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石破内閣誕生

2024-09-28 | Weblog






本日(9/27)に行われた自民党総裁選挙では石破茂氏が決選投票の末に勝利しました。

今回の総裁選挙には過去最高の総勢9名が立候補。国会議員票と党員票による第1回目の投票では高市氏がトップ、石破氏が2位となリました。両氏による決選投票は、国会議員票と地方票で行われ215対194で石破氏が大逆転しました。

本日の国内市場では、高市氏が優勢との見方があり、朝方から円安と共に株価も堅調地合いで推移していました。午後、総裁選挙の1回目の投票で高市氏が得票数でトップとなると、金融市場では円安と株高に拍車がかかり、円相場は一時1ドル=146円台半ばへ円安・ドル高が進行、日経平均の終値も前日比+903円と大幅上昇して取引を終了しました。

しかし、石破氏が逆転勝利したことで円相場は一時1ドル=143円台へ急激な円高へ揺り戻されました(16時時点)。背景には、積極財政による景気刺激と金融緩和を主張する高市氏への期待が、梯子を外されたことが挙げられます。また、石破氏は、過去に金融所得課税や法人税の強化に言及したこともあり、市場参加者からは敬遠されがちの面があります。週明けの国内株式市場は波乱の展開となるかもしれません。

もっとも、株式市場が落ち着きを取り戻せば、やはり石破新総裁関連銘柄に注目が集まることでしょう。主な投資テーマとしては、脱原発を見据えた再生エネルギー関連、国防関連、防災関連などが注目されそうです。また、同氏は日銀の金融政策に対し、徐々に金利のある世界を実現することが物価上昇の抑制や構造改革に資するとのスタンスであり、最近、低下基調であった国内長期金利が上昇へ転じるようであれば、銀行などの金利敏感株物色につながることも期待できそうです。




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