カップヌードルのサザエさんCMに思う

カップヌードルのサザエさんCMが、原作差云々で色々醸しているみたいですが、僕の中の尺度ではあれはアリかと思います。

まず、それなりにクォリティが高い仕上がりであること。二次著作というのは造り手の身勝手な思いから原作の持つ質を著しく低下させているものがありますが…実写化のいくつかを含む…、そもそも著作としてクォリティが高いことが大事かと思います。
カップヌードルのCMは以前より品質の高さでは定評があり、今回のシリーズも単体としてそれなりの質は保っていると思います。
(話はズレますが、CMの枠を超えた「FREEDOM」などは、十分な見応えがありました。カップヌードル恐るべしです)

次に、その作品が、原作を名乗る意味があるのか？ 例えば今回のCMなら、サザエさんではなく、普通の高校生であったならどうだったか。
それなりの出来にはなっていたと思いますが、波平さんの最後のセリフがとても浮ついたものになってしまいます。あれはサザエさんの世界観がなければ成り立たず、またあのセリフがないと作品自体が締まらないものになってしまうでしょう。
また、「サザエさんが現代の高校生であったなら」という仮装ストーリーでこそ活きてくるもので、原作の絵柄をそのまま持ってきたとしたら、カップヌードルのアオハルCM自体が成り立たないわけです。原作では"公開お見合い"がなり染めとされていますが、現代であれば、"公開告白"はそれすらインスパイアしていると思います。

最後にCMであること。
この作品は、あくまで短尺のTVCFであること。
CMは本来何を利用しようとも(社会倫理上問題がなければ)、製品なり会社なりをアピールできれば成功とみなされます。
サザエさんCMは、魔女宅やハイジのシリーズの続きとして、また大昔から続く"HUNGRY"シリーズとして、十分にアピールをしていると思われます。
そもそも日清の言うハングリーとは何か？
若者の持つ欲求に対する"飢え""渇き"だと思います。それは空腹の"飢え"だけでなく、恋愛に対する"飢え"であり、毎日に対する"飢え"であるわけで、サザエさんCMは、サザエさんを利用しながらとても上手くハングリーを表現している。それはマスオさんのことではなく、むしろモブや見ている我々にとってのハングリーをです。

なんて、偉そうなことを書きましたが、
楽しいCMが増えるといいなぁと思いながら、実はこの部屋にはTVがない。もちろんネットで見ることは出来ますが。
CMというのは、番組の間に挟まることも制約のひとつですから、実際にどんな風に見えるのか、実家に帰って確かめてみたいものです。

週末は江の島でゴミ拾いイベントの予定！

週末18日(土)午前中は江の島で恒例、"海さくら"のゴミ拾いイベントに参加の予定です。
先月は台風の影響で中止になっちゃったから、リベンジね。(^^;)
(と言っても、ワシは用事があってどっちにしろ行けなかったんだけどな)

順延になった"囲碁ビーチクリーン"だよ！
なんだそれ？
詳しくはwebでね。

毎回、楽しいイベント付きでゴミ拾いできるのは、嬉しいね。
(でも、ゴミ拾いだけに熱中するときもあってもいいけどね？)
ボランティアとか、海を守る！とか大上段に構えなくても、のんびり楽しんで続けられる"海さくら"のゴミ拾いは、とても素敵だと思う。

もし、時間があったなら皆さんもお誘い合わせの上、一度来てくれると嬉しいな。
詳しくはwebでね。
"海さくら"で検索すると出て来るから。

#海さくら
#blueship
#ビーチクリーン