1月21日から「図書館向けデジタル化資料送信サービス」が始まります。
国会図書館により電子化された書籍・雑誌が、公共図書館・大学図書館で閲覧できます。
要するに、絶版になった本が端末で読めるということです(画像として、です)。
著作権の範囲内で印刷もできます。
ただし、国会図書館に申請して、それが認められた図書館に限ります。
で、2014年1月10日現在、その数はわずか 17館(申請があったのは 93館だとのこと)。
日本的でお役所らしいですね・・・
どこがそうなのか?
閲覧できるのが図書館に限定されること。
家庭で、いま流行りのスマホで、閲覧することはできません。
何百、何千という公共図書館・大学図書館があるなかで(*1)、
申請が 93館、承認されたのが 17館にすぎないこと。
(*1)公共図書館、大学図書館の数:
日本図書館協会の統計によると、2012年統計では約 4,900 館でした(短大、高専の図書館も含む)。
著作権法改正から時間が経っていないので時間不足なのか(スローモーな国・組織において、これは大きいと思います)、
国会図書館側でサービスのPR・広報、そもそもやる気が不足しているのか、
サービスを受ける図書館側で乗り気になれないのか/受益者のメリットを感じないのか、
申請手続きが煩瑣なのか/審査のハードルが高いのか・・・
# 「デジタル化資料送信サービス実施要領」というのをざっと読んでみましたが、
申請手続きが煩瑣・難しいとは思えませんでした。
オヤヂは研究者ではないので論文・古書などを読みたいとは思いませんが、
中高生の頃に読んだ本は今でも懐かしく・読みたいと思うことがあります。
# 対象となる書籍・雑誌・論文(の書誌情報)は公開されています。
中学生のとき夢中になった動物文学の「戸川幸夫」で調べたら何冊もありました。
読みたいです。
最寄の公共図書館でこのサービスが開始されたとしても、端末台数の制約などもあり
いつでもその気になったときに読めることは期待薄。
ましてやそこでサービスが開始されていなければ・・・(全国でわずか 17館ですからね)
「100万冊をあなたの街へ」ではなく「100万冊をあなたの家へ」・・・
自宅で読めるようになるのはいつのことでしょう。
国会図書館により電子化された書籍・雑誌が、公共図書館・大学図書館で閲覧できます。
要するに、絶版になった本が端末で読めるということです(画像として、です)。
著作権の範囲内で印刷もできます。
ただし、国会図書館に申請して、それが認められた図書館に限ります。
で、2014年1月10日現在、その数はわずか 17館(申請があったのは 93館だとのこと)。
日本的でお役所らしいですね・・・
どこがそうなのか?
閲覧できるのが図書館に限定されること。
家庭で、いま流行りのスマホで、閲覧することはできません。
何百、何千という公共図書館・大学図書館があるなかで(*1)、
申請が 93館、承認されたのが 17館にすぎないこと。
(*1)公共図書館、大学図書館の数:
日本図書館協会の統計によると、2012年統計では約 4,900 館でした(短大、高専の図書館も含む)。
著作権法改正から時間が経っていないので時間不足なのか(スローモーな国・組織において、これは大きいと思います)、
国会図書館側でサービスのPR・広報、そもそもやる気が不足しているのか、
サービスを受ける図書館側で乗り気になれないのか/受益者のメリットを感じないのか、
申請手続きが煩瑣なのか/審査のハードルが高いのか・・・
# 「デジタル化資料送信サービス実施要領」というのをざっと読んでみましたが、
申請手続きが煩瑣・難しいとは思えませんでした。
オヤヂは研究者ではないので論文・古書などを読みたいとは思いませんが、
中高生の頃に読んだ本は今でも懐かしく・読みたいと思うことがあります。
# 対象となる書籍・雑誌・論文(の書誌情報)は公開されています。
中学生のとき夢中になった動物文学の「戸川幸夫」で調べたら何冊もありました。
読みたいです。
最寄の公共図書館でこのサービスが開始されたとしても、端末台数の制約などもあり
いつでもその気になったときに読めることは期待薄。
ましてやそこでサービスが開始されていなければ・・・(全国でわずか 17館ですからね)
「100万冊をあなたの街へ」ではなく「100万冊をあなたの家へ」・・・
自宅で読めるようになるのはいつのことでしょう。
でも詳細な話があまりなく、システムの説明資料が出たのが8月末。説明会がすぐ9月上旬にあったという流れでした。
しかも、配信受ける側の図書館の閲覧や複写に関する規則が、配信条件と合わない場合は新たに整備する必要があるとなっていますが、どういう規則ならいいのかという説明は具体的にはなされていませんでした。
その説明がされている「よくあるご質問」が追加されたの今年になってからですし。
その関係もあって、先に始めた所の様子を見ようというところも多かったようです。
ただ、詳細があまり説明されなかったのは、国会側の怠慢というよりも、まだシステムなど詳細を整備中の時点で図書館側にサービス開始がアナウンスされたからのようでもあって、とにかく国会図書館側はサービス開始をかなり急いで行なおうとしていたようなので、開始当初で少ないのは大目に見てやってください。これから徐々に増えていくと思います。
申請から承認まで1~2ヶ月かかるとのことで、今の参加館は、かなり早くから申請出したところのみでしょうし。
事情を詳細にご説明いただき、ありがとうございました。関係者ではない者には内部事情を窺い知ることができないのでとても参考になりました。
失礼な言葉遣い(書き方)をしている箇所もあろうかと思いますが、記事自体を削除する予定はありません。不快に思われたとしたらお詫びいたします。
こんな事情自体は外からわかるはずもありませんし、結果から見れば、始まった当初、十数館しかやっていないという体たらくですので、指摘自体は受けて当然のことではあります。
不快に思ったというよりも、思わず事情を説明したくなって書きこんでしまったという感じですので、先のコメントを書きこんでおいてなんではありますが、あまりお気になさらず。
こういう事情が、とだけでも知っていただければ。
お目汚しすみません。
大学図書館のひとから聞いたところによると、
WinXPのサポート切れで端末の更新があるので、
それ以降に対応する予定だということでした。
年度末で業務が忙しくて準備する余裕がないのだとか。
コメントを頂き、ありがとうございました。
実はオヤヂは10年間大学に勤務し、最後の2年間は図書館でした(司書の資格はなく、システム屋としての異動でした。20年以上前のことですが)。
システム屋の視点では、WinXP 対応が遅い、サポート切れの1年前には対応を終えていてほしいと思いました。少なくとも大学図書館にはその程度は期待してしまいます。図書館員さんのおっしゃったとおりなら少し残念に思います。