教えること，学ぶこと・・・

オヤヂはこの４月より関係会社に出向となる．

出向の話を聞いたのは正月休み明けで，今月中旬からは
先方での打ち合わせに参加させて頂いている．
その中で気づいたのは，教えること・学ぶことの難しさである．

教育的配慮といえば美しいが，それが実を結ばないこともある．
教える側に工夫は必要だろうし，教わる側の受容力も必要だ．
学校でいえば先生と生徒．それぞれに資質が求められる．

資質以外にも，両者の関係性といおうか，距離感といおうか，
役職・資格や年齢の差，そんな部分も効果に影響すると思われる．

鉄は熱いうちに打てという．
教わる側が新入社員ではなく，ある程度の経験・経歴を
もっている場合は，冷えた鉄を打つものと心しなくてはならない．

馬を水場に連れていくことはできても水を飲ませることはできないともいう．
相手の意欲・受容力を問わざるを得ない．

昨今ではメンタルヘルスなる，オヤヂには好きになれない言葉が流行っている．
心の健康と素直に言うほうが良いと思うが，
カタカナ流行りの風潮なので目くじらを立てるほどでもなかろう．

・・・話が逸れた．
メンタルヘルスが問題になっている．
心のかすり傷が深い傷となり，意気阻喪し，出社できなくなるケースは珍しくなくなっている・

パワハラなどという（妙な略）語も見かける．
教え・学びの文脈でいえば，鉄を打つ力が強すぎる，水を強要するということだろう．

教わる／学ぶ側の心に傷がついたり，教える側のパワーが強すぎれば，効果は出ない．
狙いと結果のすれ違いに気付くべきは教える側であろう．
同時に，教わる側にも学ぼうとする姿勢・努力が必要だ．

・・・今は第三者の立場で，教える側・学ぶ側を見ている．
明日は我が身だ．
自身に問題提起はしているが，具体的方策はまだ見つかっていない．