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今年最も印象に
残っているのは、
何と言っても
7月の沖縄家族旅行だ!
「南の島」はオットの
子どものころからの夢。
私の夢の「アフリカサファリ」は
新婚旅行で叶えてもらったので、
次の家族旅行は沖縄、と
早い段階で決めていたにもかかわらず、
子どもを生んだり引っ越したりしているうちに
6年も経ってしまった。
オットにはずいぶん待ってもらってしまったが、
その分、下調べの期間も長かったので、
家族の満足度の高い旅行になったと思う。
子供も楽しく遊べて、
親もシュノーケリングや体験ダイビングを
思う存分堪能できるところ―
いろいろと検討して決めた今回の宿泊先は、
石垣島北端にある
「クラブメッド カビラ」。
ホテルという単語がそぐわない。
3度の食事、朝から晩までの託児、
あらゆるマリンスポーツ、
ジムや空中ブランコの体験や夜のショー…。
いわゆる「バカンス」を楽しむための
総合的リゾート施設だ。
すべて込みの料金を払ってしまえば、
あとは滞在中自由に遊び放題だからと、
友人にすすめられて決めたが、
大正解だった。
一番うれしかったのが、
託児が託児などという域を超えて、
子供にいろいろな体験をさせてくれたところ。
プールや砂浜での遊びは当然として、
テニス、トランポリン、仮装行列など、
毎日多彩なプログロムが組まれており、
特に4歳だったヒメは毎日夢中だった。
最初は、おとなしく預かられてくれるだろうかと
心配していたのに、
あまりの楽しさに親と過ごすのを拒否する始末…。
たくさんの新しい経験をすることで、
子供たちは一回り成長したように思う。
子供がこんな調子だったので、
オットと私も、後ろめたさを感じることなく
沖縄の海を満喫できた。
何しろプライベートビーチがすごい。
沖縄でも有数のダイビングスポットに近く、
腰ぐらいの深さまで行けばもう
30cmほどの大きな熱帯魚がうようよいる。
ヒメやタローが浮き輪で漂っていた浅瀬では、
透明度の高い水を透して
青や黄色の小さな魚がちらちら泳ぐのが
潜らなくても見えたほどだ。
夢が叶ったオットはもちろん、
生態系フリークの私も、
シュノーケリングが楽しくてたまらない。
水族館でも見たことのないような
色とりどりの魚たちが
手が届くほど近くを一緒に泳いでいるのだ。
♪絵にも描けない美しさ
…ただ珍しくおもしろく
月日の経つのも夢のうち
竜宮城もかくやと
浦島太郎の気持ちが初めて分かった気がする。
「ダイビングのライセンスを取って
海ガメやマンタと一緒に泳ぐ」
という老後の夢が改めて刻まれた。
天気にも恵まれ、
4泊5日を親子共々遊び尽くした2004年の夏。
きっといつまでも忘れないだろう。
ヒメは帰りの飛行機の中で、
「ママ、おうちに帰ったらさ、
旅行の計画を立てて、またすぐ沖縄に来ようね」
とのたまった。
ごめんね、ヒメちゃん。
またすぐには行けないけれど、
きっときっと、
またみんなで楽しめる旅行をしようね!