2つの方法で KB3000850 を適用しました。
【関連記事】
■ 700 MB を超える Windows 8.1 の KB3000850 って一体・・・(1)
■ 700 MB を超える Windows 8.1 の KB3000850・・・(2) Windows Update で試してみました
■ 700 MB を超える Windows 8.1 の KB3000850・・・(3) ダウンロード&実行・・失敗
■ 700 MB を超える Windows 8.1 の KB3000850・・・(4) ダウンロード&実行(スタンドアロン インストール)
■ Windows Update 2014年12月、合計 1GB というのは正しいのかな?
■ Windows 更新プログラムの品質低下はレイオフのせい?
コントロールパネルの Windows Update による適用、
そしてファイルをダウンロードして適用するスタンドアロンインストールです。
いずれの方法でも、自分の勘違いを除き、問題はありませんでした。
とはいえトラブル報告も少なくないので、
マイクロソフトの情報をまとめてみようと思います。
元にした情報は次です。
「November 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2」
さて、まとめ開始・・・
KB3000850 の対象:
Windows RT 8.1、Windows 8.1、そして Windows Server 2012 R2。
一言でいえば:
2014年 4月以降の更新プログラムをまとめたもの(ロールアップ)。
(なので、サイズが大きい、昔風にいえばサービスパック)
適用後の再起動:
インストール後には再起動が要求される。
サーバーなど、再起動による影響がある場合は要注意。
前提条件:
KB2919355 が適用済みであること。
なお、KB2919355 は 2014年 4月に公開された更新プログラムのロールアップ。
x64 版のダウンロードサイズは 690 MB。
# 思うに KB2919355 は今回の KB3000850 の前身。
KB3000850 の前提条件が KB2919355 で、KB2919355 にも前提条件があります。
前提条件が多重になっているため、
いずれかが満たされない場合にインストールできないなどのトラブルが発生するものと思われます。
【2014-11-30】
・・・余裕がないので、以下は少しずつ追記していきます・・・(T_T)
含まれる新機能や改善点:(・・・ここはオヤヂには理解困難ゾーン・・・(*_*;)
・ 言語パックの更新(Refreshed language packs)
・ Defence-in-depth(多層防御)、Schannel(Secure Channel)の強化
・ 新しいハードウェアへの対応(ブートシーケンス、SD カード、USB デバッギング)
・ ネットワークプリンターのサポート改善
・ クラスター下の仮想マシンの性能・信頼性向上
・ 管理容易性の改善
・ 付加的なハードウェアのサポート(サードパーティの暗号化を実装したデバイスの Windows 8.1 対応)
この更新プログラムは 201年4月以降のアップデートをすべて含む、サービスパック同様に十分に検証済みのロールアップ。
サービスパックと違うのは、バージョン番号が変わらないこと、認証を求めるような形での API 変更をしないこと。
既知の問題(Known issues):
# Windows Server 2012 R2 の場合は除いて記載します。
Windows 8.1 の場合のみ記載します。
・ KB3000850 をインストールする前に作った復元ポイントに戻そうとしたら、PCがクラッシュする:
対策:KB3000850 をアンインストールする:
コントロールパネルより「インストールされた更新プログラム」に進み、アンインストールする。
【2014-12-18 追記】
KB3000850 をインストールした結果、*.hlp(従来のヘルプファイル)が開けなくなる不具合があります。
(この現象については、松田さんからコメントを頂戴して知りました:本記事の末尾)
*.hlp は古い形式なので Windows 8.1 では開けないのが普通です。
開きたい時は WinHlp32(KB917607)をインストールします。
が、KB3000850 をインストールすると、WinHlp32 をインストールしていても、開けなくなる。
KB3000850 をアンインストールすると、開けるようになります。
【2015-03-04 追記】
「通りすがり」さん、「松田」さんがコメントを寄せてくださいました。
Windows Update から消えていた KB3000850 が 3月になって復活していた、とのコメントです。
# ご両人、どうもありがとうございます。
さて、オヤヂも確認してみました。
実マシン(仮想マシンではない)の Windows 8.1 で KB3000850 は見当たりませんでした。
(Windows Update 「更新プログラムの確認」では表示されませんでした)
が、仮想マシン(VirtualBox での Windows 8.1 64-bit)で「更新プログラムの確認」を行うと
KB3000850 が表示されました。
しかも、以前のように「オプション」ではなく「重要」として・・・
# この仮想マシンでは、KB3000850 をインストールし、その後アンインストールしています。
明示的に(と言うか、マニュアルで)アンインストールしたマシンでは KB3000850 が復活するのでしょうか?
ここで不可思議な現象に遭遇しました。
「重要」には4つの更新プログラムがありました。
2つにチェックが入っており、残りの2つにはチェックが入っていません。
KB3000850 にはチェックが入っていませんでした。
4つの更新プログラム:KB3000850 にチェックは入っていない
更新プログラムには適用順序があり、一気にすべてを適用できないことがあります。
つまり、Bのプログラムを適用するには、その前提としてAがインストールされていること・・・
そんな適用順序というか必要要件があります。
なので、まずはデフォルトでチェックの入っている2つから適用しようと思い[インストール]をクリックしました。
順次インストールが始まりました。
見ていると、なぜか、チェックの付いていない KB3000850 もインストールされ始めました。
これはサイズが大きいので時間もかかります。
不本意ですが、始まったインストールを途中で中止すると悪影響がでるかもしれません。
なので、黙って見ているしかありません。
が、ほどなくしてインストールが終わり、再起動が要求されました。
以前の経験では 5分・10分で終わるようなものではなかったはず・・・
で、再起動後に見ると「重要」な更新から KB300850 が消えていました。
インストールできた・・・と思うのが自然でしょう。
でも、そんなに短時間でインストールできるはずはない、
よく分からないなぁ・・・
「更新履歴の表示」を見ると、
KB3000850 はインストールに失敗していました(なので短時間で終わった)。
インストールするつもりではなかった KB3000850 はインストールされなかったので
結果的にはオーライですが、何とも釈然としません。
「オプション」扱いだった KB3000850 がいつの間にか現れなくなって、
最近になって、今度は「重要」に格上げされて出現して、
そして上述の結果・・・
KB3000850 には謎が多い・・・
# オヤヂの勘では、KB3000850 のインストールは控えたほうがよい、です。
ブログ記事についてのお問い合わせは「質疑応答 掲示板」で・・・
ここをクリックして、北窓舎のサイトにもお立ち寄りください・・・
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■ Windows Update 2014年12月、合計 1GB というのは正しいのかな?
■ Windows 更新プログラムの品質低下はレイオフのせい?
コントロールパネルの Windows Update による適用、
そしてファイルをダウンロードして適用するスタンドアロンインストールです。
いずれの方法でも、自分の勘違いを除き、問題はありませんでした。
とはいえトラブル報告も少なくないので、
マイクロソフトの情報をまとめてみようと思います。
元にした情報は次です。
「November 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2」
さて、まとめ開始・・・
KB3000850 の対象:
Windows RT 8.1、Windows 8.1、そして Windows Server 2012 R2。
一言でいえば:
2014年 4月以降の更新プログラムをまとめたもの(ロールアップ)。
(なので、サイズが大きい、昔風にいえばサービスパック)
適用後の再起動:
インストール後には再起動が要求される。
サーバーなど、再起動による影響がある場合は要注意。
前提条件:
KB2919355 が適用済みであること。
なお、KB2919355 は 2014年 4月に公開された更新プログラムのロールアップ。
x64 版のダウンロードサイズは 690 MB。
# 思うに KB2919355 は今回の KB3000850 の前身。
KB3000850 の前提条件が KB2919355 で、KB2919355 にも前提条件があります。
前提条件が多重になっているため、
いずれかが満たされない場合にインストールできないなどのトラブルが発生するものと思われます。
【2014-11-30】
・・・余裕がないので、以下は少しずつ追記していきます・・・(T_T)
含まれる新機能や改善点:(・・・ここはオヤヂには理解困難ゾーン・・・(*_*;)
・ 言語パックの更新(Refreshed language packs)
・ Defence-in-depth(多層防御)、Schannel(Secure Channel)の強化
・ 新しいハードウェアへの対応(ブートシーケンス、SD カード、USB デバッギング)
・ ネットワークプリンターのサポート改善
・ クラスター下の仮想マシンの性能・信頼性向上
・ 管理容易性の改善
・ 付加的なハードウェアのサポート(サードパーティの暗号化を実装したデバイスの Windows 8.1 対応)
この更新プログラムは 201年4月以降のアップデートをすべて含む、サービスパック同様に十分に検証済みのロールアップ。
サービスパックと違うのは、バージョン番号が変わらないこと、認証を求めるような形での API 変更をしないこと。
既知の問題(Known issues):
# Windows Server 2012 R2 の場合は除いて記載します。
Windows 8.1 の場合のみ記載します。
・ KB3000850 をインストールする前に作った復元ポイントに戻そうとしたら、PCがクラッシュする:
対策:KB3000850 をアンインストールする:
コントロールパネルより「インストールされた更新プログラム」に進み、アンインストールする。
【2014-12-18 追記】
KB3000850 をインストールした結果、*.hlp(従来のヘルプファイル)が開けなくなる不具合があります。
(この現象については、松田さんからコメントを頂戴して知りました:本記事の末尾)
*.hlp は古い形式なので Windows 8.1 では開けないのが普通です。
開きたい時は WinHlp32(KB917607)をインストールします。
が、KB3000850 をインストールすると、WinHlp32 をインストールしていても、開けなくなる。
KB3000850 をアンインストールすると、開けるようになります。
【2015-03-04 追記】
「通りすがり」さん、「松田」さんがコメントを寄せてくださいました。
Windows Update から消えていた KB3000850 が 3月になって復活していた、とのコメントです。
# ご両人、どうもありがとうございます。
さて、オヤヂも確認してみました。
実マシン(仮想マシンではない)の Windows 8.1 で KB3000850 は見当たりませんでした。
(Windows Update 「更新プログラムの確認」では表示されませんでした)
が、仮想マシン(VirtualBox での Windows 8.1 64-bit)で「更新プログラムの確認」を行うと
KB3000850 が表示されました。
しかも、以前のように「オプション」ではなく「重要」として・・・
# この仮想マシンでは、KB3000850 をインストールし、その後アンインストールしています。
明示的に(と言うか、マニュアルで)アンインストールしたマシンでは KB3000850 が復活するのでしょうか?
ここで不可思議な現象に遭遇しました。
「重要」には4つの更新プログラムがありました。
2つにチェックが入っており、残りの2つにはチェックが入っていません。
KB3000850 にはチェックが入っていませんでした。
4つの更新プログラム:KB3000850 にチェックは入っていない
更新プログラムには適用順序があり、一気にすべてを適用できないことがあります。
つまり、Bのプログラムを適用するには、その前提としてAがインストールされていること・・・
そんな適用順序というか必要要件があります。
なので、まずはデフォルトでチェックの入っている2つから適用しようと思い[インストール]をクリックしました。
順次インストールが始まりました。
見ていると、なぜか、チェックの付いていない KB3000850 もインストールされ始めました。
これはサイズが大きいので時間もかかります。
不本意ですが、始まったインストールを途中で中止すると悪影響がでるかもしれません。
なので、黙って見ているしかありません。
が、ほどなくしてインストールが終わり、再起動が要求されました。
以前の経験では 5分・10分で終わるようなものではなかったはず・・・
で、再起動後に見ると「重要」な更新から KB300850 が消えていました。
インストールできた・・・と思うのが自然でしょう。
でも、そんなに短時間でインストールできるはずはない、
よく分からないなぁ・・・
「更新履歴の表示」を見ると、
KB3000850 はインストールに失敗していました(なので短時間で終わった)。
インストールするつもりではなかった KB3000850 はインストールされなかったので
結果的にはオーライですが、何とも釈然としません。
「オプション」扱いだった KB3000850 がいつの間にか現れなくなって、
最近になって、今度は「重要」に格上げされて出現して、
そして上述の結果・・・
KB3000850 には謎が多い・・・
# オヤヂの勘では、KB3000850 のインストールは控えたほうがよい、です。
ブログ記事についてのお問い合わせは「質疑応答 掲示板」で・・・
ここをクリックして、北窓舎のサイトにもお立ち寄りください・・・
KB3000850 を適用前後?から、Windows 8.1 で旧来の hlp 形式のヘルプファイルが開けなくなりました。
状況は、下記のMSコミュニティに投稿しています。
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows8_1-winapps/windows-81-%e3%81%a7%e6%97%a7%e6%9d%a5%e3%81%ae/d0ebec73-4d61-4711-90c7-9a0f00ed0fec
北の窓様のPCでは、いかがでしょうか?
さて、KB3000850 適用後の Windows 8.1 での *.hlp ファイルの表示について・・・
*.hlp ファイルを開いてみたところ(マイクロソフト:フォーラムモデレータ氏の書かれているとおり)「Windows ヘルプとサポート」画面で「このプログラムからヘルプを取得できない理由」との表示がありました。
松田さんはこれと同じ現象をさして、ヘルプファイルが開けなくなったとおっしゃっているのでしょうか?
A.KB3000850 を適用していないものでは、*.hlp がそれらしく表示されました。
B.KB3000850 を適用したものでは「このプログラムからヘルプを取得できない理由」と表示されました。
松田さんが推察されているように KB3000850 が *.hlp の表示を妨げている可能性があるように思います。
アップデートのアンインストールや再インストールもやっかいですし、hlpファイルも古くから使っているアプリなので、今更ヘルプも必須ではないので、今のままで行こうと思います。
どうも、ありがとうございます。
2月28日、更新チェックをしたら、アップデートを保留していたKB3000850が出なくなりました。
昨年いったんアンインストールし、月例のアップデート時にオプションとして出てきていましたが、でなくなりました。どうもMSの方で、何か処理したとしか思えません。以上、ご報告まで。
KB3000850 がオプションからも除外されたとのこと・・・知りませんでした。
おそらく松田さんのご推察のとおり、MS が自主削除(?)したのでしょうね(検索して、それを裏付ける情報は得られませんでしたが、たぶんそうだと思います)。
# 最近は Windows 10 や Android 関連ばかり気にしています・・・ (^-^;
2015/3/3にアップデートを見た所、こちらのKB3000850が「重要」になっていました。一応お知らせまで。
3月2日に松田さんから情報をいただいたときに Windows 8.1 にて確認した際には、KB3000850 は「重要」にも「オプション」にも見当たりませんでした。
今、Win. 8.1 Pro 64-bit および Win.10 Technical Preview(Pro. 64-bit, Build 9926)で確認しても見当たりませんでした。
「通りすがり」さんが KB3000850 をご覧になった Windows のバージョンは何ですか?
MSフォーラムに問い合わせても、明快な回答はなく、適用するか悩んでいます。
私も確認しました。
実環境(仮想マシンではない)で確認したときにはKB3000850 が見当たらなかったのですが、仮想マシン(VirtualBox の Windows 8.1)で見ると復活していました。この仮想マシンは、松田さんと以前 *hlp ファイル関連で使い、KB3000850 をインストールしてから、アンインストールしたものです。
KB3000850 を明示的にアンインストールしたマシンでは、それが復活した(Windows Update で現れた)ことになります。
この仮想マシンでは不可思議な現象が起こったので、ブログ記事本体に追記します。