スペインの光と影

Cottonwoodhill さんに触発されて
パコ・デ・ルシア（ＤＶＤ）を観ました．

音楽としてのパコ・デ・ルシアはとても情熱的で
付け加えることは何もありません．
ＤＶＤを観て気付いたのですが，
光と影の使い方が特徴的なのですね．

もとより彫りが深く，フラメンコを弾いて，
時折見せる苦味のある表情に，
扁平な鼻のオヤヂはつい見とれてしまいます．
それを強調するような光の当て方（逆に言えば，影の作り方）には感心してしまいます．

絵画のレンブラントも光の当て方が特徴的だと思ったことがあります．
レンブラントって確かオランダの人でしたよね．

で，パコ・デ・ルシアはスペインの人．
情熱の国にふさわしいギターを聴かせてくれます．
音符の多い音楽で人によっては「うるさい」とも言われるのですが，
根っこには「アルハンブラの思い出」に代表されるような哀調があります．

そんな音楽には，光と影が似合っているのかなぁ・・・

＃　上の画像は，'PACO DE LUCIA - light and shade-'（DVD）の
　　ワンショットです．　
　　このＤＶＤはパコ・デ・ルシアが語る自伝のようなもの．
　　副題が「light and shade／光と影」であることを投稿後に気付きました．