花束に入っていたバラの茎を、
短く切って水に挿して
根が出たのを鉢に移して
大切に、大切に育てていたら
見事に咲いてくれました。
うれしいよ!
ありがとう、バラ子ちゃん。

その昔、フラワーアレンジの学校で
「バラの挿し木は本当に難しい。
まず根が出ないんだよ、根が…。」
という話を聞いていたから、
バラを水に挿すときはいつもダメもとだ。
鉢に植えたら植えたで
日光は欲しがる、肥料も欲しがる、
水切れもダメだけど多湿もダメ、
病気にも弱い、虫はたかりまくり…

こんなに手の掛かる植物は
本来全っ然私好みではないのだが、
それでもバラを増やしてしまうのは、
バラって、宝石みたいだから。
きらきらして、存在感があって、
花びらの1枚1枚が
多面体にカットされた石みたいに
いろんな色に光る。

そしてその上、
バラって、お姫様みたいだから。
緑の葉の従者にかしずかれ、
トゲトゲの衛兵に守られ、
高貴ですましていて
それでいてこぼれるような愛嬌があって。

宝石であってお姫様な花なんて
ほかにないもの。
仕方がない。
黙々とお世話させていただきますよ、バラ姫様。

花の卵

2005年05月04日 | ガーデニング
つる植物は、
見た目がなよなよと優しげなのに
驚くほど強健なものが多くて、
それだけでもものすごく好みなんだけど、
クレマチスの何が好きって、
このたまご型のつぼみ!

小鳥の卵のように小さかったのが、
うずらの卵ぐらいになり、
やがて縦に長く伸び、
螺旋を描くようになり、
それがほどけてあの大輪の花に…!
すごく、すごく、生き物みたい!

かわいいたまごちゃん、
今のままでも大好きだから、
ゆっくりゆっくり、成長してね!