らくがき帖

ノンジャンル心象風景

お久しぶりです

2011年10月09日 | 生活
皆さん、地震の節はいろいろとご心配、お心遣いいただき、
本当にどうもありがとうございました。

仙台は…もちろん津波の被害を受けたところはまだまだ大変な状況ですし、
つぶれてしまった飲食店、まだ修復が終わらない公共施設などいくつかあります。
道路も、陥没、隆起、ひび割れ、液状化してまだ直っていないところあります。
つうか我が家も、ひび割れた基礎部分や室内のクロスの割れなどまだそのままです。
半分以下になってしまった食器類も、まだ買い足さずにあるもので何とかしてます。
(だって1年間はマグニチュード7以上の余震の可能性あるって言われてますから、
買ってまた割れちゃったらショックじゃないですか)

それでも!
私たちはもうほとんど、以前と同じ生活をできるようになりました。
学校給食は7月に復活しました。
夏休みにはちょっと遠くの映画館が復活したのでポケモンの映画を見ることができましたし、
子供たちは秋田にキャンプに行くことができました。
大きな被害を受けたり、また無事でも避難所や支援物資倉庫として使われたりしていた公共施設も
最近徐々に修復され、本来の役割を果たすようになってきました。
89ersは見事復活し、10月29日にはホーム開幕戦を迎えます。

今回の地震で本当に、
普段なかなか連絡を取れない遠方の皆さんが
どんなに私たちのことを思ってくれているか実感しました。
そして不自由な生活の中、そのことから本当にたくさんのパワーをいただきました。
どうもありがとうございました。



夏休みのある日、仙台郊外の町の小さなお祭りで
家族で花火を見ることができたのですが、
そのとき、地震を経験してずいぶん自分の心に変化があったことに気がつきました。

私は今までいつも、花火を見るとき、
「やっぱりね、花火は次々上げてくれないと!
全体の数が少ないのはしょうがないにしても!
上げるときは続けざまに!バババババンと!ダメ!間を空けたら!!
そのねずみ花火みたいなやつは盛り上がらないからやめてよね!
あと照明弾みたく明るいやつもまぶしすぎてヤダ!
ナウシカじゃないんだから……」
…と…申し訳なくも、非常に文句の多い女でした。

でも今年の花火は、別に全然豪華じゃなかったけれど、
なんか…こんなものをだれかが作ってくれて、ここまで運んでくれて、打ち上げてくれて、
こんなお祭りの場があって、そこまで私たちも来ることができて、見ることができて、
すごく、1発見れるのも奇跡な気がして、涙出そうになりました。
そして出てきた言葉が
「なんか…この花火1発、この焼きそば1つに、感謝だね…」
でした。

身の回りのもの、一つ一つに、
だれかの手がかかっている。
世の中は、たくさん、たくさん、たくさんの人の力で成り立っている。
せっかく気づくことのできたこの事実を決して忘れずに、
いつも感謝の心を持って、
またこれからしっかり生きていきたいと思います。

皆さん、これからもよろしくお願いします。


8月末に庭で咲いてくれたナツズイセン

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆうこ)
2011-10-12 12:32:37
少し時間があいてしまいまして・・・

素敵な感謝の気持ち・・・私も忘れないようにしたい・・・

ありがとう。
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お久しぶり! (arica)
2011-10-12 22:37:13
>ゆうこちゃん

私の方こそ連絡せずにいてごめんね…!!
来てくれてありがとう♪

うちなんかすごい内陸で、
仙台市の中でも被害はすごく少なかった方だと思うし、
特に自分の中で何が変わった、とか思っていたわけじゃなかったんだけどね。
やっぱり大きなことだったんだな、と。
その分過去の小さい悩みは吹き飛んで、今けっこう元気かも、です!

子供の手が離れたらいっぱい会おうねー!!
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