らくがき帖

ノンジャンル心象風景

初・・・・・・!

2006年10月14日 | 子供
遠足から帰ってきたタロー、
何やら隠し事があるようで
にまにま、もじもじ。

タロー 「ママ。あのね、きょうね・・・・・・(にま)」

私 「何?どうしたの」

タロー 「あのね、LちゃんとHちゃん(2人とも仲良しの女の子)がね・・・・・・(にま)」

私 「うん、何々? どうした?」

タロー 「あのね、タローにね・・・・・・(もじもじ)」

私 「え!? もしかして・・・・・・!!!?」

タロー 「ちゅうしたの!!!」

私 「わーーーーーっ マジで? どこ? ほっぺ?」

タロー (こっくり)

私 「やったー よかったじゃーん!!」

タロー 「よくないよ! タロー嫌だったのに、勝手にしたんだよ!」

意外なことに、本当に困ったような、泣きそうな顔をしている。


どうやらタローにとっての
「○○ちゃんがスキ」は
ただ純粋に友達として一緒に遊びたい、
という意味でのスキで
女の子たちが示してくれた好意とは
かなり温度が違っていたようだ。
両思いが分かってさぞかしうれしかろうと思ったのだが、
難しいものである。

Lちゃん、Hちゃん、
こんな悪ガキのタローにちゅうしてくれてありがとう。
でも、タローはまだまだお子ちゃまで、
もしつれない態度を取っていたらごめんね。

あ・・・お子ちゃまじゃなくて
それなりの態度を取っていたら
それはそれでまずいか!


それにしても、
うちのヒメに限らず、
最近の女の子は積極的だなぁ・・・。

今年もようやく

2006年08月28日 | 子供
終わりましたよ!
子供たちの夏休みが…

まあ多少イライラしたこともありましたが、
最初に「子供にとことん付き合おう」
と覚悟しただけあって
去年ほどには磨耗しませんでした。
乳幼児のころに比べれば、
格段に手はかからなくなっていますしね(*^_^*)

でも、
自分の中で「私の自由は今はないんだ」という
あきらめムードが強過ぎたのか、
今ひとつ生活にメリハリがなかったのが反省点…。
家じゅうのだれよりも率先して
宵っ張りの朝寝坊を実行し続けてしまったし、
もう子供にリズムも何もあったもんじゃなかったです。
来年の課題だな、こりゃ。

夏休み終了と同時にこちらは秋。
暑がりのヒメが今朝学校に出かけるとき
「上着着たい…」
と言ったほど、朝晩は涼しいです。

さーあ、家の片付けにガーデニング、
ビーズにバレエにバレーボール、
秋からはまたがんばっちゃうよ~~~(^_^)v

ご当地色

2006年08月17日 | 子供
私たち家族が仙台に永住することになったとき、
母は何度もつぶやいていた。

「ヒメちゃんとタローくんは、
東北弁の子になっちゃうのかしらねぇ…」

沼津にも聞き捨てならない
ダサダサな方言が数多くあるのを棚に上げ
「東北弁になっちゃう」
とはまた東北弁に対して失礼だが、
やはり東北地方に縁のない者からすれば、
東北=東北弁=聞き取れない
と言うイメージを拭い去れないのは理解できる。

しかし心配御無用。
仙台市内は転勤族の街。
ママ友にも子供たちにも
役所やお店の人にも
東北弁を話す人はほとんどいない。
青森や岩手の出身で、
お年寄りの東北弁を字幕なしで
理解できるという友達も何人かいるが、
彼女たちも普段話しているのは
関東の友達と変わらない標準語。
完全なバイリンガルである。

こちらへ来てから
「東北弁で何言ってるのか
全然わからない…!!!」
と意思の疎通困難を感じたのは
自動車学校のおじいちゃん先生と
うちを建ててくれた大工の棟梁ぐらい。
だからヒメとタローは
まったく東北弁はしゃべれないよ、
安心してお母さん、
と最近まで思っていたのだが。

あったのである。
いかに転勤族が全国各地から集まれど
ご当地色を拭い去れないジャンルが。

それは…
わらべうた(&伝統的な子供の遊び)!!


例えば「どちらにしようかな」。
お菓子を一つだけ選んでいいよと言われたのに
いくつかで迷ってしまったときなどにやる
あれである。

まず私が慣れ親しんだ
静岡県沼津市片浜地区バージョンを
ご披露しよう。

♪どちらにしようかな
神様の言う通り
ぎったんばっこんしようかな
隣のバカ娘に訊けば分かるよ

幼いころは当たり前のように口にしていたが
「隣のバカ娘」はひどい。
どこぞの教育機関の方が聞いたら
この地域の子は差別用語を口にしている!
などと問題にされそうだ。
とは言え私はこれに慣れ親しみ、
もちろん他の地域バージョンを知らなかったから、
自分の2人の子供たちが
当たり前のように仙台バージョンを
口にするのを聞いていささか驚いた。

♪どちらにしようかな
神様の言う通り
あべべのべのべ
鉄砲撃ってバンバンバン
柿の種

鉄砲を撃つのは何となくニュアンスが分かる。
だが「あべべのべのべ」は何だ。
なぜ柿の種に選択を任せる!?
最初は違和感だらけで
沼津バージョンに替えさせようかと思ったが、
どう考えても「隣のバカ娘」はおすすめできないので
あきらめた。

もっともタローなぞは

「…鉄砲撃ってバンバンバン!
かきのたね!!
え~っ、これ~~~?
これはちょっとなー…。
よし、これを抜かしてもう1回やってみよう。
♪どちらにしようかな…」

という調子なので
何でもいいっちゃ何でもいいのだが。

詳細は割愛するが
「花いちもんめ」なども
私がやっていた沼津バージョンと
子供たちの定番仙台バージョンはかなり違う。
同じ遊びをしているのに
自分がやってきたことを受け継いでもらえていない。
なかなか寂しいものである。


それからもう一つ。
カルチャーショックを受けるほどに違っていた
子供の遊びに必須の文言があるのだが
それはまた次回。
お楽しみに!

リサイクル

2006年07月28日 | 子供
しまじろうのビデオで
「リサイクル」について学んで以来、
タローはリサイクルマークに敏感だ。
「紙」とか「プラ」とかの字が
矢印に囲まれたマークを発見すると
「ママ! ママ!
ほらこれ!
リサイクルのマークだよ!
だからゴミ箱に捨てちゃダメだよ!」
などと報告してくれる。
また
「ペットボトルはね、
ちゃんと中に水を入れて
シャカシャカーって振らなくちゃね」
と指導もしてくれるし、
「♪もったいない~ もったいない~
もったいないから すてちゃダメ~」
とビデオで流れていたそのまんまな曲を
鼻歌で歌っている。

先日も野菜ジュースか何かの
小さな紙パックを持って力説していた。

「ママこれもね、
リサイクルマークがついてるでしょ?
もったいないから捨てちゃダメなんだよ。
リサイクルできるんだから!
…ここの真ん中にさー
ストローを貼って角にすれば
カブトムシになるでしょ?
それにさー、
ストローを横に貼って
携帯電話にしたっていいんだよ!?」

…タロー、
それはリサイクルって言うより、
廃材工作だよ!

夏休み

2006年07月22日 | 子供
が始まった。
今まで午前も午後も
学校行事だの幼稚園行事だの
スイミングだのバレーだの
趣味だの遊びだの…
毎日真っ黒に予定が書き込まれていた
カレンダーに、
ひたすら真っ白な平原が広がっている。

だがこれを見て、
「寂しいけれど仕方がない。
ダンボールを片付けるいい機会だし、
服や本も整理したいと思ってたし、
梅雨明けにはガーデニングも
みっちりやりたい…」
などといろいろな予定を盛り込もうとしないところが
私の成長である。

なぜならその平原には
私の自由な時間が広がっているわけではなく、
24時間子供と一緒の、
いつも以上にやりたいことが進まない
不如意な時間が広がっていることを
いい加減私も学習したからだ。

今年はヒメ、タローともに
入学、転園した年でもあるし、
宿題や子供向け雑誌や
プールやおでかけに
とことん付き合ってやるのも悪くあるまい。
これと言っておおきなレジャーの計画はないが、
夏休みが充実して楽しいものになるよう
努力してみようではないか…

思ったからと言って
実現できるかどうかはまた別の話なのだが、
せめて、
そんなふうに考えたのだということを
ここに書き留めておきたい。
途中キレそうになったときの自分への
メッセージとして……

さ、ヒメとタロー、
ブックオフでも行くか!

一山越えたもよう

2006年07月17日 | 子供
「タローも地元の幼稚園に転園」
と軽く流して書いてしまっていたが、
実は彼、環境の変化に非常~に弱いのである。

仙台に引っ越してきたときはまだ1歳だったが、
「前のおうちの方がよかった」
と言ってしばらくの間しくしくしており、
やや快方に向かっていたアトピーが暴発。
秋~冬は喘息で入院と
落ち着くまでに1年近くかかった。

去年幼稚園に入園したときも、
ヒメのいる年長組に脱走してばかりで、
本来の自分のクラス、年少組に
居つくようになったのは半年後だ。

そして今回。
前の幼稚園ですっかり友達と仲良くなり、
大好きな先生や女の子たちに囲まれ、
自由でのんびりとした園生活を
満喫していたところでの転園だったため、
すんなりといくわけがなかった。

引越し前から毎日「イヤだなー」「イヤだなー」。
年少組で開いてくれたお別れ会では
「寂しい」と言ってぽろぽろ涙をこぼし、
引越し後は「幼稚園替わらなきゃいけないんだったら
こんな家建てなくてもよかった!」。
そして新しい園生活が始まってからも
「前の幼稚園の方がよかった」
「おもちゃがあんまりないからイヤだ」
「先生が怖いからイヤだ」
「バスが遅いからイヤだ」
「給食がイヤだ」
「制服がイヤだ」
「ママが一緒じゃなきゃイヤだ」
「女の子の友達ができないからイヤだ」
「RちゃんやNくんがいた方がよかったな…」
正直、つい最近まで朝バスに乗せるのに苦労した。
私自身、前の幼稚園をかなり気に入っていたし、
今の幼稚園にまだ馴染みがなかったから
説得にも力が入らない。
これは、親子ともども慣れるのには
時間がかかりそうだと半ば匙を投げていたのだが。

7月に入ってからである。
成り行きで夏祭りの手伝い係になった私は
打ち合わせや準備で園にいくことが多くなり、
自然と園や子供たちの様子がわかってきたし、
先生や係のお母さんたちと知り合うこともできた。
と、時を同じくしてタローも落ち着きを見せ始め、
ついには
「タロー、今の幼稚園でも別にいいや」
と言うに至ったのである。
私の行動が影響したのかどうかは分からないが、
1年かけてでも落ち着いてくれればと思っていた私には
うれしい誤算だった。

そしてさらに、
タローの今の園での充実ぶりがよくわかるコメントが
最近聞けるようになっている。

私 「タロー、今の幼稚園に好きな先生いる?」

タロー 「いるよ。1番はK先生!
(↑担任の若くてかわいらしい先生だ)」
「あとねー、Y先生とT先生」
「あ、でもA先生もN先生も好き」
「そうだ、M先生も!」

…結局全員である。
また別の日。

私 「タロー、最近幼稚園で仲良く遊んでる友達はだれなの?」

タロー 「う~んとね、HちゃんとKちゃん」

私 「え、女の子…!?」

タロー 「あとね、MちゃんとRちゃんとTちゃん」

私 「そんなに女の子ばっかり!なんで?
ずっと男の子の友達しかいないって言ってたのに、
どうやって仲良くなったの?」

タロー 「え~、分かんないけどさー、
なんか女の子たちが
『タローくんあそぼ~
って誘ってくるんだもん。
困るんだよね~。
だけどやっぱりタロー女の子はみんな大好きだなぁ


…悩んでいたのがバカバカしくなってきた。
とにもかくにも
夏休み1週間前にして、
タロー完全復活である。
こうなったらまた以前のように、
おもしろネタを数多く提供してくれることを期待したい。
頼んだよ!タロー!


子供たち、受難の日々

2006年06月22日 | 子供
タロー

先日:幼稚園にて、悪口を言ったとか言わないとか、
ほんの些細な口げんかが原因で
年少の男の子に右手人差し指を噛まれる。
前歯4本の歯型が次の日までくっきりと…。
相当痛かったらしいし、
相当驚いたらしい。

今日:幼稚園にて、友達4人と粘土遊び。
興が乗りすぎたそのうちの1人が、
タローの上靴の中に粘土をつめつめ。
それが緑色のカラー粘土であったため、
左の上靴の内側がぺったりと緑色に…。
「わざとじゃないんだって」と
屈託なく話すタローがいじらしい。

ヒメ

先日来:近所でクラスメート、女王様気質の
Rちゃんに振り回され気味。
ついに昨夜、寝言で
「やめて!壊れたら困るんだから!
もう止めてよー」と半泣き。
私だったら登校拒否になりそう。

今日:下校途中、仲のいい男の子と
追いかけっこをしていて、
自分の長靴につまづいて転ぶ。
手荷物が多かったのとランドセルが重かったせいだろう、
両膝、おでこ、鼻に、じくじくした
深いすり傷が計5箇所…。
女の子なのに! 
痛みがシンクロしてママも一緒に泣きたい


いろいろあるけどがんばってる。
ママは応援しかできないけど、
全力で応援してるからね。
明日も元気に、小学校・幼稚園へ行っておいで!
がんばれ!!

本日のタロー

2006年06月13日 | 子供
おもむろに。

タロー 「かずとよのグループのひとさー、
あのさー、……しんじゃったよね!」


4歳児の語彙に「一豊」があるのも
そこにグループという外来語をくっつけるのも
微笑ましいのだが、
それよりも何よりも、
番組中、ドリブルの練習をしたり
「牛乳飲みたーい」と叫んだりして
我々から幾度となく
「うるさい! 今は静かに!!」
と言われていたタローが
舘信長の死を認識していたことに
感心してしまった。

…こんなことで感心するなんて、
やっぱり私はタローに甘いのかな…。

新たな喜び

2006年06月03日 | 子供
タロー 「ねえねえ! パパ! ママ! ママってば!!」

我々 「何?」

タロー 「『る』」

…と新聞の見出しを指差す4歳7ヶ月。
そう、遅ればせながら文字に興味を持ち、
ひらがなを覚え始めたのである。

タロー 「『お』『~』『い』『お』」

私 「『茶』」

と単語を完成させてやったら
満面の笑みが返ってきた。

字が読める感動を知ることができてよかったね、
あばれはっちゃくタロチャビン!