arudyaのブログ

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情熱大陸 菊野昌宏編

2019-01-30 20:40:10 | 時計のこと
先週、テレビでやったらしい情熱大陸 菊野昌宏編。見逃し配信で見ました。テレビがないので週遅れのネット配信に頼るしかない。

カッコいいですよね〜、菊野さん。

一本1,800万円の…とかいうフレーズでビビりますが、製作を見てると値段を付ける方がおかしいとか、プライスレスぢゃんとか思っちゃいますわ。
もちろん、彼はプロなんだから、きちんと対価は要求すべきですけどね。

彼の一番の面白さは、和時計に感化されて、部品一個一個、微小なネジさえも工作機械を使って手作りするというところです。
NC使って作れば高精度な部品をいくつも作れるでしょうが、彼はそうしない。
昔(江戸時代とか)の職人に感化…オマージュがあるから。

で、テンプとか(ヒゲゼンマイとか)はどうしても自作出来ずに、時計メーカーなどから買ってくるわけですが、それを良しとしない人達も確かにいて、賛否両論だったりします。

でも、菊野さんの根っこが、昔の時計職人への憧憬だったとしても、現代の腕時計としては、昔レベルの精度では製品として受け入れられないのも事実なんだと思います。だとするとその部分はどうしても工業製品を頼らざるを得ない。…と言っても調整行為は必須で、それだけでも相当な労力を必要とするわけで、それも時計職人としての腕なのですが…。

NCまで自作して、精度の良い腕時計を作る独立時計師もいらっしゃいます。
が、わしはそれって工業製品なのでわ?と思ってしまいます。少なくとも職人の仕事ではないと。

菊野さんは、自分の限界も含めてユーザーに話をして、それで納得いただけなければ、お断りするといっております。
それはそれで潔いと思うのですがね。

それにしてもエンジニアである以上、後世に残る仕事がしたいよね〜。





「百瀬、こっちを向いて」を見る

2019-01-10 21:57:10 | ビデオとか
ネクラ眼鏡男子シリーズ第一弾?
ということで、例によって、大変ありがたいプライムビデオで、「百瀬、こっちを向いて」を見ました。

好きだなぁ。こういう映画。
もし、ワシが映画監督とかになったら、こんな映画ばっかり撮っているかも知れない。
少しノスタルジックで、どこにも答えがなくて、想いをぶつける先も自分では分からなくて、ただ悶々とじりじりと時間が流れていく。
若い時間って(あえて青春とか言わないけど)、そんなものの積み重ねだったように思う。

冷静に、思い入れもせずに最後まで見られたのは、ヒロインの百瀬さんが、好みのタイプではなかったから(笑)なんだけれど、むしろ最初違和感があったもう一人のヒロイン先輩の棒読み口調が、最後にはヒリヒリと怖さを感じでいたりして、特にほおずきのあたりで。この子が一番辛かったのか…もしくはこいつが一番計算高かったのか?とか思ったり。女性は怖いよね。

ラストシーンで(たぶん)髪を伸ばした百瀬さんとすれ違う主人公が、声をかけたり、呼び止めたりしなかったのは…やはり、僕でもそうするだろうな、と。

とても良い終わり方をしたと思います。


セイコードリームスクエア 行ってみた

2019-01-04 20:14:33 | 時計のこと
(mixi再録)
新年明けましておめでとうございます。
さて、銀座四丁目、和光の隣の隣?に年末オープンしました、「セイコー ドリームスクエア」さんに行ってきましたよ。
GSなどの高級ラインは、横にある和光にお任せして、その他のセイコーブランドを展示(販売)する新しいコンセプトショップです。
1Fは「サテライトミュージアム」として、小さな博物館。2F〜4Fは「プロスペックス」「ルキア・プレサージュ」「アストロン」。それぞれの世界観を表現(しようと)して、頑張って展示しています。

先に難点を言っちゃいますと、いかんせんフロアが狭いです。仕方ないんですけどね。あと、体験型のコンテンツのレスポンスが悪い(反応が鈍い)です。これは作ったソフト屋さんの責任でしょうけどね。

例えば、私なら、プロスペックスなら反応の鈍いソフトの机を入れるスペースに耐水圧試験機置いて、ダイバーズに実際に20気圧くらいかけて置いとく。
プレサージュなら琺瑯や七宝、漆の手触りを確かめられる展示を行う。
アストロンなら、時計を狂わせて置いて、秒速で修正できる展示を行う。
つまり、わしなら先進技術や伝統の技を体験させることを考える。

でも、頑張ってます。セイコーが力を入れていることが伝わってきます。こういうの嫌いじゃないです。

#セイコー
#セイコードリームスクエア