娘が父の日にくれたムック本。
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ロレックスなら分かるけど、SINNなんてどちらかというとマイナーなメーカー専門の解説本が出てるなんて知りませんでしたわ〜(*'ω'*)。創業者ヘルムート・ジン氏がこの春(2018.2)に亡くなったとのことなので、そういうのも後押ししたのかもしれません。
ムック本なので、メーカーヨイショの宣伝文句が羅列されるわけなのですが、彼らの作る時計と同様に過度な虚飾がないので割と救われていると思います。
"ちょうど、「私的腕時計の魅力論」とか書いていて、腕時計の本質は、パイロットウォッチやダイバーウォッチのような視認性の高い、いつでもどこでも正確な時刻を確認できることだ。とか言っていた矢先、なんというまるで図ったようなタイミングで、この本を貰ったのだった。
決して、先にこの本があったわけではないので誤解をしないように。
…しかし、後から見ると「私的腕時計の魅力論」は、すっかりSINN推ししていることが分かる。持ってないんだけどね(*'ω'*)。では、何故SINNを持っていないのか?考えるにやはりどこかで品質面に不安を感じているのだと思う。比較対象がセイコーの安ダイバーズで数万円で十分な機能性能および品質を有しているのだから、敢えて高価な舶来計器に手を出さなくてもいいと思っているのだ。
また、IWCと比較する程には魅力を感じないのは、腕時計の本質とは少しずれた価値観も多少はあるということだろう。
ただ、サブマリナーとSINNのどれか一本どちらあげるかと言われたら、迷わずEZM13を貰うだろうし、ナビタイマーと903どちらかと言われたら、903を選ぶだろうと思う。そのくらい私の中では魅力的な腕時計ではあるのだ"
SINNのイメージというと、繊細より無骨。仕上がりより思想。多機能というよりシンプル。なのですが、この本を読んで意を強くしましたね。
現社長のローター・シュミット氏はIWCの出身で…あーやはり通じるものがあるのでしょうか?SINNの時計にIWCの妖艶?さが加わると恐るべしになるかもしれません。
またSINNの903シリーズって、ブライトリングのナビタイマーのパクリぢゃね?と思っていたのですが、記事によると潰れたB社から正式に版権を譲渡してもらってるんですね。パクリぢゃなくて正当な後継機種だったわけだ。すいません誤解してました。
この他にも142.BSが、実は1985年に宇宙で使用された最初の"自動巻"クロノグラフであったり(伝説欲しがりの某メーカーなら喉からで手が出そうな(*'ω'*))、1967年に155が西ドイツ空軍に制式クロノグラフとして採用されたり(この話は面白くて、調達先は実は2社あって、もう1社がホイヤー・レオダニス…今のタグ・ホイヤー…だったりして、全くそっくりな(制式化されてるので当たり前だが)クロノグラフが両社から納入されていたらしい。収集マニアの方なら両方のモデルを有しているのかしら?)、色々面白い話題が満載だったりします。
また、時計に詳しい方ならよくご存知のレマニア社の買収合併によるCal.5100の製造中止によるセンター4針クロノグラフの製造中止。前述の142も入っていました。なんてことも書いてある。いいことばかりじゃないのよ。ということか。
そも、私がSINNを知るきっかけとなったのは縦3目を搭載している各社のクロノグラフを扱う記事の中に203.ARKTISという極寒の地で使うSINNの特殊な時計を見かけたことなのだが、その後すぐに656〜856といった3針のシンプルなパイロットウォッチを見かけるようになります。
これはいいなあと思いましたが、まだ若かった?当時の私のデファクトはクロノマットだったので、記憶の下に潜ることになりました。その後ブライトリングに魅力を感じないようになり、もう少し質実剛健な使えるものといった目で時計を見るようになり、その目で実用時計としてのサブマリナーに注目するようになりました。何よりレジャーダイバー用雑誌ではなく、海洋計測機器の業界誌に広告が載っているのはロレックスくらいだったから。流石にSINNの広告も見たことはないですね。サブマリナーは良いけど、その辺でよく見かける時計でパチモンとかと一目で分からん。で、またSINNに戻ってくるわけです。
だったら買ったらいいじゃない?と思うのですが、記述の理由により躊躇を繰り返すということで。
そんなことを全く知らない娘から、このムック本を貰いまして、また購入意欲がフツフツと…。
というのはウソで、自分の中では知識としての時計は色々収集したいですが、やはりそれらを生かして、自作紙バンド時計の制作をもう少し続けたいな。と思う次第であります。
自作文字板とか作っていると…色々なデザインをパクって作って見ると、そこに隠れているものが時折見えてきたりします。SINNもどきもどこまでインデックスを太くすると見やすいのかとか。あ、だからこんななんだと気づくのは嬉しいです。
そんななので、好きなSINNの解説本は大変参考になりましたです。
ありがとうでした。
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ロレックスなら分かるけど、SINNなんてどちらかというとマイナーなメーカー専門の解説本が出てるなんて知りませんでしたわ〜(*'ω'*)。創業者ヘルムート・ジン氏がこの春(2018.2)に亡くなったとのことなので、そういうのも後押ししたのかもしれません。
ムック本なので、メーカーヨイショの宣伝文句が羅列されるわけなのですが、彼らの作る時計と同様に過度な虚飾がないので割と救われていると思います。
"ちょうど、「私的腕時計の魅力論」とか書いていて、腕時計の本質は、パイロットウォッチやダイバーウォッチのような視認性の高い、いつでもどこでも正確な時刻を確認できることだ。とか言っていた矢先、なんというまるで図ったようなタイミングで、この本を貰ったのだった。
決して、先にこの本があったわけではないので誤解をしないように。
…しかし、後から見ると「私的腕時計の魅力論」は、すっかりSINN推ししていることが分かる。持ってないんだけどね(*'ω'*)。では、何故SINNを持っていないのか?考えるにやはりどこかで品質面に不安を感じているのだと思う。比較対象がセイコーの安ダイバーズで数万円で十分な機能性能および品質を有しているのだから、敢えて高価な舶来計器に手を出さなくてもいいと思っているのだ。
また、IWCと比較する程には魅力を感じないのは、腕時計の本質とは少しずれた価値観も多少はあるということだろう。
ただ、サブマリナーとSINNのどれか一本どちらあげるかと言われたら、迷わずEZM13を貰うだろうし、ナビタイマーと903どちらかと言われたら、903を選ぶだろうと思う。そのくらい私の中では魅力的な腕時計ではあるのだ"
SINNのイメージというと、繊細より無骨。仕上がりより思想。多機能というよりシンプル。なのですが、この本を読んで意を強くしましたね。
現社長のローター・シュミット氏はIWCの出身で…あーやはり通じるものがあるのでしょうか?SINNの時計にIWCの妖艶?さが加わると恐るべしになるかもしれません。
またSINNの903シリーズって、ブライトリングのナビタイマーのパクリぢゃね?と思っていたのですが、記事によると潰れたB社から正式に版権を譲渡してもらってるんですね。パクリぢゃなくて正当な後継機種だったわけだ。すいません誤解してました。
この他にも142.BSが、実は1985年に宇宙で使用された最初の"自動巻"クロノグラフであったり(伝説欲しがりの某メーカーなら喉からで手が出そうな(*'ω'*))、1967年に155が西ドイツ空軍に制式クロノグラフとして採用されたり(この話は面白くて、調達先は実は2社あって、もう1社がホイヤー・レオダニス…今のタグ・ホイヤー…だったりして、全くそっくりな(制式化されてるので当たり前だが)クロノグラフが両社から納入されていたらしい。収集マニアの方なら両方のモデルを有しているのかしら?)、色々面白い話題が満載だったりします。
また、時計に詳しい方ならよくご存知のレマニア社の買収合併によるCal.5100の製造中止によるセンター4針クロノグラフの製造中止。前述の142も入っていました。なんてことも書いてある。いいことばかりじゃないのよ。ということか。
そも、私がSINNを知るきっかけとなったのは縦3目を搭載している各社のクロノグラフを扱う記事の中に203.ARKTISという極寒の地で使うSINNの特殊な時計を見かけたことなのだが、その後すぐに656〜856といった3針のシンプルなパイロットウォッチを見かけるようになります。
これはいいなあと思いましたが、まだ若かった?当時の私のデファクトはクロノマットだったので、記憶の下に潜ることになりました。その後ブライトリングに魅力を感じないようになり、もう少し質実剛健な使えるものといった目で時計を見るようになり、その目で実用時計としてのサブマリナーに注目するようになりました。何よりレジャーダイバー用雑誌ではなく、海洋計測機器の業界誌に広告が載っているのはロレックスくらいだったから。流石にSINNの広告も見たことはないですね。サブマリナーは良いけど、その辺でよく見かける時計でパチモンとかと一目で分からん。で、またSINNに戻ってくるわけです。
だったら買ったらいいじゃない?と思うのですが、記述の理由により躊躇を繰り返すということで。
そんなことを全く知らない娘から、このムック本を貰いまして、また購入意欲がフツフツと…。
というのはウソで、自分の中では知識としての時計は色々収集したいですが、やはりそれらを生かして、自作紙バンド時計の制作をもう少し続けたいな。と思う次第であります。
自作文字板とか作っていると…色々なデザインをパクって作って見ると、そこに隠れているものが時折見えてきたりします。SINNもどきもどこまでインデックスを太くすると見やすいのかとか。あ、だからこんななんだと気づくのは嬉しいです。
そんななので、好きなSINNの解説本は大変参考になりましたです。
ありがとうでした。