投資家の目線1009(続・トルコから見た地政学)
12月8日、シリアのアサド政権が崩壊した。アサド政権を倒した反体制派のうち、トルコは公然と武装組織「シリア国民軍(SNA)」を支持し、「シャーム解放機構(HTS、旧ヌスラ戦線)」...
投資家の目線1006(トルコから見た地政学)
「文明の交差点の地政学 トルコ革新外交のグランドプラン」(アフメト・ダウトオウル著 中田考監訳 内藤正典解説 書肆心水)は、トルコからの視点で見た地政学の本である。著者は政治学博...
投資家の目線1000(アジア版NATOと核共有)
石破首相がアジア版NATOを唱えている。「核共有」にも言及している(「[社説]石破茂首相は政権運営の重み踏まえた発言を」 2024/10/3 日本経済新聞電子版)。「模索する...
投資家の目線995(イラン革命・ソ連のアフガニスタン侵攻時代を振り返って)
「国際経済と冷戦の変容 カーター政権の危機と1979年 叢書 21世紀の国際環境と日本 009」(尾身悠一郎著 千倉書房)は、イラン革命とソビエト連邦のアフガニスタン侵攻の...
投資家の目線986(第二次大戦時の米国の経済統制)
「フランクリン・ローズベルト 上/下」(ドリス・カーンズ・グッドウィン著 砂村榮利子/山下淑美訳 中央公論新社)には、第二次大戦中に米国で起こった物不足とその代用品のことが書かれ...
投資家の目線981(安倍晋三回顧録)
「安倍晋三回顧録」(安倍晋三著 橋本五郎(聞き手)、尾山宏(聞き手・構成)、北村滋(監修) 中央公論新社 p131)によれば、当時のオバマ大統領と「すきやばし次郎」で会食した時、...
投資家の目線980(ニューカレドニア独立とベトナム戦争)
仏領ニューカレドニアで暴動が発生し、マクロン大統領が独立派と話し合うために同島を訪問した(「フランスのマクロン大統領、ニューカレドニア独立派らと会談」 2024/5/23 日本経...
投資家の目線972(ペストの歴史に学ぶ)
「ペストの歴史」(宮崎揚弘著 山川出版社)には、ペスト流行時にフィレンツェ商人の考えた健康法が書かれている。「憂鬱なこと、心配なことについて出来るだけ考えないようにしなさい。楽し...
投資家の目線971(ナチスと同じ誤りを犯した西側諸国)
「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(大木毅著 岩波新書)には、ヒトラーとドイツ国防軍が、幹部が粛清されたソ連軍を、装備、兵員、指揮の劣る「頭の無い粘土の巨人」とみていたことが書かれている...
投資家の目線968(「七三一部隊の生物兵器とアメリカ バイオテロの系譜」)
「七三一部隊の生物兵器とアメリカ バイオテロの系譜」(ピーター・ウイリアムズ/デヴィド・ウォーレス著 西里扶甬子 かもがわ出版)には、七三一部隊の石井四郎がペストに関心を持ってい...